公職選挙法はおかきに謝るべき
議員になって、気を付けなければいけないのが「公職選挙法」。
法律を守るのは当然のことですし、ましてや公職につくものが法律違反なんてとんでもないことですよね。
・・が、この公職選挙法、なかなかの曲者でして生活者の感覚だと「意味が分からない!」というものが結構あります。
たとえば、選挙区の住民に対して年賀状を出してはいけません。正確には「全て手書きの年賀状は出して良し!それ以外は公職選挙法違反!!!」です。
年賀状=賄賂ってことですね。
同様にケーキを出してもダメです。地方議員は選挙区に住んでいる必要がありますが、ご近所さんとのホームパーティーでケーキをお土産に持っていくと公職選挙法違反です。
これだとご近所付き合いすらできないじゃないの!!!ということで選挙管理委員会に確認したところ「おかきなら出しても良いです」とのこと。
つまり、
公職選挙法的にはケーキ=価値がある。おかき=価値が無い
という判断ってことですよね!
おかきに謝って!!
まあ、とにかく公職選挙法はうっかりの落とし穴があるので「これはOK」「これはNG」のラインを常に確認しながら活動する必要があります。
国会議員なんかで「こんなの地元で配って完全NGじゃないの!」みたいな報道があった後も本人ノーダメージだったりするのを見ると釈然としなかったりもします。
法は法なので、守るべき。その上で変な法律は改正していって欲しいですけどね。
2022年追記
この漫画描いた後でネット選挙が解禁になったり、公職選挙法も少しづつですが時代変化に対応しているようです。ケーキが解禁されたかは不明です!
オダリエ