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#1230 自律的に考えるって、1人で考えることじゃない

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

HRライブ2024「チーム体験をデザインしよう」は、9月10日!

今日は水曜日です。
本当に雨がたくさん降ります。
実は私は、今週ちょっと出張を予定していたんですけど、台風の影響もあり、お客様と相談してリスケをするという迅速な判断をしたところです。お会いしたかったなという方もたくさんいましたけれども、スピーディーにいい判断ができたんじゃないかなと思いますし、リスケ後の次の機会をますます楽しみにしたいなと思っています。
もしかしたらこんな感じで、これから9月にかけてぐらいのイベントだとか出張だとかお出かけだとか、いろんな予定に心配したり気をもんだりする方が同じように多いんじゃないかなと思います。
私たちも、来月9月はこのチャンネルでも何度もご案内していますHRライブ2024、特に9月10日のday1はオンライン会場に加えてリアル会場も合わせて展開するハイブリッド開催になっていますので、フィリピン沖の台風の赤ちゃんの発生段階からいろいろ目を向けていかなきゃいけないなと思っています。
今、話が出ましたHRライブ2024は、いよいよ9月10日に開催が近づいておりますが、オンラインでのご参加は天気を心配なく参加していただけますので、ぜひ皆さんチェックしていただきたいなと思います。

続きはぜひVoicyでお聴きください。

チームワーキングとキャリア自律を掛け合わせたイベントから考えたこと

今日は、最近の出来事から考えたことをお届けしたいと思います。
先週、私はとあるイベントにお邪魔をさせていただきました。
どんなイベントかというと、一般社団法人プロティアンキャリア協会さんが主催されたオープンセミナーだったんですけど、『チームワーキングとキャリアオーナーシップ-持続的成長の創り方ー』というオンラインイベントに先週8月23日金曜日にお邪魔をさせていただきました。
プロティアンキャリア協会のCGO栗原さんと一時間のトークライブ形式でお届けしました。
このイベントはすごいおもしろいんですけど、私たちが情熱を注ぐ「チームワーキングチーム」連携して一人であげる以上の成果をあげるチームワーキングという発想と、そしてプロティアンキャリア協会さんのキャリア自律を掛け合わせて、さらによくあるお悩みに対してどんな糸口が見つけられるかを、対談ライブ形式でお届けする60分でした。
もし今日の放送を聴いてくださっている方の中で、そのイベントに参加しましたという方がいたら、本当にありがとうございます。

メンバーの自律的な意欲や行動を促したいという声

その中での小田木所感なんですけれども、いくつかよくある質問を取り上げてワイガヤをするというお題の中で、一個、こういうよくあるお悩みがあったんですよね。
メンバーの自律的な意欲や行動を促したい
こんな質問にチームワーキングだとかキャリア自律の観点で、それぞれにどんなふうに考えるか一緒に深めるという、そんなステップがあったんですけど、テーマ自体はよくありそうですよね。
もっと自分から動いてほしいなとか、受け身じゃなくて主体的に仕事に向き合ってほしいなとか、そうした思いを相手が仲間に抱えることはあるんじゃないかなと思います。

私たちは”自律”を勘違いしている?

このテーマについて考える中で栗原さんと大いに盛り上がったのが、自律的に考えることは一人で考えることではないという、このスタートラインだったんですよね。
自律的に考えることは一人で考えることではない。
言われてみればそうですよね、だと思うんですけど、ついつい私たちは「自分で律する」と書いての自律を、なんか勘違いをしちゃう節があるなと私は感じましたがどうでしょうか?
ちなみに、ウェブ辞書なんかで調べると、「自分を律する」と書いて自律とは、自分の気ままを押さえて自分で設けたルールに従って行動をすること。まさに自律的な行動ですよね。とか、価値観や心情など個人の内面的要素に関して誰かの支配や制約を受けずに独り立ちすること。要は、自分が流されずに選択することとか、そういった誰かの支配や影響を受けない考え方を持ち続けること。
こういう感じで自律について解説されているので、当然ここにも一人で何かをやり切ることとは一切書いてないんですよね。
でも、なんででしょうね?
たぶん特に仕事においてだと思うんですけれども、もっと自律的に考えようよとか、行動しようよと言われた瞬間、つい「一人で考えないと」とか、「自分だけで答えを出さないと」と思っちゃうことはないですか?
さらに、「いえいえ、一人だけで考えなくてもいいから」「自分だけで答えを出さなくてもいいから」と言っちゃうと、すごい極端なんですけれども、今度は逆に振れすぎて、「そうじゃないということは、誰かに考えてもらっていいってこと?」とか、「誰かに答えをもらっていいってこと?」「誰かに決めてもらっていいってこと?」みたいな感じに、ちょっと極端に振れすぎちゃうことさえもあるなと思うんですよね。
このように超右寄りでも超左寄りでもなくて、真ん中がありますよ。そういう話だと思うんですよね。自律的に考えることは一人で考えることではない。真ん中はどういう状態かというと、誰かの手を借りて自分で考えるとか、誰かの手を借りることでもっと考えが深まるとか、もっとたくさん気づけるとか、そして自分で答えをちゃんと選び取れるようになるということが、実際現実にはすごくあるし、特にスピードが求められているとか、経験のないチャレンジをしていくというと、真ん中でいくということが結構不可欠なんじゃないかなと思うんですよね。
でも、つい一人だけで考えるか、もしくは誰かに考えてもらっちゃうかの二極しかないということが、過去の私を振り返ってみてもあったんじゃないかなと思います。
真ん中というのは、誰かの手は借りるんだけれども、それでもこれに答えを出す主体は自分なんだとか、これを進める主体は自分なんだということで、ハンドルは自分が握り続けるということが担保をされれば、自律的に考えるということはどこまでいっても失われないんだなということを考えました。

自律的に考えることは一人で考えることではない

そういう意味で、自律的に考えることは一人で考えることではないというスタートラインの栗原さんが提示された考え方というのは、私たちはもしかして自律を勘違いしちゃっているということに強烈に気づかせてくれるし、そこからじゃあ具体的にどういうときにどんなふうな人との関わり方だとか、連携の仕方ができたらいいのかということを、どんどん浮かび上がらせてくれるのが、このスタートラインだなと思います。
今、仕事をしていても、それが仕事じゃなくても、例えば経験のないこととか、今の自分にはまだ自信のないことに取り組むシーンとか、短時間で前に進めなきゃいけないシーンとか、たくさんたくさんあると思うんですよね。
そんな時に「自律的に考えなければ」「行動しなければ」という思いが、一人だけで考えることだとか、一人だけで何とかしなきゃいけないことだと捉えるのか、それとも誰かの手を借りてこそ、もっと深めてたくさん気づいて、もっといい答えを自分で出せるようになろうと発想できるか、結構大きく違うなと思います。

キャリアについても本当にそうですよね。
例えば、自分の強みが分からないとか、何がやりたいのか今の自分にはなかなか発想できない、描けないという中で、一人だけで考え続けることが解を出すことにつながるのかというと、むしろ考えることが嫌になりかねない、そういうシーンさえもありますよね。
なので、より自律するために誰かの経験や発想や自分以外の視点を借りる
これは本当に必要な考え方だなと感じております。
そういう発想しながらもっと自律していけたらいいんだと思えたら、たぶん私たちはもっと積極的に主体的に仲間の着眼点を得ようと関わっていくと思いますし、途中経過の段階でどしどしフィードバックを受けようという行動も取ると思いますし、自分だけで答えが出ない時にちょっと壁打ちをしてほしいとか、対話相手になってほしいということで、具体的な取れる行動のバリエーションというのは圧倒的に増えるなと感じます。

あわせて、もともとよくあるご質問入り口とのは、メンバーにもっと自律的な意訳や行動を促したいということですけれども、自律的に動いてほしいからこそ、見ているだけというよりも、答えをあげるんじゃなくて、自律的に考えられるように関与していくということは、いっぱい工夫の余地があると思いますので、そんな考え方ができるといいな。
そのためにも自律を勘違いしないという、ここに大きなな気づきがあったなと感じた先週でした。

栗原さん、そしてプロティアンキャリア協会さん、貴重な機会をどうもありがとうございました。

「自立」のほうの過去放送もあります

ちなみに今日の放送は、「自分を律する」と書いて自律とは?というところで考えたんですけど、「自分で立つ」のほうもあるじゃないですか。自立とは?に関して、過去に大いに気づきを得た機会があって、それを過去放送で『「自立とは依存先を増やすこと」人に頼るということを捉え直す』という放送もしていたなと思い出しましたので、チャプターに過去放送のリンクを貼っておきます。
「自分を律する」の自律とあわせて、「自分で立つ」自立のほうについても着眼点を探ってみようかなという方は、こちらの放送もよかったらはしごをして聴いてみてください。

ということで、今日もお聴きいただきありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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