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台所短歌

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2021年9月の記事一覧

うんうんと頷くだけでいいのにと吐いた言葉を掃き集めたし

苧環
3年前
19

優しさと配慮の末と言葉みな読み取れたなら世界は無敵

苧環
3年前
22

散りゆくは青葉のままの樹々でなくあれもこれもの心のカケラ

苧環
3年前
23

あれこれと理由つけても結局は好きか嫌いか嫉妬に帰着


苧環
3年前
24

そも君は何処から来たのと問いかけて背を撫でてみる我の中の子

苧環
3年前
21

月金で進んでいくよ何もかも弾かれてる気が 秋も色濃く

苧環
3年前
25

欠けた分どこにやったと泣く子らの駄々を羨む秋の夜長に

いざ酔はむうつろふ月をただ待たば杯に水さす宵の秋雨

苧環
3年前
20

伸びすれば届くかに見ゆ月のままあってくれろと指先に風

********
後少し課金すれば手に入ると言うものが増えた。チリも積もれば…である。届かないのは寂しいけど、背伸びばかりしてるとそのうち池にぽちゃん。届かないのが当たり前で諦められてた頃。知らない が最良のこともある。

苧環
3年前
17

眺めやる月が満ちたといふ空に掛かるは雲か我が身のうさか

苧環
3年前
20

満ち足りる一夜にかける君を見るまるで明日には消えるかのよな

苧環
3年前
16

キミとボクたぶん意味合い違うよね「あう」ということただそれだけも

苧環
3年前
18

関節のひとつに過ぎぬ君のことここまで思う季節他になく ************ 肘を越え…

苧環
3年前
26

湯上がりの心地のままでいられたら秋の風さえ愛しいのかな