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【男性育休】家事と育児はクルマの運転に似てるかも


家事と育児は、クルマの運転に似ている


この1年、育児休業を取って学んだこと。

夫婦生活を、育休を機嫌よく過ごすためのキーワードのひとつな気がしている。

今月で娘が1歳になり、私の育休は間もなく終わりを迎える。

そんな中、体調を壊した。
この2週間くらい、ほとんど寝て過ごしている。

なので、大半の家事、育児を妻がワンオペしてくれている。
そして、日々「お腹痛い・・・」と悶えている私に、妻は「別々に寝よう」と提案してくれた。

これが効果絶大だった。

体調不良の原因は睡眠不足では?と妻は読んでいた。

3か月くらい前から始まった娘の夜泣き、夜遊び、そして深夜のミルク。
それらに夫婦2人で起きて対応し、落ち着いたら寝るということを続けていた。

でも、自分は二度寝ができないことが多かった。そして、寝られないまま、睡眠時間4、5時間とかで早朝のランニングに行ったりしていた。

そして、日中は娘を子育て支援センターに遊びに連れていったり、離乳食をつくったり、家事をしたりして、昼寝もほぼしていなかった。

そんな生活を2か月くらい続けて、「慢性小腸炎を発症」という顛末。


寝る部屋を分けて1週間が経つが、明らかに違う。
夜中トイレで起きることはあっても、すぐ二度寝できて朝までグッスリ眠れる。毎日8時間くらいは寝ている。

すると、体調が確実によくなってきた。

睡眠の大切さを、あらためて実感している日々だ。


そして、睡眠と同じように子育てにおける「休憩」についても考えた。

私が倒れている間、妻は副業準備の手を休めてほぼワンオペをしてくれた。

家事と育児から少し離れたことで、リフレッシュもできた気もしている。

そんな子育ての休憩について、たとえがすごく秀逸だなと感心した本がある。

『育児ハック』ヨッピーさん著


話し言葉のような、かなりくだけた文体で、育児や家事について面白おかしく書かれているが、大事なことにもたくさん触れられている。

この寝たきり生活中に手に取った1冊だが、内容はこんな感じだった。


・育児って、実はひとつひとつはそんなに大変じゃない。オムツを替えるとかミルクをあげるとか、着替えさせるとか

・でも、それがずーっと続くとしんどくなる

・それは、クルマの運転に似てる。短時間ならいいけど、12時間とか長時間ドライブは疲れる

・自分が運転中に、助手席のパートナーが「疲れたでしょ、ウインカー出してあげるよ」と言ってくれるのはありがたいけど、「それなら運転変わって!」と言いたい

・育児もそれと同じで、オムツ替えとかお風呂に入れるとか、細切れのタスクを変わるのではなく、メイン担当は時間を区切ってスパッと交代することが大事ではないか

・そして、車の運転を変わるには車の免許が必要。つまり、運転できる能力が要る。もし、パートナーが持ってないと、結局自分が運転せざるを得ない

・同じように家事育児を交代できるには、それができる能力が必要

・もしそれがないと結局、「3時間好きにしていいよ」、なんて言っても、「オムツどこだっけ?」とか「離乳食って何あげればいいんだっけ?」とお伺い立てていると、パートナーは休めなくて「もういい!私がやる」となる

・なので、「ワンオペの日」をつくったほうがいい

・ずっと運転していないとペーパードライバー化して運転できなくなるのと同じで、家事育児もやる習慣がないとそのうちできなくなる

・「ワンオペの日」、または「ワンオペの時間」をつくってひととおり家事育児をできるようにしておく

・同時に、最初のうちはパートナーができていなくても怒ったりせず長い目で、家事育児に慣れていくことが大切


これまで私たち夫婦は、それぞれで何度かワンオペをしていた。

妻がぎっくり腰で寝込んだ時。
妻が友だちと飲み会に行った時。
私がライブを観に行った時。
私が風邪で寝込んだ時。

今回、育休も最終盤なのに体調を崩してけっこう凹んだけど、あらためて得られた大きな学びだった気がしている。

寝る部屋を分ける提案をしてくれ、ワンオペを続けてくれた妻はさすがだ。
感謝しかない。

明日の晩、妻は出かけて帰りが遅くなる。
そして、来月は友人たちと1泊旅行の予定もある。

次は私のワンオペの時間だ!

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