見出し画像

海外アイドルにしかハマったことがない私がタイプロにハマった話

気が付けば、noteの更新がもう3年近く滞ってしまっていたのに気が付いた2025年。
今年は、ハマったものや感じたことをしっかりアウトプットして言語化していく作業をしたいなと思い、最近もっぱら世間の話題の中心になっている「timelesz project(タイプロ)」の話を書きたいと思う。

そもそも「timelesz project(タイプロ)」とは
timelesz(元Sexy Zone)が新メンバーを見つける「仲間探し」のオーディション番組だ。

私は昨年9月から、何の気なしに軽い気持ちで視聴し始めたのだが、
軽い気持ちで見るには心が持たないほど、回を追うごとに号泣しながら毎週末を迎えるくらいにハマってしまった。

今回なぜここまで自分が「タイプロ」にハマっているのかとふと考えたときに、共通点が多かったのがイギリスのボーイズグループ「ONEDIRECTION」だ。
元々、私は日本の「男性アイドル」にどっぷりハマったことがなく、
唯一、FCにも入会しライブツアーがあれば全通は当たり前、追っかけも必死になるほどにハマったのが彼らだった。

「ONEDIRECTION」は、イギリスのオーディション番組「Xファクター」から誕生した、私と同世代・90年代生まれのミレニアル世代5人組のグループ(現在は、活動休止中、1名脱退・1名他界し3名が在籍)。
自分と同世代の青年たちが、大きな夢を持ってオーディションを受け、そこから世界中で名を知らない人はいないくらいビッグアーティストへと駆け上がっていく姿に、当時の10代の高校生だった私は夢中になり、夢を叶えて活躍する素晴らしさをいちファンとしてうれしく思うと同時に、グループ活動の難しさやエンターテインメント業界の闇や自分たちを取り巻く環境の変化に翻弄され葛藤する彼らを見て、この業界の厳しさを感じたのも「ONEDIRECTION」が初めてだった。

前段でも書いたように、「ONEDIRECTION」は元メンバーZaynの脱退後、2015年Zayn脱退後初のアルバム(MADE in the A.M.)をリリースしたのち、活動を休止。
世界中のファンの活動再開を望む声が多い中、ソロ活動をメインに活動を継続していた。
活動を休止した根底にある理由は、定かではないが、5人で活動をしている時からメンバー同士の衝突や目指したいアーティスト像の違いなど、グループ活動において度々取りざたされる問題が数多く報道されており、考えの違う人間が足並みをそろえて同じグループで活動していく難しさを私は彼らから感じていた。
2016年からソロ活動をメインに活動をし始めてから早8年、昨年10月にメンバーの一人Liamが転落事故により、帰らぬ人となった。
激動のグループ遍歴を経て、アーティスト活動にもグループ活動を継続するのも「永遠はない」ということを強く感じたのも「ONEDIRECTION」が初めてだった。

今回のタイプロの趣旨は「仲間探し」。
相次ぐメンバーの脱退を機に、これからtimeleszがどのような舵をとっていくのか、残った現メンバーの3人が決断したのは「新メンバー」のオーディションだった。
「RIDE ON TIME」というドキュメンタリー番組で
https://youtu.be/ykaoK1_FwRw?si=Y1QFR2xXKtzf7rMR
風磨くんが、
『20年後も5人で活動していたいですけどね。祈っててください。(意訳)』と話していた姿が印象的で、「この先グループとしてどうなっていくかは想像できないしできればこのままこのメンバーで走り続けて活躍したい」という気持ちがあることが感じられた言葉だったので、このオーディションの実施を提案したのが彼だったと知った時にはとても驚いた。
「ONEDIRECTION」同様、活動を休止してソロ活動に専念することも、3人だけで活動を続けることもいろいろな選択肢があった中で、あえて
新メンバー募集のオーディションを行うに至った背景がとても興味深く、
今思えばそこが「タイプロ」にハマる入口だったように思う。

1万8千通近くの一般公募に加えて、4次審査からtimeleszと同様のSTART entertainment所属の俳優として活躍する候補者たちが参加。
特に私と同い年の原嘉孝くん、現メンバーの菊池風磨くんと同い年で同期の寺西拓人くんが30歳を目前にして、「やっぱりアイドルに挑戦したい」と並々ならぬ決意でこのオーディションに挑戦している姿に応援しないわけにはいかないだろ!!!!という謎の使命感すら沸くくらいに、心が震えたし、エンターテインメントの業界だろうと何だろうと、人生において何かとひとつの節目としてカウントされる「30歳」というタイミングが近づいている私にとっても、他人事のように感じられず自分の今と重ねながら、どっぷりとその魅力にハマっていったのは言うまでもない。。。

本気でtimeleszとして売れるために、新しい「仲間探し」に全力を注いでいる現メンバー3名のまなざし、言葉、思い、すべてに熱い気持ちがこのオーディションを通して伝わってきて、グループで長年活動することの厳しさ、自分たちに「永遠はない」ということ、今が正念場であることを身をもって感じている彼らだからこそ、彼らが選ぶメンバーがどのような人なのか、今週末の新メンバー発表までわくわくとそわそわで仕事中も思わず考えてしまうくらい待ちきれない。

私が初めてハマった「ONEDIRECTION」と同様、様々な紆余曲折を経て
グループとして間違いなく大きな転機となる仲間探しのオーディションに踏み切ったtimelesz、そして人生の節目に並々ならぬ決意でオーディションに参加することを決断した候補生たちの人生の新章がどうなるのか、そして「永遠はない」人生だからこそ、今を懸命に生き挑戦し続ける彼らをこれからも見守り応援し続けたいと思う。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集