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出向とマネジメントの「モヤモヤ期」を越えるための学び|管理職として働きながら受講したスクラ10期生 藤井寛子さん<後編>
働く女性がチームで成果を上げるためのスキルを学ぶオンラインスクール「スクラ」。今回は企業で管理職として働きながらスクラを受講した修了生に、受講のきっかけや受講中の様子、その後の手応えなどをお聞きしました。
ゲストは2024年8月に6ヵ月間の学びを終えた10期生の藤井寛子さん(いけちゃん)。聞き手は、スクラ運営事務局の桐山梨奈です。
「スクラって仕事しながらでも受講できるの?」「でも大変?」「どんな効果があった?」気になる方はぜひお読みください!
前編からぜひご覧ください。
時間ブロックと直後のレポート提出で、仕事とスクラ受講を両立
桐山:会社に許可を得て、仕事中にスクラを受講できる体制を整えたいけちゃん。ここからは、実際に仕事しながら受講してみてどうだったかお聞きします。お仕事とスクラ受講の両立について、大変だったこと、また逆にスムーズだったことはありますか?
いけちゃん:そうですね。自分が想像していたほど、受講に負担はなかったです。
就業時間中の受講については会社の許可を取っていたので、早めにカレンダーで日程をブロックしていました。なので、あまり支障はありませんでした。どうしてもの都合でオンタイムで講義を受けられない時は、アーカイブ配信で受講していました。
桐山:スクラは受講レポートを出してもらうんですが、いけちゃんは提出が早かったですよね。どんなリズムでされていたんですか?
いけちゃん:スクラの講義は午前中でしたので、12時までスクラを受講して、お昼休みに入ります。私は記憶が新鮮なお昼休みのうちに、レポートを書いて提出していました。
桐山:記憶も気持ちもホットなうちに、レポートを出していたんですね。いけちゃんが負担感なく受講できたのは、会社の理解を得て、時間をブロックして、スクラに集中できる環境を整えたことが大きかったのだなと感じました。
心の余裕を持てるようになった。きっかけは「対話」を学び、職場で実践したこと
桐山:半年間スクラを受講してみて、心境や行動面でどんな変化を感じていますか?
いけちゃん:全体的に心の余裕を持てるようになりました。
と言うのも、スクラでは毎回「対話」を大切にしています。毎週、スクラで「対話」を学び、本業に持ち帰って「対話」を実践する。このサイクルを繰り返し、「対話」を意識するようになると、心境が変わってきました。
以前の自分だと、すぐに答えが出ない状態に1人で勝手にモヤモヤしたり、イライラしたりして、人にアウトプットできないまま終わることが多かったです。それが、「対話」を学んでからは、些細なことでもとりあえず人にアウトプットして、フィードバックをもらえばよいと思えるようになりました。
桐山:1人で勝手にモヤモヤしてしまうの、わかります!いけちゃんにとって、心の余裕を持つきっかけになったのが「対話」だったんですね。
いけちゃん:はい!もう「対話」にはメリットしかないと思います!
桐山:メリットしかない!自分の中で答えが出せないことについて、アウトプットするハードルが下がったのですね?
いけちゃん:誰に対しても、ハードルはすごく下がったなと思います。1年前の私が上長に対して感じていた壁も、今はかなり違っています。私が上長に投げかけたら、思っていたよりも何かしらフィードバックをもらえるんだという気づきがありました。
桐山:上長に話を持って行くときは、ある程度、整理したり、結論を見出したりしてから伝えようと思いがちです。そこが変わったのでしょうか?
いけちゃん:そうですね。自分なりの仮説は持って行きますが、完璧じゃなくてもいいと思えるようになりました。一旦、今のものを投げて、フィードバックをもらえたら、さらにクリアになるという考えです。スクラで毎週行ったグループセッションの経験からの気づきです。
桐山:スクラでは自分の考えを人に伝えるアウトプットの機会が毎週あるので、「職場でもアウトプットするハードルが下がった」「周囲と連携することが増えた」という声は受講生からよく聞くエピソードです。いけちゃんも、まさにそうだったんですね。
いけちゃんはスクラ受講前、職場での仕事が属人化していて、メンバーから情報があがってくるのがトラブル前だったと言われていましたね。この課題感は解消されましたか?
いけちゃん:まだ完璧ではないですが、いや、完璧は一生ないかなと思いますが(笑)、メンバーとのやり取りは増えました。私からメンバーに「対話」をするようにしていると、相手からも以前より気軽に相談してもらえるようになりました。
桐山:いいですね。マネージャーがいい意味で肩の力が抜け、心の余裕が生まれたことが、メンバーにも伝わっているのではと思いました。
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「ネガティブケイパビリティ」に関する書籍。
会社の推薦図書コーナーに置かせてもらったそう。
スクラでは、すぐに答えがでない問題への向き合い方も学びます。
多種多様な同期からのフィードバックがもらえる環境。プライベートで生きる学びも多い
桐山:では最後に、スクラが気になっている方に向けて、いけちゃんからメッセージをいただけますか?
いけちゃん:受講してみると、同期には産休・育休中の方もいれば、仕事しながら受講する方もいて、全国からさまざまなバックグラウンドや職種の人が集まっていました。そのため、毎週出てくる話題は千差万別です。知らない世界を知ることができる面白さがありました。
また、グループセッションになるとプライベートも含めたお悩み相談になったりします。私はここでアウトプットすることで、いろんな視点のフィードバックをもらい、たくさんの発見があった半年間でした。
スクラは仕事上の「チームで成果を上げるためのスキル」を学ぶスクールですが、プライベートでも生きる学びが多いです。仕事に限らず、行き詰まり感を感じている方にお勧めします。ぜひ、いろんな方に体験してもらいたいと思います。
桐山:多種多様な方が学びにきているので、着眼点が増えることは間違いないですよね!本日はお仕事しながらスクラを受講したいけちゃんのインタビューをお届けしました。いけちゃん、ありがとうございました。
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スクラでは毎週、オンライン説明会を開催しています。先輩スクラ生が2名参加して、今回とはまた違った体験談を聞くことができます。少しでも興味をお持ちいただいた方は、ぜひご参加ください!
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本企画はVoicyとの連動企画です。本稿はVoicyでの対談を編集したものです。生対談はVoicyチャンネル 明日の景色を変える「仕事サプリ」でぜひお聴きください。