見出し画像

#1241 断り上手になるには”サッパリ”キャラを確立する

おはようございます。
小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで私たちの仕事の景色を変えるためのの日々に役立つヒントをお届けします。

いよいよ今日!9月10日はHRライブです★

今日は9月10日火曜日です。
この日付にすっかり耳なじみがあるという方も多いと思います。
なぜなら、このチャンネルで最近は繰り返しお伝えをしてまいりましたので。
そうなんです。今日は『HRライブ2024事業成長につながるチーム体験とは』のスペシャルイベントの初日です。

続きはぜひVoicyでお聴きください。

#断り上手になるには

今日は、Voicyさんが全体で展開されるハッシュタグテーマにもとづいてお届けしたいと思います。
今日のハッシュタグはこちら。
#断り上手になるには
テーマとしてはありそうですね。
「断り上手になるには」こんな切り取り方をしておりますので、おそらく断ることって難しいよねと感じる人が多いんじゃないかなと思います。
私自身は、断り上手かといわれるとよく分からないですけれども、ただ、断ることが今よりも数倍難しいと感じていた過去の私よりは前進した感覚がありますので、小田木所感ですが断り上手になるにはこんな観点があるといいんじゃないかなというところをお届けしようかなと思います。

ちなみに何を断るのかというと、おそらくオンオフに関わらず、いろんなお誘いだったり、依頼だったり、お願いだったり、相談だったり、そんな感じですかね。
より仕事のシーンを思い浮かべるという方もいれば、もしくはプライベートでの友人・知人・ママ友・パパ友・そして地域の〇〇、みたいなことを想像される方もいるかもしれません。

いい人でいたい思いが断ることを難しくさせる

最初に、なぜ断ることって難しいと感じるんだろうな?そこについて考えてみたんですけど、おそらく過去の私がそうだったように、断るイコール相手を傷つけるとか、がっかりさせるんじゃないか、こういう感覚を持ってしまうことが結構影響しているような気がしますよね。
つい私たちはいい人でいたいものですから、その場その場で相手が期待するリアクション、つまり「イエスをとらないといけない」みたいな感覚を割りと強く持ちがちなんじゃないかなと思います。
例えば、上司に何か言われれば、上司はどんな答えを期待しているんだろうか?みたいな感じで考えちゃったり、相手が何か誘いや依頼をしてきた時に、きっとこういう返事を期待しているんだろうな、なんて考えながら、その期待に応えなきゃいけないとか、もしくは応えられないことにすごい罪悪感を感じちゃったり、そんな心境が「断ることって難しいな」と感じ、「お断り上手になりたいな」という気持ちともつながっているんじゃないかなと思います。
要は、ノーと言うことが重いんですよね。億劫だったりする。
これって一見すると、相手をがっかりさせたくないみたいな感じで、相手のために相手のことを考えているように見えるんですけれども、私は気づいちゃったんですが、意外と相手をがっかりさせる役割を自分がおいたくないという、結構自分のことを考えての気持ちだったりするな、なんて思ったりもしています。

断り上手になるための3つのポイント

じゃあ、こんな難しさをこえて、断るということをちゃんと上手に選択できるためにはどんなポイントがありそうかなというところですけれども、繰り返し小田木所感ですが、今日はこの三つかなと思いました。
一つは、ノーの返事ほど1秒でも早く出す
時間ってかなり大事だと思っています。
二つ目は、下手なウソをつかない
丁寧すぎる理由説明も同じですけど、下手なウソをつかない。
最後の三つ目は、”サッパリ”キャラを確立する
この辺が、断り上手になるための小田木的ポイントかなと思いますので、一つずつ簡単に紹介できればと思います。

ノーの返事ほど1秒でも早く出す

まず一つは、ノーの返事ほど1秒でも早くする。
大げさじゃなくして、1秒でも早くというのがポイントだと思います。
返事にかかる時間と、断るにかかるハードルというのは、比例して大きくなっていくと思うんですね。
時間がたてばたつほど断るハードルはどんどん高くなっていく
だから相手のためを思えば思うほど、1秒でも早く、ノーの返事ほど即レスで返すというのが私は大事だと思います。
だって時間をおくということは、返事を待つ相手の時間を奪っちゃっていますよね。だって返事がくるまで相手はその返事を待っているわけですから、返事を待つ相手の時間を奪わないためにも1秒でも早く返す。
1秒でも早く返すことによって、無駄に期待を大きくしていくことを防げると思いますし、相手が別の手を打つ時間だって、時間は1秒でも多くあったほうがとりやすいと思いますので、そういうことを加味して、相手のためにこそ1秒でも早く返す。これが大事だと思います。
ここで絶対にやっちゃいけないのは、ポーズをとること
ポーズ放送は先週もありましたよね。
どんなポーズかというと、”検討していますよポーズ”とか、”調整してるポーズ”「いろいろ調整してみたんですけれども、どうしても調整がつかなくてごめんなさい」と、ギリギリになって返事をするとか、本当に最悪だと思いますので、変なポーズを取らずに相手のために1秒でも早く返す。ここかなと思います。
1秒でも早いほうが断わるハードルは小さく小さくなっていくよ。そういう発想ですね。

下手なウソをつかない

二つ目は、下手なウソをつかない。
これは私が説明するまでもないと思うんですけれども、つい断る衝撃を和らげようと思って、もっともらしい理由を考えちゃったりするんですけれども、これは本当にやめたほうがいいと思います。
例えば、「子どもの〇〇があって」とか、「どうしてもこういう事情で休めないから」とか、「家族がこんな感じで」こう言えば相手も仕方ないと思うんじゃないか?とか、「私は行きたいしやりたいんだけれども、やむなくできないんです」という私以外の不可抗力に相手も納得してくれるんじゃないか?とか思っちゃうと思うんですけれども、そういうの一切いらないと思います。
だって下手なウソをついて、あとで「あれ?違くない?」みたいな感じになったら、本当に関係は危機的になると思いますので、下手なウソも丁寧すぎる理由説明もまったくいらない
「疲れているから今回はやめとくね、ごめん」「ちょっと今は立て込んでいるから、そこまでやる余裕がなくてごめん」これでいいと思います。
いかなる事情があったとしても、最終的にやるやらないとか、行く行かないを決めるのは私自身なので、どっか別のところに責任転嫁せずに「私は今回は行きません」「やりません」「難しいです」これが一番シンプルで、かつ1秒でも早くリアクションをするという上では必要なんじゃないかなと思います。

”サッパリ”キャラを確立する

そして最後の三つ目は、”サッパリ”キャラを確立する。
この場で言うところの”サッパリ”キャラをというのは、相手にとって「この人はサラッと断る」とか、「ちゃんとノーって言う人だな」こういうキャラクターをどんどん確立していくと、よりより断りやすく、かつ断り上手になっていくんじゃないかなと思います。
サクッとスパッと言う。
「ごめん、今回はいけない、次の機会にまたよろしく」こんな感じですね。
じゃあ、”サッパリ”キャラをじゃないとどういうキャラがあるかというと、一つ、エモーショナルキャラがあると思います。
「本当に本当にごめんね、すごい悲しい思いをさせて本当に申し訳ないんだけど」さみしい、うれしい、悲しい、残念、何のことはないコミュニケーションのキャッチボールにエモーションを乗せすぎてしまうみたいな感じで、ちょっとエモーショナルなキャラになってしまったり、あとあるのは、しっとりキャラだったり、配慮にあふれた優しい人キャラ、こういうものを演じたくなる気持ちはめちゃくちゃ分かるんですけれども、そういうキャラになればなるほど、断るということを自分で難しくしちゃうと思いますので、ここは”サッパリ”キャラでいったほうがいいと思います。
配慮にあふれた優しい人キャラというのは、「行きたいのは山々なんだけれども」「私もそういうのいいなと思ってたんだけれども、でも…」こんな感じですね。
さっきの二つ目の丁寧すぎる理由説明とも被るかもしれない。
だって、逆の立場だったら皆さんはどうですか?
たぶんイエスかノーか聞きたいだけですよね。私たちは。
OKなのかNGなのか早く判断したいだけだと思いますので、いろいろ考えてたっぷり時間をかけて、その上で来る「よく分からないエモーション」と「配慮がのりまくった返事」よりは、即レスで返ってくるイエス・ノー、もしくはOK・NG、これを早く聞きたいだけだという逆の立場の感性を私はもっと信じていいなと思っています。

上手に断れるようになると、本当は自分がどうしたいのかちゃんと見えるようになる

ということで、断り上手になるための三つのポイントを私なりに考えてみました。
こんな話をすると、私自身がもともとずっと”サッパリ”したキャラなのかなと感じるかもしれないですけれども、何度かこのチャンネルでは言いましたけれども、私は過去は相手の目線しか考えていないような判断軸で生きてきた時代が非常に長かったので、今、こんなことを自分でも語っているのは不思議なぐらいですけれども、でも技術としてきちんと考えて実践していくと、どんな自分にもなれる、そんな感覚を持ってもいいんじゃないかなと思います。

ちゃんと上手に断るという選択肢がとれるようになると、本当は自分がどうしたいのかちゃんと見えるようになるなと思います。
逆に、「どう思われるかな?」とか、「相手はこういう期待をしているんじゃないかな?」とか、そんな変な気遣いを回しすぎると、そのうちに本当は自分はどうしたいのか自分でも見えなくなっちゃうんですよね。
やりたいかやりたくないかよりも、相手にどう思われるかが判断基準になっちゃいますので、そういった状況にならないためにも、断るという選択肢を必要な場面で必要な形でちゃんと取れるような、そんなトライを日々積んでいけるといいなと思っています。

ということで、最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子(おだぎともこ)プロフィール

人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
“気合・根性・長時間労働の働き方を変えるヒント”をnoteとVoicyで毎日配信中。
仕事・キャリア・人生に効くサプリメントをあなたに。
*Voicy|明日の景色を変える「仕事サプリ」|https://voicy.jp/channel/1240
*スクラ公式HP|https://schoola.jp/
*Facebook|スクラ|https://www.facebook.com/schoola.jp
*Instagram|@odagitomoko|https://www.instagram.com/odagitomoko/
*Twitter|@odagitomoko|https://twitter.com/odagitomoko