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#425 目標単体で考えると失敗しやすい…その打開策
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、復職の日をワクワクしながら迎える私がイメージできるオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
今日もきたちゃんが考えてくれたタイトルコールでスタートします。
きたちゃん、ありがとうございます。
#目標設定のコツ
今日は木曜日なので、このVoicyチャンネルを一緒に運営しているリナちゃんからのお題で放送する日になります。
今日はどんなお題をくれたかというと、「小田木さん、今週のVoicy全体のハッシュタグが、『目標設定のコツ』なので、 #目標設定のコツ でいきましょう」ありものの企画を使っていこうという、こういったお題になります。
なので、今日のテーマは『目標設定のコツ』。
目標って立てる事が目的ではないので、どうやって目標設定すると、より実現確率が高まるか?みたいなところを取り上げて話をしたいなと思います。
実は、この両立サプリのチャンネルだと、過去放送で目標テーマ回がいろいろあるんですよね。
割と初期放送で、「自分で決めた目標が続けられる方法」という感じで、自分で決めた目標が続かない理由を分解して、じゃあどうしたら続けられるかな?ということを放送させていただいていたり、さらにそこに関連して「残念な目標」これは私のケースなのですけれども、「資格取得の落とし穴」という放送なんかもさせていただいています。
過去放送noteが残っていましたので、放送にリンクを貼っておきます。
よかったらご覧ください。
実は私、「目標を上手に立てる」そして、「高い確率で自分で立てた目標を実現する」というところは、勝手に並々ならない情熱を燃やしてまして、これって気合と根性じゃなくて、絶対に技術があるよなって考えています。
なので、運営する育休スクラの中に、「セルフマネジメント目標達成の技術」ズバリそのものの科目があったりだとか、「役割をマネジメントする」これも目標設計の技術の一つだよねという考え方で、カリキュラム作りをしたりしております。
目標単体で考えると失敗しやすい
そして、勝手に目標達成の技術研究をしている私の所感なのですけれども、『目標設定のコツ』のテーマに対していくと、目標がなかなか実現できない事にはやっぱり問題があって、その問題は目標を単体で立てることだなと。最近そういった所感を持つに至っております。
「目標って普通、目標単体で立てるよね」というところだと思うのですけど、じゃあ目標単体で考えないのであれば、何とセットで考えるのかというと、目標プラスその達成要件で考えるというのが、今日のテーマの答えになるんじゃないかなと思っています。
目標を単体で立てずに、目標プラスその達成要件で考える。
これを図で考えてみると分かりやすいので、頭の中にイメージしてみていただいてもよろしいでしょうか?
まず、頭の中に薄い色の三角形をおいてください。
薄い色の三角形をおけましたか。
その薄い色の三角形の一番上に(三角形のてっぺんですね)ここにまず丸を一つおきます。
三角形のてっぺんに丸が置かれた状態です。
今度は、三角形の底辺に丸を三つおいて(両端と真ん中ぐらいですかね)さらにてっぺんの丸と線でつなげる。
そんなわけで、てるてる坊主みたいなものが頭の中に描けたかなと思います。
この図でいうところのてっぺんの丸、これが目標そのものですよね。
出したい成果とか、実現したいこと、ありたい自分、これが目標そのものかなと思います。
このてっぺんを支える三つの丸、これが目標の達成要件ですね。
達成要件って、五個の場合も六個の場合もあると思うのですけれども、特にこの目標達成においてインパクトの大きな三つを考えるというのが、一つポイントなのかなと思います。
例えばの例でいうと、私は年末に本の原稿を書き上げるという目標がありまして、11月に着手して、12月末までの二ヶ月で本の原稿を書き上げるという目標を掲げました。これがてっぺんの丸。
じゃあ、二ヶ月で本を書き上げるための下の丸、目標の達成要件をどう置いたかというと、まず一つは、構成がきちんと固まっていること。
構成が曖昧な中で原稿にむかっても書けないので、構成がきちんと固まっていること。
二つ目の達成要件は、書く内容が具体的に決まっていること。
当たり前じゃんって思うかもしれないですけれども、例えば、構成が第一章第二章、その下の中見出しだったとすると、中見出しの中に具体的に何を書くか、少なくとも箇条書きで十個以上書かれている。これが書く内容が決まっている状態ですよね。
さらに、三つ目の達成要件は、二ヶ月という期間ですので、まとめてやるのではなくて、一定のペースで進める。
これが、私が考えた二ヶ月で原稿を書き上げる達成要件でした。
この達成要件を明らかにして、粛々と進めて12月末に書けた、そういった感じでした。
目標と達成要件をセットで考えよう
何が言いたいかというと、目標だけ立てて達成要件が考えられていないとか、達成要件が明らかになっていない、もしくは、インパクトの大きな達成要件が洗い出せていない、これだとやっぱり目標達成って難しいですよね。
なので、頭の中にてっぺんの丸と、それを支える三つの丸を書いて、てっぺんの目標は何か?それを実現するための達成要件、特に優先度の高いもの三つは何なのか?これをセットで考えていくことを、今年はぜひおすすめしたいなと思います。
他にどんな例がありますかね。
例えば、「プライベートで毎日笑顔でいたいです。」
目標というか、Beingの理想を掲げたとした場合に、どんな実現要件があるかなというのは、もちろん人によって違うと思うのですけれども、例えば、「自分の時間が、忙しい毎日の中でも確保できること」とか、「パートナーと対話ができて、信頼関係でパートナーとつながっていること」、三つ目は、「パートナーや子どもをコントロールしようとしないこと」、そしたら毎日笑顔でいられるかなとか。
仕事の上での目標も、達成要件レベルで景色合わせをしていく
あと仕事でもいけますよね。
例えば、「今年はチームで新しい技術にチャレンジするぞ」ということを、開発だとか、エンジニアリング系で立てていたとした場合に、じゃあどうすればそれ実現できるかな?
「まず、圧倒的に時間がないよね。なので、時間を生み出すということが必要だよね。」
二つ目は、「今持っている情報だけだと、なかなかチャレンジできないから、外に行って情報を集めてくるということが必要だよね。」
三つ目は、「そもそもお客さんが求めていることが実現できないと、新しい技術も何もないわけなので、顧客ともっと対話して、どういったニーズがあるか?それを掴む時間を意図的に作っていこうよ。」
こんな感じだったりとか、適当な例えですけれども、目標そのものとセットでインパクトの大きな達成要件を考えていくというのは、こんなイメージかなと思います。
頭の中に三角形を描き、てっぺんの丸と、それを支える三つの丸を考えていく。
目標プラス達成要件を設計していくという感じですかね。
まさに目標デザインかなと思います。
これで妄想していただくと、ちょっと掴めるんじゃないかなと思うのですけれども、目標に対して達成要件というのは、より具体的になっていくんですよね。
この達成要件をさらに分解していくと、三段目、四段目という形で、具体的なDO(アクション)が描けて、さらに目標を設計して実現に向けていくということの精度が上がっていくかなと思います。
そしてこのやり方は、私は仕事でも超使えるかなと思います。
目標そのものは、例えばチームで決まっていたり、上司と一緒にやり取りされることが多いと思うのですけれども、目標そのものだけではなくて、この達成要件レベルでコミュニケーションを取らないと、どうやったら実現するのかという手段がぶれちゃったり、もしくは、目標そのものの理解がずれちゃうということがあるのかなと思います。
なので、仕事の上での目標も、ぜひ達成要件レベルで、上司だとか、チームメンバーと景色合わせができるといいんじゃないかなと思います。
常に目標がなければならないという想いを手放そう
そんなわけで、『目標設定のコツ』は、目標プラスその達成要件で設計しようという話でしたが、最後に、目標に関して私が一つ思うのは、仕事の上での目標というのは、ある程度期間が決まってあるんじゃないかなと思うのですけど、人生における目標については、常に何か高い目標がなければならない、この想いって手放してもいいんじゃないかなと思います。
なぜならば、今すごく変化が早いですし、ライフイベントなんかを迎えると、自分自身もどんどん変わっていくという段階では、常に何か目標があるという状態って難しいと思うんですよね。
それよりも大事なのは、自分に合った目標だとか、ありたい自分の姿を探索する期間を持つことかなと思ってます。
「早く目標を持たなきゃ」、「何か目標に向かわなきゃ」と、拙速に自分に合わない適当な目標を決めちゃうよりも、「今は探索期間なんだな」そういう時期があってもいいかなと思います。
でも、仕事においては目標があるし、必要だし、これは実現させたいという目標を持ったら、それを実現させたいという中で必要になるのが、この目標達成の技術かなと思いました。
今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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