【男性育休】「イクメン」が嫌いな私は「イクメン」に感謝する
イクメンという言葉が嫌いだ。
正確に言うと、だんだん嫌いになっていった。
子育て関連のnoteを読んでいて感じるが、男女問わずそう思っている人は、他にも結構いるようだ。
子どもと一緒に子育て支援センターのイベントに参加したり、遊びに行って過ごしたりしていると、スタッフやボランティアの方、よそのママから、
「おむつ替えるのうまいね」
「子どもあやすの上手ね」
「お父さんが子守して偉いね」
「イクメン!!」
などと言われる。
ほぼ、100パーの確率で言われる。
育休を取りはじめの頃は、そうやってチヤホヤされるのが嬉しくて、誇らしくて、一瞬調子に乗ったこともあった。
アラフィフのおじさんが、普通に生活しているとそんなに褒めてもらえることは、まずないからだ。
ただ時間が経つにつれ、だんだんと違和感を覚えるようになっていった。
親が子どもを育てるのは自然なことなのに、男性がそれをすることが、みょうに特別扱いされていて不自然に思えたからだ。
お父さん偉いね、と言われても本当に偉いのは、
お産を頑張って、子どもを生んでくれた妻です!
と心の中では思っていた。
ここ2週間で、たくさんの「イクメン」を頂戴した。
子どもの遊び場や支援センターに行くのが久しぶりだったので、相変わらずだなあと右から左で聞いていたが、家に帰ってふと思った。
「イクメン」は「ありがとう」のきっかけにすればいい。
イクメン発言をされるたびに、本当に偉いのは妻。
妻に感謝する時間がまた来た!
と。
子どもが生まれて、子育てが始まるとなにもかもが新鮮で、それまでとは違う毎日になる。非日常が訪れる。
でも、時が経つにつれて、子どものいる生活や子育ては当たり前になって、すっかり日常になる。
そして、子どもとの生活は、やることが盛りだくさんであっという間に時間が過ぎる。
そうなると、
・妻のお産に立ち会ったこと
・あまりにツラそうで死ぬんじゃないかと気が気でなかったこと
・そうやって、身を削って子どもを生んでくれたこと
そういった思い出や、ありがとうの気持ちなんかは日常の端に追いやられ、だんだん薄まっていく気がする。
でも、「イクメン」は、そんな記憶や感謝の気持ちを思い出すためのスイッチにすればいい。
「イクメン」に感謝しよう(=^・^=)
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