#1071 問いを立てる力が身につく!超カンタン練習法
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
今週も月曜日がやってきまして、一週間のスタートです。
皆さん、週末はゆっくりお休みできましたでしょうか。
#いい質問って何
今日は、Voicyさんのハッシュタグ企画にもとづいてお届けしたいと思います。
今日のハッシュタグは、『 #いい質問って何 』でございます。
いい質問って何って何?みたいな感じですよね。
質問というキーワードを取り上げて、放送をお届けしたいと思います。
「いい質問」をいろいろな切り口で!おすすめ過去放送
ちなみに、この両立サプリでは質問というキーワードで結構過去放送もしておりまして、例えば、『#640 "コスパのいい"質問とは?〜再現性を聞こう〜』という放送もありましたよね。
あとは、『#708 ”背景付き質問”というテクを使ってコミュ力を上げよう』これは具体的な質問技術ですね。
さらに、質問を会議のシーンを対象にして、『#771 会議で使える!仕事にいい質問3選』こんなセレクションをお届けしたりしています。
今、挙げた質問テーマの過去放送は、全部まとめて今日の放送の概要欄にリンクを貼っておきますので、聴きたかったのはそれだよという方は、概要欄からお目当ての放送を聴いていただければと思います。
今日の放送は、「いい質問」に対して、「問い」という切り方をしまして、『いい問いを立てる力が身に付く超簡単練習法』こんなタイトルでお届けしたいと思います。
いい問いを立てる力はどうやって身に付くのか、私的にはめっちゃ効果のある練習法があるなと思っていまして、そちらを本編でぜひお聴きください。
問いを立てる力はビジネススキル
ということで今日は、いい問いを立てる力が身に付く超簡単練習法と題してお届けしたいと思います。
まず、「いい問い」と言っていますよね。
質問じゃなくて、「問い」という表現を今日の放送ではさせていただきたいと思うんですけど、「問い」と聞いたときに、皆さんはどんなものを頭に思い浮かべますか?
前提としての「問い」なんですけど、私的には問いというのは、考えるべきことに目を向けさせてくれるのが問いだなと思うんですよね。
そして、答えを出すべきことは何だろう?これをしぼるもの。
さらに、この問いによって、自分や相手の考えが前に進みだす、その出発点が問いだなと思っていまして、今日は「問い」というキーワードを使いたいと思います。
いろんな問いがありますけれども、例えば、「君たちはどう生きるのか?」これはまさに問い形式ですよね。
しかも人生をかけて解くような大きな問いですよね。
一方で、「今日の夕飯、私は何を食べるべきか?」これも問いですよね。
そして、「明日のお出かけ、家族で楽しめる行先はどこか?」これも問い。
考えるべきことに目を向けさせて、答えを出すべきことをしぼり、さらに問いかけられることによって、自分や相手の考えが前に進みだす、その出発点。
なんとなくイメージができると思います。
実は私は、所属するNOKIOOの仕事の中で、問いを立てる力のトレーニングカリキュラムというものを作っていまして、いろんな企業の方々と一緒になって、社内で展開していたりします。
ちなみに、私たちが運営するオンラインスクールスクラのカリキュラムの中にも、問いを立てる力のトレーニングがあるんですよね。
トレーニングと呼ばせていただいてますけど、問いを立てる力って、本当にセンスじゃないなって思うんですよね。
つい「すごいな」とか「センスがあるな」みたいな感じで感じちゃうんですけど、これはビジネススキルであって、技術ですので、知っているか知らないか、そして知った上で練習するかどうかで、誰でもちゃんと上手にできる、これが問いを立てる力だなと思っています。
さっき言ったような、問いをちゃんと立てる力が磨いていけると、チームで成果をあげるには欠かせない。何を考えていいのか分からないぼんやりした問いってあるじゃないですか。
でも、ちゃんとした問いが立てられると、チームでみんなで集中して成果を出していけるし、さらにとにかく問題を解いて解いて解きまくるみたいな時間でなんとかする仕事のやり方を、きちんと解くべき問いに答えを出すというやり方で、抜本的に変えていけるのも、問いを立てる力だなと思っています。
そんなふうにあるんですけれども、大丈夫です、ここから何時間もトレーニングを始めませんので、安心してください。
「いい問いを立てる力が身に付く超簡単練習法」と今日の放送のタイトルに置かせていただいたんですけれども、私は心からこれがめっちゃ効きますよという方法がありまして、それを共有させていただこうかなと思います。
「どうする」使わない練習法!これで面白いほど変わる!
それは何かですけど、「どうする?」って便利なのでめちゃくちゃ使うじゃないですか。
この「どうする?」を使わない、この練習がめっちゃ効きます。
「どうする?」は便利なので、日々あらゆるところで使っちゃうじゃないですか。
例えば、「予算、どうする?」とか「集客、どうする?」「保育園、どうする?」「明日、どうする?」「夕飯、どうする?」つい私たちは、「どうする?」を連呼しちゃうんですけれども、でもこれを使わないで言い替えるというのが、問いを立てる力をめちゃくちゃ鍛えてくれますので、本当にだまされたと思ってやってみてほしいんですよね。
鍛えられるどころか、言い換えたその瞬間から考えが前に進んでいく、そういった気持ちのいい手ごたえも得られますので、本当におすすめです。
「どうする?」だとなんでだめなのか、これはだいたい想像がつきますよね。
例えば、「集客、どうします?」と言われても、「うーん、どうする?」みたいな感じで、思考が止まる感覚はないですか?
「どうする?」って、めちゃくちゃふんわりざっくり大きいんですよね。
「どうする?」って考えたり、言われた瞬間、「うーん、どうしよう」みたいな感じで思考が止まる感覚って、たぶん私たちはみんな経験したことがあるんじゃないかなと思います。
さらに頭の中では、「どうする?どうする?どうする?」みたいな感じで、同じ所をぐるぐるぐるぐる回っていて、全然前に進まないんですよね。
便利なので、めちゃくちゃ頻発しちゃうんですけれども、「どうする?」を使わないだけで、私たちの頭のまわり方というのはずいぶん変わるなと思います。
例えば、「夕飯、どうする?」を言い換えると、どうできると思いますか?
言い換えようと思うと、たぶん前提を考え出すと思うんですよね。
「夕飯、どうする?」と言った背景が、例えば、「あー、今日は手間をかけたくないな、もう疲れているんだよな」という背景の中から「夕飯、どうする?」であれば、言い換えた場合は、「手間も時間もかけず食べられる夕飯は何か?」こんな感じに言い換えて、ぐっと考える対象が絞られる感覚がたぶんイメージできますよね。
一方で、例えば、「夕飯、どうする?」と言った前提が、「今日はなにか温かいものを食べたいな、でも鍋はいつも食べているから、鍋以外の温かいものを食べたいな」こういう気持ちがあるのであれば、言い換えると、「鍋以外で家族でテンションが上がる温かい夕飯のメニューは何か?」こんな感じになりますよね。
もしくは、「夕飯、どうする?」という背景に、「久しぶりに外食したいね、せっかくなら行ったことがないところに行っちゃおうか」こういった気持ちがあるとしたら、「失敗しない新規飲食店開拓の行き先をどうやって選ぶか?」もしかしたら「行先をどうする?」の前に、どうやって選択するか選ぶかという、選択手法にフォーカスを当てて考え始めたほうがいいかもしれないですよね。
「どうする?」を言い換えると、問いを立てる力が劇的に鍛えられる
そんな感じで、例えば「夕飯、どうする?」を言い換えてみましたけど、たぶん今の言い換えパターンで、なんとなく「どうする?」言い換えのコツが見えてきたんじゃないかなと思います。
「どうする?」を言い換えると、目的とか前提を明らかにしようとするんですよね。
そうしないと言い換えられないから。
これが「どうする?」言い換えのポイントであり、さらに考える対象を具体的にしますよね。
手間も時間もかけられず、食べられる夕飯を考えたいのか、それとも鍋以外で家族でテンションが上がるメニューを考えたいのかとか、こんな感じで、考える対象を具体的にする。これも言い換えのポイントになると思います。
こんな感じで、考えたいことをしぼっていく、これが「どうする?」を言い換えるときに発生して、このプロセスが問いを立てる力を劇的に鍛えてくれるなと思っています。
なので、まずは「どうする?」と口にしちゃっていいんですけど、「あ、”どうする?”きたな」と思って、これを言い換えるとどうなるかな?そんなふうに頭を使っていくと、いい問いを立てる力が爆上がりしますので、本当にだまされたと思って試してみてほしいなと思います。
これがもしチームで「予算、どうする?」とか「集客、どうする?」みたいな話であれば、とりあえず「どうする?」と言った後で、「何について考える?」「どこについて答えを出す?」こんな感じで仲間とワイワイすると、一人で考えるよりも格段に問いの精度はさらに上がっていくなと思います。
ということで、「いい問いを立てる力が身につく超簡単練習法」は、「どうする?」を使わないゲーム。これをやり尽くすに限る。
そんなふうに考えております。
ちなみに、なんでいい問いを立てられたほうがいいのか?みたいなところを最後にお伝えすると、考えてみれば当たり前なんですけれども、問いによって答えが全然変わってくるんですよね。
私たちは毎日が忙しい中でいろんなことを前に進めようとしているじゃないですか。当然、答えの質をあげたいと思うんですけれども、その場合は、やみくもに目の前にある問いに答えを出すんじゃなくて、まず問いの質をあげる。こうすることで、必然的に答えの質もあがっていく。こういう構図になっています。
なので、いろんなことにぐるぐる迷わないようになりたいとか、仕事の生産性をあげたいとか、仲間といい成果を出せるようになりたいと思ったら、その問題をどう解くか?の前に、どの問題に答えを出すか、問いを立てる力を磨いていく、これが断然近道だなと思っています。
毎日の中で「どうする?」の言い換えがちょっとできると、その時点で気持ちがいいのはもちろんなんですけど、これを続けていくと、腹筋と同じですよね。気づいたらおなかが割れてたみたいなことになりますので、ぜひ楽しみに、そして楽しみながらやっていただければいただけますと思います。
それでは、最後までお聴きいただきありがとうございます。
それでは、今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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