#675 パートナーとの良い関係性も百人百様。良い状態を保つためのルーティンづくりがオススメです。
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
今日の放送は、両立サプリチャンネルの質問ボックスにいただいたご質問を取り上げたいと思います。
テーマは、忙しい毎日の中で、夫婦でちゃんと話をする時間をいかに確保するか、ぴとママさんからいただいたご質問です。
皆さんは、どうされていますか?
それでは、本編をお聴きください。
この放送は、11月4〜6日に六本木のヒルズカフェで30周年イベントを行う、Lenovo『ThinkPad』の提供でお送りします。
夫婦でちゃんと話をする時間をいかに確保するか
ぴとママさんからいただいたご質問です。
【もうすぐ育休から復帰予定の二児の母です。
最近Voicyで小田木さんを知り、過去回を含め、いろいろと役に立つお話を楽しく聴かせていただいてます。
質問があるのですが、職場復帰後の夫婦の時間の作り方についてです。
復職すると、夜はおそらく子ども達と一緒に早く寝て(寝落ちして)朝早く起きるような生活になると思うのですが、小田木さんは意識して夫婦の時間などを作るようにされていますか?
私も育休期間中に資格勉強していたのですが、その際もなかなか夫とゆっくり話す時間もなくなり、夫婦仲がぎくしゃくすることもありました。
仕事、育児、家事に加えて、自分の時間や夫婦でゆっくり過ごす時間を全部得ようとするのは難しいのでしょうか?
よければ小田木さんのご意見を聞かせていただきたいです。】
ということですね。
ぴとママさん、ご質問ありがとうございます。
過去回を含めて聴いていただいているということで、とても嬉しいですし、何か役に立つ放送があればいいなと思います。
ご質問を一緒に考えてみましょう。
育休から復帰後の夫婦の時間の作り方について。
想像するだに、とても忙しくて、たぶん時間がなくなる。
おそらく夫婦でゆっくり話す時間も取りにくいと思うけれども、どうやって工夫をしたらいいかというご質問です。
ちなみにわが家は、長女ちゃんと次女ちゃんがおりますが、次女ちゃんも小学校に入り、何をやるにも目が離せない”お世話期”は脱したのですが、それでも”お世話期”×2人を振り返ると、あの頃は本当に時間がなかったなと思います。
そこに私は大学院に通わせてもらうタイミングが重なったので、本当にわちゃわちゃ、毎日がジェットコースターのように過ぎていたなという感覚があります。
パートナーとの良い関係性も百人百様
今日のテーマは、パートナーとの時間であり、関係性でありというところですが、私はこの話をする前にすごく思うのは、パートナーとの良い関係性とは一組ずつ全然違うんですよね。
なにせ私たちも一人一人違うし、パートナーのタイプも一人一人違うし、この組み合わせにさらに環境の違いまで相まって、何がパートナーとの良い関係かというのが、百人百様なんだなと思います。
なので、大事なのは、とにかく人と比べすぎないこと。
例えば、「自分のパートナーはあんな感じじゃない。なのに、うらやましいな。」とか、いっぱい思うことはあると思うのですが、自分たちにとっていいあんばいを探求するというのが、まず前提としてはすごく大事なんじゃないかなと思います。
私も試行錯誤をへて、そう思うに至りました。
「夫婦でゆっくり話す時間がなくてはならない」という思い込みは捨てよう
そんな前提を置きながら、今回質問の中にも書いていただいた、パートナーとゆっくり話す時間をどう確保するかという点についてですが、冷静に考えると、毎日どこかでゆっくり話す時間を確保するのは、結構物理的に難しいなと感じませんか?
本当に難しいんですよ。
なので、以下は小田木所感ですが、私が思うのは、「毎日夫婦でゆっくり話す時間がなくてはならない」毎日じゃなくても、「とにかく夫婦でゆっくり話す時間がなくてはならない」この思い込みは、もうちょっとライトにしてもいいんじゃないかなと思います。
究極は、手放しちゃってもいいと思います。
「ゆっくり話す時間がなくてはならない」という考え方の根底には、「ゆっくり話す時間がないから、ぎくしゃくしてしまう」ここにつながる構図があるんですよね。
でも、私は振り返ってみて思うのは、「話してないからぎくしゃくするのではなく、ぎくしゃくするから話せない」実はこっちのパターンの方が圧倒的に多いんじゃないかなと思います。
話してないからぎくしゃくするのではなく、ぎくしゃくするから話せない。
にわとり、たまご、逆状態ですね。
この状態で話そうとするから、ますますうまくいかない。
そして、ますますぎくしゃくする。
こういうサイクルがあると思います。
例えば、ぎくしゃくしている状態に焦って、「もっとパートナーと対話しなきゃ」「お互いのキャリアのことを話しなきゃ」「復帰後の両立について、きちんと話をつめなきゃ」こういう焦りが高じて、「ちょっとあなた、そこに座ってくれる?」そんな感じで無理やり話そうとするのですが、そもそもぎくしゃくしているので、相手にしてみると、「うわ、何を言われるんだろう?」「つめられちゃうのかな?」「この状態でいきなり話そうって言われても…」こういうことって起こりがちじゃないですか。
私だけでしょうか。
日々の声かけはトーンが大事
とにかく私もいろいろ失敗してきたてつがありますので、そういう中で話をさせていただくと、まず、話をする以前に、話のできる良い状態を作っておくのが、すごく大事だと思います。
では、その良い状態はどう作るのかというと、やっぱり日々の一声、声かけですね。
当たり前だと思うじゃないですか。
思っても、毎日忙しくて余裕がなくて、相手にもっとこうしてほしい、ああしてほしいと思っている中で、日々、良い声かけをし続けるのは、結構難しいんですよ。
例えば、日々の声かけというと、「おはよう」とか、「おやすみ」「ありがとう」「助かる」「よろしく」
こんな感じですよね。
当然、あいさつしていますと思うかもしれないですが、トーンが大事なんです。
「おはよう(明るく)」なのか、それとも「おはよう(暗く)」なのか、全然違うじゃないですか。
「おはよう(暗く)」と言っちゃう気持ちも分かるんですよ。
でも、その時は違うメッセージが、「おはよう」の上に乗っかっていないですか?
例えば、「おはよう(暗く)」と言いながら、「今まで寝てたんだ。いいね。私はもう起きてるんですけど。」という「私はもっと早く起きていたんですけど」もしくは、「あなた、もっと早く起きてよ」というメッセージを乗せながら、「おはよう」と言おうとすると、「おはよう(暗く)」こんな感じになっちゃうんですよね。
とにかく日々の声かけが大事で、さらに、声をかける段階では、違うメッセージを絶対に乗せない。
こういう中で、本当に良い声をかけ合っていられているか。
過去の私に言いたいですが、実はまだまだ工夫する余地があるかもしれないなと思います。
良い状態を作るわが家のルーティン
さらに、タイプごとに違うよねと言いながら、あくまで一例ですが、わが家の場合のいろいろ試行錯誤して良い状態を作るルーティンは、朝、仕事に行くときのがっちり握手と、夕方に帰ってきた時のハグ、この二つが、どんなに忙しくても良い状態を作っていく上で欠かせないルーティンになっているなと思います。
直近ですと、わが家の場合は私がフルリモートで、夫がフル出勤ですので、朝、出勤するタイミングには力強い握手を交わして、なんなら肩もたたき合いながら「いってらっしゃい」「いってきます」心の中で「ご武運を」そんな感じの握手を交わして、お互い仕事を始めます。
夕方に帰ってきたら、「おかえり」と言いながら、ぎゅっとハグなんですね。
背中をポンポンたたき合って、お互いの一日の労をねぎらい合う。
数秒なのですが、このルーティーンを10年以上続けています。
実はVoicyでしゃべったのも初めてなのですが、朝の握手、そして、夕方のハグ、これがあることで、平日なんてゆっくり話す時間がなかなかないですが、それでも「お互いの仕事を応援し合っているよね。一日いろいろあるけれども、頑張り合ったお互いをねぎらい合っているよね。」そういう感覚が持ってて、優しい気持ちになれるなと思っています。
ちなみに、夕方のハグは子どもたちもやっていまして、実は長女ちゃんは「もういいです、私は」とやめちゃったのですが、次女ちゃんもパパと夕方にハグをし合い、そしてやめちゃった長女ちゃんの代わりに、最近だとフクちゃんが、夫が帰ってくると、期待してかけ寄っている微笑ましい光景があります。
毎日毎日はそんなところですが、プラスアルファで、週末の夕食は夫と何が食べたいか話し合って決めて、一緒に買い物にいく。
もちろん子ども付きですが、そんな生活を10年以上続けております。
良い状態を保つためのルーティンづくりがおすすめ
本当にささいなことなのですが、そういう良い状態作りのおかげで、話したい時、話す必要がある時には、たくさんじゃなくてもちゃんと話せているなという手ごたえがありまして、お互いの良い状態作りを、自分たちに合った、どんな工夫をしながらルーティーンにしていくか?これを考えられるといいんじゃないかなと思っています。
ちなみに、ちょっとカチンときたり、言いたいことができたり、そういうことだって、日常、あるじゃないですか。
不思議なぐらい、ルーティンの中で握手したり、ポンポンしながらハグしたりすると、それだけで「まあいいか」そんな感じになれるんですよね。
毎日の良い状態作りのルーティンがおすすめです。
ということで、今日はぴとママさんにいただいたご質問をもとに放送させていただきました。
ぴとママさん、ご質問ありがとうございます。
復帰後のパートナーシップ、ぴとママさんたちに合った良いやり方が見つかることを心から応援しております。
「復職後の仕事の仕方をアップデート」できるオンラインスクールのご案内
アナウンスチャプターを今日は追加させてください。
私たちが運営するオンラインスクール育休スクラの次回開校タイミングは、2023年の2月になります。
こちらの2月開校期に参加をしてくれる仲間を、ただいま大募集しておりまして、毎月オンラインで「そもそも何が学べるの?」「どう変われるの?」「どんな仕組みがあって、どんな仲間がいるの?」こういったライブの情報を関心のある人にお届けする、オープンオンライン説明会を開催しております。
10月28日金曜日にも開催させていただきまして、午前10時から11時半、オンラインでカジュアルに参加できますので、関心のある方はお越しいただけると嬉しいです。
ちなみに、オンラインスクール育休スクラは、出産を契機に、気合・根性・長時間労働といった頑張り方を変えよう、そして、個人で頑張る頑張り方から、チームで連携して成果を上げる仕事のやり方、チームとのかかわり方に、自分の仕事スタイルをアップデートしていこう。そのためのビジネススキルを仲間と一緒に学ぼう。こんなコンセプトの場になっております。
出産を契機に、仕事していてよかったと思えるような働き方を手に入れる。
こんなコンセプトの場ですので、例えば、ご自身が関心があるよとか、もしくは、周囲を見渡して、こんな情報があったら、もしかしたら関心を持つかもしれない、そういった方にぜひ届けていただけるとうれしいなと思います。
オンラインスクール育休スクラのオープン説明会のリンクを放送に貼っておきますので、必要とする方に届くよう願っております。
最後までお聴きいただき、ありがとうございます。
今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
*育休スクラ公式HP|https://schoola.jp/
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