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#938 考えるスピードを上げる2つの具体的方法

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

一週間がスタートしました。
ちょっと涼しくなってきて、朝晩は秋を感じますね。
今週は、どんな一週間にしたいでしょうか。

考えるスピードを上げたい

今日は、私たちが運営するオンラインスクールスクラのメンバーから質問をいただきましたので、この質問を取り上げて放送をお届けしたいと思います。
テーマをつけるとしたら、「考えるスピードを上げたい」です。
どんな質問かというと、質問者は通称Sちゃんです。
Sちゃん、質問ありがとうございます。今日の放送にさせていただきます。

【スクラに参加して得たものの一つに、考えるべきことを考えるという視点があります。
クラスでは、そういう着眼点もあるのか、そういう解き方もあるのかという、気づきの連続で、かつそのスピードに驚きました。
何気なく発した言葉でも、こんなに磨きようがあるんだなと知りました。
私は仕事が遅いことが課題ですが、この速さで思考を整理できるようになったら、成果をあげるスピードが劇的に変わるだろうなと思います。
今の仕事の遅さは、一つ、考えるべきことに集中できていない。
二つ、思考のスピードが遅い。
三つ、言語化する習慣がない。
この三点に起因しているのだと気づくことができました。
小田木さん、思考のスピードを上げるためには、どんなトレーニングをすればよいでしょうか。
ぜひヒントを教えてください。】

というご質問です。
テーマは、「考えるスピードを上げたい」ですね。
私もこのチャンネルではさんざん、気合い・根性・長時間労働の思考にはまっていて、そこを変えていくことで、仕事のおもしろさもキャリアの持続可能性も劇的に変わったとお伝えしておりますが、やっぱりここだと思うんですよね。
仕事術とか表面上のテクニックというよりも、本質的に大事なことに集中する、プラス連携して成果をあげることが、仕事の質と生産性、さらに持続可能性にめちゃくちゃ影響するなと思っています。
なので、考える力をつけて、そのスピードを上げていくことに目を向けるSちゃんが、私はさすがだな、やっぱりここだよねと、心から共感しております。

割りとこれまでこの放送で取り上げてきたのは、考える力をどうやって磨いていくのかという観点ですけれども、今日は考えるスピードをあげたいに比重をおいているのもポイントだと思いますので、一緒に考えていきたいと思います。

思考スピードを上げる2つの具体的方法

考えるスピードを上げていくとしたら、皆さんは何が必要なのだと思い浮かべますか。そして、どんな工夫をしていますか?
一般的には、論理的思考力を身につけましょう。考え方を変えましょう。そして、テクニックとしては、やっぱりメモですよ。引き出すことが大事です。この辺が一般的な手段としてあがってくるところですよね。
私もその通りだと思います。
その通りだと思うんですけど、これだけだったら、「知ってますけど」「知ってますし、間違いないけど…」こんな感覚はないですか。
私もその通りだと思うんですけれども、これだと、まず考える力をつけて、そこからスピードをあげていく。こういう観点だと思うんですよね。
私は、これにプラスしてちょっと違う発想するとしたら、スピードを上げてたくさんやってみる
そうすると、結果として考える力がついていく
こっちの発想でも考えてみようよということで、今日の放送をお届けしたいと思います。
ここから小田木所感ですので、私はこんなふうに考えるよという話としてお聴きください。
スピードを上げてたくさんやってみる。
結果として考える力がスピードを伴ってついていく。
このサイクルを回そうとした時に、私は二つの観点があるんじゃないかなと思います。

フィードバックをもらう回数を増やす

一つは、フィードバックをもらう。
スピードという観点では、フィードバックをもらう回数を増やすことが、考える力をつけながらスピードを上げていく王道の方法じゃないかなと思います。
フィードバックをもらうというのは、先週「Good&Motto」の放送もさせていただきましたけど、考えたことを相手にぶつけて反応を見る。まずここですよね。
もちろん自分の考え方だとかアウトプットに対して、自分の成長を前提としたフィードバックをくれる誰かがいれば、それがベストですけれども、それができるシーンは結構限られますよね。
特にリーダーとかをやっていると、なかなか上の視座からフィードバックをもらう機会って、限られたり貴重だったりすると思います。
じゃあ、そんな中でフィードバックをたくさんもらっていくというのは、どう考えればいいかというと、考えたことを相手にぶつけてみて、それがメンバーだったとしても、そのメンバーの反応がフィードバックそのものなんですよね。
なるほどと腹落ちをしていたり、「うーん」みたいな顔をしていたり、もしくは、こっちもちょっと考えといたほうがよくないですかと言ってくれたり、もしくは、考えてぶつけたことでとりあえず動き出したけれども、やっていく中で、「あれ、ちょっと待ってよ」みたいなことが出てきたり。
これが全部フィードバックなんですよね。
メンバーの反応もフィードバックだよという発想もできますし、さらに、自分で自分に突っ込む、これも貴重なフィードバックです。
「ちょっとこれだと伝わらなくない?」とか「なんか考えるべきこととずれてる気がするな」と、自分でも自分のアウトプットに対して、こういうツッコミ的な感覚が湧いてくるじゃないですか。
これも貴重なフィードバック。
なので、上司や先輩やメンバー、そして自分ツッコミも含めて、とにかくたくさんフィードバックをもらう

一カ月をかけて1フィードバックしかもらわないケースと、一カ月の中で
5回や10回とフィードバックをもらうケースで考えると、フィードバックを回すサイクルのスピードが劇的に違いますよね。
さらに、フィードバックを受けた数だけ考える力もスピーディーに上がっていくことを考えると、これが不可欠なのかなと思います。

一個だけ付け加えておくと、フィードバックをもらったり、自分でツッコミを入れようと思うと、対象が見えないとツッコミは入れられませんので、そのために書き出しておくことが超重要になる、こういうつながりだと思います。

早くに考え始める

二つ目の観点は、早くに考え始める
ここで言う「早く」ですけれども、速度の「速い」じゃないです。スピードの話ではなくて、早く着手する
時間的に前にやる。
これがスピードを上げるという観点で、私はめちゃくちゃ大事だと思っています。
それを考えることに着手するのを早くする。こういう発想ですね。
考える仕事って、ついギリギリになっちゃったり、もしくは、一回でまとまった時間をとってやろうとしちゃうんですけれども、これだと私はスピードも質も上がらないと思っています。
例えば、2週間後に考えるテーマに対してアウトプットを出すという仕事があったとするじゃないですか。所要時間は一時間かなという仕事があったとして、「この一時間を来週にまとめてとる」じゃだめです。
今週に30分でもいいから、一回時間を取って、その上で来週に30分とる。
一回目に考える時間をとにかく前倒しするというのが、私はスピードを上げる上で欠かせないと思っていまして、なぜかというと、一回でも手前で考えると、そこから次までに頭は考え続けるんですよね。
荒くとも一回目に考えたことをベースに、例えば、料理をしている途中にふっと頭の中で考え始めたり、お風呂でボーっとしている時や、寝起きで布団の上に横になったまま、ふっと着手して途中になっていることが頭に浮かんで、いろんな観点からそれを揉むということが、自動的に動き出すんですよ。
そんなタイミングで仕事のことなんて考えたくないという発想もあるかもしれないですけど、そんなに重く考えなくていいです。
頭が勝手に考えてくれているだけなので、心は「ふーん」という感覚で、それを観察するだけでいいと思います。
でも、これがちょいちょい浮かんでくると、次に手を付けたときに、その時に足りなかった着眼点だとか、ここをもうちょっとブラッシュアップをしたほうがいいな、こんな感じでぐっと質を上げることができるんですよね。

ギリギリ仕事は生産性と質を落とす

これが、私は仕事の質とスピードにめちゃくちゃ影響すると思っているので、こう見えて、どんなに忙しくてもギリギリというのは、私は絶対にしないタイプです。なぜならば、ギリギリというのは、最終アウトプットの質を下げるので。
自分でツッコミを入れて磨き上げる時間もなければ、仲間がフィードバックをする時間さえもない。
ギリギリ仕事は生産性と質を落としますよと、私は自分に言い聞かせながら、なるべく早い段階で荒くとも考えはじめる。
これを結構大事にしています。

ということで、いかがでしょうか。
考えるスピードを上げたいというテーマに対して、割りとこれなら取り入れやすいんじゃないかなという、私的に大事な二つの観点を共有させていただきました。
考える力をつけるという観点でも、この二点に関わる着眼点を放送させていただいた過去関連放送がありますので、「3割アウトプットの発想を使いこなす」こちらに興味のある方は、チャプターにリンクを貼っておきますので、ぜひ聴いてみてください。

10月はお祭り!HRライブ「ビジョンでチームを動かす」に来てね

今日は、お知らせをさせてください。
きっと皆さんにも魅力的な情報になるんじゃないかなと、私は信じていますので、ぜひ聴いてくれるとうれしいです。
先週、情報解禁ですとお伝えをさせていただいた、年に一回開催させていただいている私たちNOKIOOが主催する秋のお祭り、通称「HRライブ」が来月10月に開催されます。
毎月90分腹落ちオンラインライブの情報をお届けし、Voicyを聴いてくださっている方にも多く参加をいただいておりますが、90分腹落ちオンラインライブのスペシャルバージョン企画を10月はお届けし、それをお祭りと呼ばせていただいております。
今年はどんなお祭りかといいますと、テーマがありまして、今年のHRライブのテーマは、「ビジョンでチームを動かす!」これが、全3回の企画に共通するお祭りの大看板ですね。
「ビジョンでチームを動かす!」これを聞いてどうですか、皆さん。
今、はやりのミッションビジョンバリューとか、そういう類の話ですか?と思うかもしれない。パーパスがはやっていますもんねと、思うかもしれない。
でも違うんですよ。これは、主語がチームなんですよね。
なので、会社レベルや組織レベルでのビジョンの話ではなくて、チームで良い成果をあげていく、私たち一人一人の観点でいくと、チームで手ごたえを持ってやりがいを持って、仕事がおもしろい、ここで仕事をしたいと思いながら、いいパフォーマンスを発揮していく、そんな私たちにめちゃくちゃ欠かせない着眼点、それがチームのビジョンですよ。
こんな切り口になっております。

ちなみに私は十年ぐらい前に仕事に対してどんなふうに考えていたかというと、仕事だと割り切れば結構何でもできるなと、気合い・根性・長時間労働時代にそんなふうに考えていたことがありました。
もちろんやりがいがあるに越したことはないし、そこにおもしろさがあるに越したことはないけれども、でも仕事じゃん。楽しいこともあるし、楽しくないこともあるよ。でも、仕事だと割り切れば、大概のことはやれるし、できるよな。
そんなふうに考えていた時代もありました。
この考え方が崩壊するタイミングがあったんですけど、それは何かというと、出産だったんですよね。
環境が大きく激変して、今までのようにとりあえず仕事に集中できていた、仕事だと割り切れば、大概のことはできていた。そうじゃなくなった時に、「あれ、私、なんのために働いてるんだったっけ?」ここが見えなくなって、キャリア迷子なだけではなくて、パフォーマンスも低迷するといった時代に突入したんですけど、この時に、今、振り返ると必要だったのは、個人にとってのビジョンもそうだし、チームのビジョンがそこにあって、自分はチームのビジョンにどうつながっているのかが見えたら、たぶん全然違っただろうなと思うんですよね。
今や、いろんな人がチームに存在する中で、違えば違うほどいいというのが、一人一人の個性や強みだと思うんです。
一方で、同じじゃないとパフォーマンスにつながらないというのがビジョンで、このチームはどこに行くのか、誰にどんな価値を提供するのか、その中でどう連携しながら良いパフォーマンスを発揮するのか、こっちは同じじゃないと違いも生きないいうことで、そんな私たちの身近なチームにおけるビジョンを、組織の観点、個人の観点を行き来しながら紐解いて明日の仕事に生かしていこうというのが、今回のHRライブの趣旨です。

そういった強いチームを現場に増やしたいという人事の方、マネージャーの方、そして、そういったチームワーキングに関心があるという一人一人に、ぜひ活用していただきたい秋のお祭りが今年のHRライブになっております。
10月の12日木曜日をスタートにしまして、22日、25日の合計3回の企画で構成しております。
おなじみ沢渡あまねさんに加えて、ゲストも最強の布陣をそろえておりますので、「ビジョンでチームを動かす」このコンセプトにピンときたら、まずは10月12日の初回にぜひお申し込みをいただきたいと思います。
10月12日は、ハイブリッド開催として、私たちの本社がある静岡県浜松市でのリアル会場開催も同時運営をいたしまして、浜松に来られるという方は、ぜひ遊びに来ていただきたいと思いますが、いつものようにオンラインでの参加も可能ですので、10月12日木曜日、まずはオンライン参加をお待ちしております。
すみません。長く熱めに語ってしまいましたが。 それぐらい絶対にいいからぜひ来てという情熱を込めて、皆さんにおすすめしたい企画なんだなと受け取っていただけるとうれしいです。
チャプターにHRライブ2023のリンクを貼っておきます。
ぜひチェックください。
それでは、月曜の朝から最後までお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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