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遠近で戦ぐを知らぬモノたちが我が先だと煽られ騒ぐ ******** バタバタガタガタと音…
休むかと一息つけよと涼風が踝辺りをくるり一周 ******** 少し過ごしやすいと思った…
指の間をすり抜けてゆくだけの風覚束なさに戸惑いぎゅっと ******** 靴と靴下に締め…
靡くままに任せ千切れて行きたげな裾を連れ連れ差す白日傘 ******** 終わりかけにな…
「踊れば?」と囁きながら初夏の風が行き交う こっちに来んな ******** 身軽さって…
クロワッサンクリームパンにチョココロネ空のパン屋に角食はなし 白き雲安堵の思いで眺めやる雨にも雪にもならぬようだと 千切れるか離れ行くのか見るものの心を映し流れ雲ゆく
湯浴みして踵(きびす)撫でゆく風に問ふ今日の私はいい子でしたか