#0168 自分を客観視する自分を作って「恥ずかしい」や「緊張」に打ち克とう
こんにちは。釧路出身の小田原です。
私たちの行動にブレーキをかける感情のひとつに「恥ずかしい」という気持ちがあります。
思い切った行動や新たな挑戦をする際に、この感情が頭をもたげてくることはありませんか?
「失敗したら恥ずかしい」
「間違えたら恥ずかしい」などなど
しかし、冷静に考えてみると、「恥ずかしい」と感じているのは自分だけであって、周りは気にしていないことが多いのです。これは、私たちが自分に対して過剰に意識を向けているからこそ生まれる感情です。
以前、恥ずかしいにフォーカスしてnoteを書いたので、詳しくはそちらに譲るとして、「恥ずかしい」という気持ちは、自己防衛の一種であり、自分の心を守る役割を持っている一方、その感情が先行しすぎると、行動する勇気を失い、成長の機会を逃してしまうこともあります。
周囲の人は、自分が「恥ずかしい」と感じることをほとんど気にしていませんし、仮に気づいたとしても、次の日には忘れてしまうものです。そう考えると、「恥ずかしい」という感情は案外どうでもいいものなのかもしれません。
この考え方は、「緊張」にも通じるのではと最近思いました。
人前で話す場面や、大事なプレゼンテーションの場で感じる「緊張」もまた、自意識過剰から生まれるものではないでしょうか。
○自分で自分を見たり聞いたりして「客観視する自分」を作る
特にプレゼンテーションを行っている最中は、自分のことでいっぱいになりがちです。
ですが、本来プレゼンテーションとは、相手に伝えることが目的ですから、相手に興味を持ち、自分の伝えたいことに集中することが大切だと思います。
そのために、自分自身を客観視するもう一人の自分を作る練習をするというのは如何でしょうか。
実際にiPhoneで自分が話しているのを録画し、あとで見返すと、自分がどのように見えているのか、どのように話しているのかを客観的に見ることが出来ます。これは9月9日の木下斉さんの放送がきっかけでトライしてみました。
自分の映像や声を見たり聞いたりするのは耐え難いものがありました。
しかし、慣れてくると、冷静な状態で自分のプレゼンを客観視することができるようになります。
これはとても大切なプロセスなのではないかと思うのです。
等身大の自分を知ることで、自分の強みや改善点を見つけ出し、プレゼンや日頃の話し方に活かすことができるのです。
何度か映像をみていると、その視点で自分を見る映像が脳内再生できるようになってきました。正直、自分を見たり聞いたりするのは堪えがたく、慣れることはないのですが、客観視する視点を獲得できることは大きな効能ではないかと思います。
○プレゼンテーションの「プレゼンス」
プレゼンテーションの「プレゼンス」とは、存在感や信頼感、そしてこれまでの自分の行動や意思決定の積み重ねを「プレゼント」する行為です。
だからこそ、プレゼンの場では自分自身に意識を向けすぎるのではなく、相手に意識を向け、自分を「プレゼント」するような気持ちで臨むべきです。
そうすることで、伝えたいことが相手により深く伝わるはずです。
恥ずかしい気持ちや緊張感にとらわれず、自分を客観的に見つめ、相手のことを考えながら自分をプレゼントする――そんな姿勢で、日々のコミュニケーションやプレゼンテーションを楽しんでみてみると、今までとはまた違う景色が見えてくるのではないかなと思います。