移動式オンライン配信セットつくりました
移動式配信セットつくりました。スイッチャーを棚に固定して配線ごとスーツケースに入れたという小ネタです。
「場所に縛られない」の追求
人を集めたイベントが開催しにくくなったことを背景に、オンライン配信のニーズが高まった。カメラの世界に沼があるようにオンライン配信の世界にも沼がある。最初はスマホカメラの配信で事足りたのが、ちゃんとしたカメラの映像を求めだし、複数のカメラを切り替えたくなるとスイッチャーを導入しだす。外部マイクやらテロップ挿入PCやらで配線まわりが増える。
クオリティを求めると機材は増え、場所に縛られないためにオンライン配信を始めたのに、いつしか配信スタジオの場所に縛られてしまうというジレンマを抱える。もっと自由になりたい!という課題意識から、移動式オンライン配信セットを開発した。
スーツケースに入る配信ラックを作った
遠出することが少なくなって眠っていたスーツケースを引っ張り出す。だいたいのサイズをはかって、ホームセンターで棚を作るための木材をゲットしてきた。コーナンのフリーラックポール(スリム)を選んだ。一回り大きいツーバイフォーだと太すぎるのでスリムが良い。
日曜大工みたいなもので、適当に鞄のサイズに合わせて「こんなもんかなー」というノリでカットする。
スーツケースに当ててみて、すっぽりおさまって閉まることを確認する。持ち手の凹凸があるので、そこに棚の支柱がフィットするように合わせた。
棚の高さも自由がきくので、隙間にLED照明やパソコンやカメラバッグが入るようにカスタマイズしてビス止めした。
スイッチャーとコンセントは棚に固定していて、スーツケースから取り出してコンセントを刺せば、配信セットとなる。
この夏は地元劇団の公演のオンライン配信を手伝うことになった。自分への投資だとかなんとか理由を付けてVLOGCAMを買ったった。既に持っているGoPro HERO7 BLACKと組み合わせて2カメの俯瞰&アップを切り替えて配信する予定。
無事に配信できたら日本酒をゴチになる約束なので、今回は「オンライン配信でメシを食う」の準備編となる。
備忘録:カメラ選定など
カメラがライブ配信に適しているか判断する際に注目する仕様
1. HDMIパススルー(クリーン出力と呼んだりもする)に対応している
2. 給電しながら撮影しなくても待機していられる
「1.」のHDMIパススルーは、HDMI出力先にUI表示なしに映像だけが出力できるという仕様。以下の記事にまとめられていたので、安い中古のカメラを選ぶ場合には参考になりそう。
たまたま持っていたGoPro HERO 7 Blackでも対応していた。「HDMI 出力」を選択して「Live」に変更することでHDMI出力側にUI表示なく映像だけ出力することができることが、公式のTIPSに書いていた。
ソフトウェア処理による安定化・色補正がウリながら、遅延につながるのでオフっておくことが紹介されていた。ライヴ配信ではカメラ固定でブレないので安定化する必要がない。
調べた事など書き足す予定。