クラビのワンデートーナメント、注目の侍ファイター「中村慎之介」は初戦で敗退(ムエタイ)
2月5日にクラビのインターナショナルボクシングスタジアムで行われた、「60キロ級 クラビ・ムエタイチャンピオン決定トーナメント」にバンコク在住の日本人ファイター、中村慎之介が出場したが、イランのアニル・メサ選手に判定負けで初戦で姿を消した。
※タイランドハイパーリンクス・2023年2月7日掲載
このトーナメントはタイ、日本、マレーシア、イラン、ロシアと国際色豊かな強豪が集結し、賞金100,000バーツを掛けて3ラウンドのムエタイマッチを戦うというもの。
トーナメントの第一試合として行われた中村対アニル戦は、2ラウンドに中村選手がダウン。アニル選手が左バックブローを放った際に、左腕部分が中村選手の顔面に直撃した。
幸いダウンのダメージは少なく、反撃に転じた中村選手がアニル選手の顔面をヒジで切り裂き、追い上げるという展開となり、再三アニル選手のボディーにパンチやヒザを集めて効かせるも、中村選手は2ラウンドのダウンで失ったポイントが大きかった模様で、判定はアニル選手を支持した。
ダメージの残るアニル選手は、次の準決勝でロシアのサファ選手に1ラウンド左フック一発でKO負けとなり、そこで敗退した。
アニル選手は中村選手との初戦から、左腕に違和感を覚えており、病院で左腕の骨が折れていたことが判明した。バックブローで中村選手からダウンを奪った際に折れたと見られる。
トーナメント決勝は、タイのペットシウィチャイ選手がアニル選手にKO勝ちしたサファ選手を下して、60キロ級・クラビ・ムエタイチャンピオンとなった。
決勝進出者は1日に三試合をこなすことになり、なかなか過酷なイベントである。
初戦敗退となった中村選手は、クラビではサポートメンバーがいたものの、バンコクからの一人での遠征で、いつもと違う緊張感、恐怖心もあったとのこと。支援者やファンからの応援サポートに感謝したいと述べている。
今回の試合で身体に残るダメージもなく、今後もハイペースで試合をこなしていく方針で、次戦は主戦場となっているバンコク、ラジャダムナンスタジアムの「RAJADAMUNEN KNOCK OUT」に出場することになるとのこと。
次戦の日程は2月24日(金)またはその前後となる見込み。中村選手の試合の予定は、所属のジッティジムのFacebookページなどでアップされる。
記事掲載のタイランドハイパーリンクスのリンク↓
中村慎之介選手の紹介はこちら ↓
photo credit:Krabi International Boxing Stadium
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?