#219 夫婦間での不公平さがつい気になってしまう〜akiponさんのコメントより〜
今日も6月2日水曜日のランチタイムイベントをご紹介させてください。
読むビジネス書のaudiobook.jpさんとのコラボイベントで、【時間がない人の学び方のヒント！習慣づくりでこれからのキャリアを磨くランチタイムトークセッション】というイベントを開催させていただきます。
このVoicyもそうなのですけれども、耳時間とか、ながら学習とか、音声を上手に使ってインプットしていく、これってすごい可能性があるなって私は最近思うんですよね。
こういった「耳」、「ながら音声」といったところもキーワードにしながら、時間がなくて毎日忙しい私たちが、どうしたら自分なりに満足できる学習時間だとか、習慣づくりができるかな？こんなテーマでトークをさせていただきます。
興味あるなという方、ぜひ参加いただければ嬉しいです。
放送にURLを貼っておきます。
今日は、聴いてくださる方から質問をいただきまして、この質問を元に放送していきたいなと思います。
大元は5月5日のゴールデンウィーク中、チーム両立サプリのりなちゃんとのおしゃべり放送にいただいた質問です。
（#213 GWスペシャル｜両立サプリチームりなちゃんが小田木家のパートナーシップについて聞いてみた）
この時に何を放送したかというと、テーマは小田木家のパートナーシップだったんですね。普段あまり喋らないのですけれども、りなちゃんに質問やツッコミをいただいて、それに答えていく回として放送をさせていただきました。
こんな連休中に聴いてくださったakiponさんから、コメントと質問をいただいています。akiponさん連休中にありがとうございます。
こんな感じです。
【りなちゃん、いつも超ナイスな質問をありがとうございます。
まさにお聴きしたかったテーマだったので嬉しかったです。
過去放送でもお話されていた「相手（パートナー）との間に公平性を求めない」「公平性よりもチーム家族としてみんなが幸せになるためにお互いどうすればいいかを考える」という内容に通じるところがあるなと感じました。
とはいえ、自分自身を振り返ると、ついつい「不公平感」に意識がいってしまうことが多々あり、まさに箱に入っている自分が残念になってしまいます。
こんな私に何かアドバイスがあれば教えて頂きたいです。】
という内容でした。
ポイントは、パートナーとの間でついつい不公平感に意識が向いてしまう。そして、そんな自分が残念に感じてしまう。何かいいアドバイスありませんか？こんな感じです。
夫婦間での不公平さがつい気になってしまう
まずですね、akiponさん、めっちゃ分かるっていう感じです。
公平性を求めないというのは、本当に自分に言い聞かせているようなものなんですよね。
なので、ついつい不公平感を感じちゃいます。だって人間だもの。
例えば、公文のお迎えっていつも私が行ってるなとか、フクちゃんの散歩の時にウンチバッグを持つのはいつも私だな、こんなこと日々ですね。
公文のお迎えは、在宅で私が早く行けるからだし、ウンチバックはリードをひいているのが夫だからっていうところなんですけれども、それでもいちいち不公平感が目についちゃう。こういうもんだと思っています。
なぜこんなに不公平を感じるのかに着目
ただ、この不公平感を手放したいので、私の場合はどうしているかというのを考えてみました。
私の場合はですね、不公平な事象そのものに着目しない。
じゃあ、何に着目するのかというと、なぜ自分はここにこんなに不公平感を感じてしまうのか？に着目するようにしてます。
たぶん不公平感を感じる時って、不公平なことそのものが問題なのではなくて、自分の工夫とか努力とか希望を相手が理解してくれてないって感じるときに、結構不公平感って強く感じられるなっていうのが私の感触です。
例えば、私が昔めっちゃ感じてた不公平感というのが、私が保育園のお迎え担当だったんですね。送りは夫が担当。
一見公平に見るじゃないですか。片方ずつ。
でも私は、お迎えの方が負担が大きいといつも思っていて、不公平だって感じていたんですよ。
このケースで、なぜこんなに不公平感を感じてしまうのかを考えてみると、その時に私が考えていたのは、お迎えってまず仕事終わらせていくんですよね。送ってから会社に向かって仕事がスタートなのではなくて、その時間に仕事を終わらせて向かわなきゃいけないんですよ。
なので、もう夕方に近い時間から、ちゃんと時間通りに終われるか？、あふれ出ないか？というのをずっと気にしながら仕事しなきゃいけないんですよね。余裕を持って出られる日なんてないですし、定時ぴったりにダッシュで向かったとしても、夕方の道が混んでいるので、ギリギリなんですよ。
仕事が終わるかソワソワドキドキして、最後は「えい！」って会社を出て、しかも混んでる道にやきもきしながら向かう。
「どうしよう、遅れる、待ってるかな？先生どう思うかな？」
そんなことを考えながら、毎日毎日向かっている。
「こういう状態で、私はお迎えに毎日頑張って行ってるの」っていうのを、夫に対して「あなた分かってくれてる？」みたいな。ここだったんですよね。
お迎えに行くこと自体は良かったですよ。だって誰かがお迎えに行かなきゃいけないし、行ったら「ママー」って言って出てきてくれるし、一刻も早くお迎えに行きたい気持ちはある。
でも、そこに不公平感を感じちゃってるのは、そんな気持ちを抱えながら毎日頑張ってお迎えに行っている、こういった私の状況をあなたが理解してくれている？ここが不公平感の源泉だったんですよね。
こういう場合って、何が解決策か？「じゃあ、お迎えは交代交代で同じ数だけ行こうよ」じゃないんですよね。
解決策は、対話しかないなって思いました。
この対話も要注意で、「こんな感じなんだけど、あなた本当に分かってくれてるの？」このアプローチではないですよね。
分かってくれているかどうかというのは一旦わきに置いて、自分がこういう思いを感じているとか、こういった思いを抱えながら迎えに行っているというのを聞いてくれればいいんですよ。
なので、相手を責めるとか、不公平感の解消に動くというよりも、こういう思いをしている自分について相手に聞いてもらうっていうのが、私は不公平感のそもそもの元凶を解消するポイントなのかなって思っています。
意外と単純なもので、「そうか、そんな大変な中で工夫して行ってくれてるんだね。ありがとう。」こう言ってもらえるだけで、不公平感って全然違うんだなって体感しています。
不公平感にこだわり続けずに、いかに手放すか
それでも、なんかなーと思う場合に、もう一つ、なんで不公平感を手放した方がいいかというところについても考えてみました。
一言でいうと、家庭平和と自分の心の平和のためかなって思ってまして、要は、不公平感にこだわり続けるとどうなるか？
本当は満たされるための思いやり合いをしたいはずなのですけれども、不公平感にだけ着目しちゃうと、「俺はこんだけやってるんだから、お前ももっとこうしろよ」とか、「私は大変なんだから、あなたももっと苦労しなさいよ」こういうやり取りになっちゃって、最後に行き着くのは、仲良く共に苦しむ関係性にしかならないなって思っています。
例えば、最近うちの場合は、子どもたちともこういう関係性に陥りがちになっちゃうのですけれども。
夕飯を作るじゃないですか。お手伝いを進んでやっている時はめっちゃ平和なんですよ。「ありがとう」とか、子どもも「やったー、できた！」みたいな感じで、平和な時間が流れているのですが、ここで私がですね、「あー、もう私ばっかりなんでこんなにやってんだろう？子ども達はゴロゴロしてるし」なんていう思いを抱えたまま、「ちょっと手伝ってよ」って声掛けると、こうなるんですね。
「だって、ねえねだってやってないじゃん」とか、「相手がもっとやるべきだよ」って言い出して、泥沼状態。
本当はおいしいご飯をみんなで作って食べたいだけなのに、こういうことになっちゃうんですね。
これが不公平感にこだわり続けた結果、仲良く共に苦しむ、「もっとお互い苦労しろよ」のなすりつけ合いになってしまうケースかなって思いました。
なので、自分だけが損をしているとか、不公平ではないか？という思いを、いかに手放すかって大事ですよね。
でも、結果手放した方が満たされるっていう不思議なサイクルがあるので、そんなふうにできたらいいなと私も自分に対して思っています。
akiponさんいかがでしょうか。
ちょっとでもお役に立てたらいいなって思いました。
akiponさんが不公平だなって感じる大元の部分の理解ができて、パートナーともシェアできたらいいなって思いました。
応援してます。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子（おだぎともこ）です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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