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台所短歌

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台所から生まれた31文字
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2024年11月の記事一覧

お陽さまと風を含んで膨らんだもふもふ達と行こう さあ冬

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冬物を色々買い揃えた。モフモフも色んな種類があって肌触りが良いのはどれだろうなんて悩んだり。結局どれだけ空気を含むかなのかもと思う今日このごろ。モフモフがホッとする季節になってきた。少しでも快適でありますように。

苧環
8時間前
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棚ひとつ掛けてひとりでほくそ笑む日々日々なんてそれほどのもの

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台所に棚をひとつ。処分しようか悩んでた棚板の行き場が出来て良かった。軽い物しか乗せないつもりなので落ちてはこないだろう。たぶん…
引き出しの開け閉めが要らなくなった分少し楽しくなるかな。

苧環
21時間前
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私の風を感じてくれるのか薄い葉先をしゃらしゃら揺らし

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軽ければ軽いほど敏感なんだと小さな鉢を置いて知った。締め切った部屋にも空気の流れはある。小さな風なら誰にでも起こせる。微動だにせぬものもいるけれど

苧環
2日前
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今ここに在るものだけがすべてだと藍に溶けゆく橙のひ

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日の出が遅くなって朝焼けがまた見られる。カーテンを全開にしてぼんやりと眺める。ひんやりと寄せてくる冷気は夜の名残というよりは朝の訪れ?写真!写真!とおたおたしてる間に色合いが変わってしまう。目を離したら負け!の時間。

苧環
3日前
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蒲公英の綿毛を巡る幼児は宇宙を跳ねる彗星のごと

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秋の午後の陽を受けて草むらに点在するまんまるな綿毛が銀色に浮かび上がる。惑星みたい と思うまもなくチビが走り抜けてゆく。
ふぅふうと吹いてもなかなか飛んでくれないとつまらないみたい。笑

苧環
5日前
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