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江古田十条 ekoda jujo
2020年12月11日 07:04
手放すと決めた時にはもう遠く離れて残酷なまでにあっさり言葉も交わさず何もいらないと感じた時にはもう遠く離れて余韻に浸ることもなく瞬く間に消え失せ離れていくのを見届けることもせず背を向け足音もなく気配を消し始めから何もなかったようにはなれて
2020年12月10日 09:18
いつから自分の足で自分の力だけで立っていると勘違いしていた一歩一歩地面をしっかりと足の裏で捉えて着実に前へ前へ進んでいると勘違いしていた上昇は下降であり下降はやはり下降であり前進は後退であり後退もやはり後退でありチャンスはピンチでありピンチは決定的にピンチであったろう何故それを忘れた何故人並みにうまくいくと思い込んだ何故地に足が着いていると錯覚した跳
2020年12月5日 08:47
全てが水泡に帰す様を目に焼き付けることがあらかじめ決められた運命かのようにあらゆる物事が進む時種を蒔き苗を植え細やかに剪定をしひと時も配慮を怠らずやがて実を結ぶことを夢見ながら穏やかな心を保ち続け少しぐらいの不条理は和やかに見送り誰のことも咎めず研鑽を積み自己を錬磨し労を惜しまず慈愛の心を持って日々を過ごしてもそれでも何一つ成果を得られなかった時讃