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ねこ目線で書かれたリアリズム絵本『でんにゃ』

子どもと一緒に、『でんにゃ』という絵本を読んだ。家の近所の図書館で借りてきた本だ。

この絵本は、徹底したねこ目線で書かれていて、ねこが好きな人、もしくはねこを飼ったことのある人ならきっと共感できる圧倒的なリアルが炸裂している。

主人公は、ねこの電車。

でも、電車なのに、やることなすこと、いちいちねこなのだ。

例えば、「さかなや」という駅では、停車中に乗客の他のねこと一緒に、売られている魚を食べたり。

また、走行中にねずみを発見すれば、勝手に特急運転に切り替えて、ねずみを追いかけ始めたり。

あげく、ねずみに夢中になるあまり、線路を脱線してみたり。

とにかく、ねこなのだ。

こんな風にねこは、自由気ままで予測不能。
そして、ブレないメンタルも持っている。

私は、ねこのそんなところに惹かれる。

子どもが生まれて、絵本をたくさん読むようになった。

絵本を読んでいると、予定調和でない、自由すぎる展開で、意味がわからないのものが結構あることに気づく。

最初戸惑うが、なんかじわじわきて、クセになる感じ。

これ、ねこに似てるかも。

だから私は、絵本も好きになった。
子どもと図書館に行くのが楽しい。

ちなみに、『でんにゃ』はとんでもない終わり方をする。

絵本らしくて、痺れた(=^・^=)





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