【新スタッフ紹介】NARUに新スタッフが加入しました!
こんにちは!
3月18日より、マチ・ヒト・シゴトの結び場NARUに新スタッフが加入いたしました。
インタビュー形式で紹介できればと思いますので、最後までご覧ください!
ープロフィールを教えて下さい
角 遥香と申します。南相馬市鹿島区生まれ、現在は相馬市在住です。
高校卒業後は、都内の服飾専門学校に進学。
在学中は、ファッションのフリーマガジンの編集長やファッション好きが集まるDJイベントの企画・運営など、幅広く活動していました。
専門学校卒業後、高円寺にある古着屋に就職しましたが、出産を機に、19年秋に実家のある相馬市へUターン。
子育て・家事・生活のためにだけしていたバイトの日々で、孤独や疲弊を感じ、「自分自身の人生は終わってしまったんだ」と思っていたところに、icoiさんとNARUの存在を知りました。
ママになっても、田舎でも、やりたいことをしてキラキラと活動している姿に感動し、icoiの活動に参加したりなど、大好きな”古着”という分野で精力的に活動するようになりました。
23年秋には自分のお店も開業させました。
ーなんと!起業までしたのですね!
服に興味を持ち、さらにはその分野で起業までしているはるかさんですが、
活動の軸となったきっかけなどはありますか?
小学校高学年の時、いじめにあっていました。生まれ持った特性が、人と違っていたのだと私は認識しているのですが、同時期にギャル文化がピークを迎えていて。当時流行していたギャルブランドの派手なお洋服を、一つ、自分に取り入れてみた時に「これは私の味方だ!」と。人に嫌われるのを恐れずに自分という人間を貫く、ギャルマインドを手に入れました。笑
また、高校1年生の時には不登校になったのですが、その時に仙台の古着屋ではじめて買ったのがオーバーオールでした。当時自分には何も取り柄がないと暗かった私が、それを着た時に唯一無二感を感じ、自信を持って、前を見て、外を歩けるようになりました。
さらに、自分がいつまでも子ども・少女の心でいたい気持ちがあるんだな、と気付いたことで服飾でそれを表現したい!人の心を救いたい!と思い上京を経て、今に至ります。
地域で、福島で、服に関する事業を展開していく上で、人や物、思い出などを繋いで行ける人になりたいと思っています。
様々な理由で好きな服を着られない人がいますが、そういった人たちの支援だったりなど、好きな服を着ている瞬間が自信にも繋がり、一瞬でも自分らしくいられるんだということ。いくつになっても、自分の好きな服を着ていていいんだよ、という思いで開業・活動をしています。
ー熱き想いをありがとうございます。
起業の過程で大変だったことなどはありますか?
icoiの活動に参加した後、小高ワーカーズベース(以下OWB)が21年から始めたNASAプロジェクトに参加し、2年間事務局の方々にサポートいただきました。
もともと、相馬市にUターンしたこと、icoiやNARUに出会ったときから自分で小さい事業を起こし、例えとして小さくても、子育て中のママや若い女性たちで、マルシェなどを開きたいなと思っていたのもあり、NASAでの活動を通して、具現化から実現化、さらにはロールモデルとして何か行動を起こしたいなと。
1年目は服の事業は田舎では難しいなと思っていたのもあり、相馬市でカフェの開業や女性の起業推進に取り組んでいました。しかし、NASAの講義の中で、やはり自分は服を仕事にしたいんだということに改めて気付いたので、2年目は古着屋の開業に向けて動き出し、卒業した後ではありましたが23年の11月に開業しました。
と、さっきの質問の延長みたいになってしまいましたが、
大変だったことは1人では出来ないということです。開業までの2年半はNASAでのサポートなどありましたが、四苦八苦していました。家事・育児・仕事の両立のほとりで自分のやりたいことをまわしていたのもありますが、みなさん(=NASAや地域)のサポートがなくてはここまで進んでいなかったと思っています!
ーありがとうございます。
NARUやNASAなど、OWBの人との関わりがあったようですが、そこからOWBへ入社しようと思ったきっかけは何でしたか?またNARUではどのようなポジションですか?
転職を検討していたのもありましたが、まずはNASAで見つけたやりたいことの軸がNARUの今後の方針とマッチしたことが大きかったです。
来年度、大きく方向転換するNARUに対して、自分が経験したことを活かして仕事ができると思えたからです。
icoiやNASAの活動や古着を通して、OWBの人をはじめ福島・浜通りを盛り上げたい人たちに出会えたことで視野が大きく広がりました。また、一緒に盛り上げたいという気持ちも。
年齢を気にすることなく、自分のやりたいことに突き進んでいる、面白い人たちの仲間になりたかったのもあるので、求人を見つけた時は感動しました(笑)
OWBの社員の皆さんは、”社員”というより”家族”のような関係性で温かいところが本当に居心地がよく、大好きです!
NARUでは、来年度の方向性を決めることを含め、事業統括責任者を担当します。
今のNARUはもちろんですが、様々な立場の人たちと共に意見を出し合い、みんながここ南相馬から、幸せになれることを目指します。
今まで潜在的にいたロールモデルになれる人を見つけ出し、憧れの対象として輝きを当てていく。
それを見た人がどんなに小さくても、”私も何かやってみようかな”と思えるような循環が生まれるといいな、そんなファナティックな世の中であってほしいな、と思っています。
ー最後に意気込みをお願いいたします。
相馬市へUターンし、出産も経て家事・育児・仕事などで孤独や疲弊の毎日ではありましたが、
OWBの取り組みに出会ったことでやりたいことを見つけ、実現するために背中を推してもらえたうちの1人です。
「地方の田舎暮らしでも、好きなことを仕事にして輝くママ」を目指して、
若い世代や同世代、子育て中のママなどの、背中を推せるロールモデルとなり、地域の方々を取り巻きながら南相馬市でみんなが幸せになれるよう、頑張ります!
あとがき
とっても頼もしい仲間が入ってくれました。
服に関してはやはり個性が強く、はじめてお会いする方はびっくりされるかも知れないですが、とてもやさしく積極的にお話するスタッフです。
次年度の方向性に関しても、近日中に情報公開できればと思いますのでお待ちください!
(聞き手/編集:小高ワーカーズベース 中村)
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