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【男性育休】ベビーカートリップ

noteを読んでいると、スッキリすることが多い。

そうそう、おれもそう思っていた。
おれもそういうことが言いたかったんだよ!

と共感できる瞬間がたくさんある。
先輩クリエイターさんたちが、自分の思いをみごとに言語化してくれていて、考えが整理されることもあるからだ。


10月になり、ようやく暑さもやわらいできたので、子どもとのお散歩を再開した。

平日の真っ昼間 子供と散歩に出かける
父親が押すベビーカー 気付けばそんなに見かけない
みんな働いてんだ 朝から晩までどっかで
オレは陽なた見つけては 子供と二人日光浴

これは、YO-KINGの『ベビーカートリップ』という曲の歌いだし。
私はだっこ紐を愛用しているので、「ベビーカー」の部分以外は、自分そのまんまだった。


その後も、

子供と二人で キラキラ川面ぼおっと眺めてる
幸福のシャワーが 突然オレに降り注いだ
ハイで穏やかで とてつもない喜びでとんだ

という感じで、やってることが、まる被りしている。

川を流れる水の音、陽の光できらめいている川面、秋の風。。。

自分が、いいなと感じるものが集まって、幸せな気分で満たしてくれる感じ。

ゆるい時間だけど、気持ちの昂ぶりは最高潮なのだ。

ミュージシャンや作詞家といった人たちも、言語化の名人だ、とあらためて思った。

この曲の終盤、

この喜びと一度繋がってしまったら 坂道転がるように
楽しくなっていく 切なくなっていく

という表現がある。

特に、「切なくなっていく」に強く反応してしまう。

それはおそらく、いまを起点に過去と未来を見ているから。

子どもが生まれてから8か月間、いろんな経験をした。
尊い瞬間も多く、このまま時が止まってほしいと思うこともあった。

でも、もう戻れない。

そして、この幸せな瞬間は、いましか味わえない。

いまとまったく同じことは、この後きっと経験できない。

楽しいけど、切ない。

『ベビーカートリップ』は、子どもと過ごす何気ない日常の風景だけでなく、そんな矛盾した感情までもきちんと言語化してくれている。

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