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江古田十条 ekoda jujo
2021年7月7日 12:32
地に足を着けば溺れ呼吸するために水面から顔を出せば浮き足立つ水深2メートルの世界で酸素ボンベもシュノーケルもないまま常にチアノーゼに怯えながら大して深くもない浅瀬で右往左往している深く潜り込む能力や機能も遠くまで泳いで行く気力や体力もないくせに水中から出て陸地に上がる勇気もない何もかもが恐ろしくたまに水面から陸地の様子を伺いながら見上げた空のあまりの青さと広さに絶句
2021年7月6日 08:57
薄く伸びる細い線が輪郭を描き切る前にところどころ途切れながら続いている線が重なり合う部分だけがほんの少し鮮明に浮かび上がる曖昧で取り留めのない線が大した意味も理由も授けられないまま緩やかな曲線を描いているなめらかに上昇したり垂直に下降したりぶつかって交差したり並んで平行したり無数の線が脈絡もなく描かれている途切れてかすれた線はどこかに続いていた