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#1175 子どもに「学校に行きたくない」と言われたら

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今週も金曜日です。あっという間ですね。
皆さん、今週はどんな一週間でしたか?
私は、今週はリアルイベントがありましたので、結構リアルで場の熱量を感じたりとか、いろんな人に会えたという、そんな日もあった刺激的な一週間だったなと感じています。

6月26日(水)ランチタイム・プチセミナー「復職後の仕事が楽しくなる新発想の育休デザイン」

本題に入る前にお知らせをさせてください。

続きはぜひVoicyでお聴きください。

新1年生の子どもが、「学校に行きたくない」という朝があるというお悩み

今日は、チャンネルの質問ボックスにいただいたご質問を取り上げて放送をお届けしたいと思います。
質問ボックスは、チャンネルのトップページのプロフィール欄にリンクが貼ってあるウェブフォームです。チャンネルへのコメント、放送テーマへのご要望、そしてリアル質問なんかを送っていただけますので、ぜひ活用してください。
今日、取り上げさせていただくご質問は、うんていさんからです。
うんていさん、ありがとうございます。
なんでラジオネームが「うんてい」なんだろうと気になっています。
読ませていただきます。

【この春、小学生になった子どもがいます。
自由でのびのび過ごしてきた保育園時代から一転、授業中はじっと椅子に座り、先生に言われたことを繰り返すことに疲れてしまったのか、学校に行きたくないという朝があります
体調が悪いわけでもなく、ただ気が乗らない、気が進まない状態だと思っており、一度休むとずるずる登校できないことが続いてしまいそうで、学校は休んじゃだめだよと言ってしまうのですが、本当にこの声かけていいのか迷います
私の心の中で、不登校になってほしくない、学校の勉強に遅れてほしくないという気持ちがある気がします。
何かアドバイスをいただけたらうれしいです。】

というご質問です。
うんていさん、共有していただきありがとうございます。
改めてご質問の概要は、新一年生の子どもが学校に行きたくないという朝がある。一度休むと、ずるずる登校できなくなってしまうことが心配で声かけに迷う。自分の心の中で、学校に行けなくなってほしくない、勉強に遅れてほしくないという気持ちがある。何かアドバイスがほしい。
こんな感じの内容です。

書いてくださっている、保育園時代から一転、小学校への環境チェンジが、子どもにとってもそしてわれわれ親にとっても、結構大きな大きな環境変化で、ここに戸惑う慣れるまでに時間がかかる、この気持ちはめちゃくちゃ分かります。
わが家も、長女ちゃんも次女ちゃんもそうでした。
さらに、長女ちゃんの時は、こんなに違うんだと、本人およびわれわれ親を含めて、超びっくりしましたね。
まず、行ってやることがまったく違う。先生との関係性も全然違う。そこにいるお友達も違う。通い方も違う。たぶんわが家の場合は一番衝撃だったのは、先生との関係性の違いだったんじゃないかなと思います。
小学校に入学して半年ぐらいは、保育園の前を通るたびに「あ…」という顔をして、ずっと保育園を見ている、そんな子どもを見ながら、慣れた場所で大好きだった場所から環境が変わっていく、そこで一生懸命にたぶん慣れようともがいていたんでしょうね、そんな姿にキュンってなったなということを思い出しました。

このテーマに向き合っている仲間はたくさんいる

うんてい家では、今は学校に行きたくないという朝があさがあるということですけど、このテーマに向き合っている仲間はめちゃくちゃたくさんいると思います。
特別な何かではなくて、本当にごく身近で、誰にでもあるテーマですよね。
今、うんていさんが「今日、どうしよう」もそうだし、「これから先、どうなるんだろう」そんな不安や葛藤を抱えながら模索している様子が目に浮かぶようです。

直接的なアドバイスは、私は難しいんですよね。
なぜならば同じ経験がないのと、それに関する知見がない。
これが歯がゆいんですけれども、ただ下手なことは言えないなと思うんです。
でも、大丈夫です。探せば有効な情報、今、私たちに必要な情報がたくさんあると思います。
なので今日は、目的志向で、両立サプリでそれに応えられるかどうかよりも、うんていさんのための情報を届けるために、私もいろいろ考えてみました。

子どもは行きたくない理由を自覚できない

私に言えないとしたら誰なら言えるのか?世の中、ちゃんと根拠を持って言える人がたくさんいるんですね。
ちなみに、小田木家の情報源の一つは新聞なんですけれども、確か前にあったんですよね。この記事、めっちゃいいじゃんという新聞のコラムだったんですけど、あったので、「日経 学校 行きたくない」で検索してみました。そしたらなんとあるんですね。ある所にはちゃんとある。
これは記事としては、日経xwoman(クロスウーマン)に掲載されているので、「日経 学校 行きたくない」で検索してみていただければと思います。
【「今日は学校に行きたくない」とに言われたら】ということで、ちゃんと記事がまとまっていました。全文を読むのは有料会員である必要があるんですけれども、書き出しだけでもめちゃくちゃ有益な情報だなと思ったので、ちょっとだけ記事のまんまですけど紹介させていただきます。
【あなたは、子どもに「今日は学校に行きたくない」と言われたら、どう反応しますか。
無理に学校に行かせる?
「どうしてそんなことを言いだすの?」と問い詰める?
内心、1日くらいなら休ませてもいいかなと思いつつ、休みグセがつかないか心配…という人もいるでしょう。】
これは、まんまですよね。
だから「今日は行きたくない」と言われた時に迷う親の心境とか、私たちの心の内というのは、結構同じなんだなと思います。
例えば、冒頭の見出しにあるのは、【子どもは行きたくない理由を自覚できないですよ】そんなふうに書いてあります。
これも記事ですよ。
【子どもから「学校に行きたくない」と言われると、親は何か学校で嫌なことがあったのでは?友達や先生とうまくいってないのでは?と理由を探そうとしがちです。】
あるあるですね。
【ところが、子ども本人に聞いても、「なんとなく学校が嫌だ」「分からないけど、今日は行きたくない」など、はっきりしないケースが多いもの。
子どもが学校に行きたくない理由を自覚できないことはとても多いです。
本人も学校に行きたい気持ちはあるのに、体がなぜか言うことを聞かずに困り果てています
そんな子に対し、「どうしていけないのか」「どうしたら行けるようになるのか」と詰め寄るのは酷ですよ。】
こんな感じで、小児神経専門医として不登校の子どもの外来診療にあたったか加藤善一郎さんという医師の方のコメントが書いてあります。
このコラムのケースだと、まずは子どもが一番困り果てているという状況を大人が理解してあげましょう。
そして、子どもが学校に行き渋り「今日は休みたい」と言ったら、「そうなんだね、分かったよ」と子どもの気持ちに寄り添って休ませてあげるといいですね。こんな感じで書いてあります。

冒頭で、「休みグセがつかないか心配だ」といったコメントもありましたので、なぜこういった声をかけるのか、このままいけなくなるんじゃないかとか、そういうふうに思う親の心配をどうとらえていくのかということは、たぶん続きに書いてあるんじゃないかなと思いますので、ちょっと一つを紹介しておきます。
ちなみに、他の気になる見出しとしては、「休んでもいいよと許可するのはNGですよ」とか「休んでいる間の過ごし方、やらせてはいけないことは何?」こんな感じの情報があるようです。

Voicyにも今必要な情報がきっとあります

今のは新聞記事でしたけれども、Voicyの中にもこのテーマに寄り添った情報を発信してくれている放送はあるなと思います。
私のおすすめは、教育研究科の石田勝紀さんMama Cafeラジオ
これが親子との難しい関係性、そこに勉強、部活、つい言い過ぎちゃう。いろんなあるあるを取り上げて、リアルなお悩みに応えてくれるチャンネルですので、これが一つ、おすすめです。
Voicyの中で「石田 学校 行きたくない」これで検索すると、石田さんのMama Cafeラジオの該当の放送が出てきますし、そこから関連放送もたくさん推奨してくれて、私の検索画面を見る限りだと、モンテッソーリあきえ先生とか、きょうこ先生の「教育何でも相談室」など、Voicyさんも悩みに寄り添って提案してくれますので、こういったところにもヒントがありそうだなと思いました。
うんていさんにあった情報が見つかればいいなと思っています。

自分自身の気持ちを大事にすることも大事

最後に小田木よりなんですけれども、子どもに何かあった時の親の気持ち、私たちの気持ちのケア、私たち自身の気持ちを大事にすることもすごく大事だなと思います。
例えば、長女ちゃんが小さい時にすごく咳が出るベイビーだったんですけど、一番苦しいのは本人じゃないですか。でも、外に出ると、誰か分からない周囲の目が気になって仕方がない私も、あのときにいたなって思うんですよね。
ゴホゴホ咳をする子どもを抱っこしていると、子どもの咳も止められない母親とか、育児に問題があるんじゃないか、うまくできてないんじゃないかと思われているような気に勝手に自分になって、すごくつらい思いを自分で生み出していたな。
その根底に何があったのかというと、子育てや育児に問題があると思われたくない、ちゃんとやっている、ちゃんとやれていると思われたいし、何より自分自身が自分のことをそう思いたいという気持ちに、たぶん押しつぶされそうになっていたなと思うんですよね。
こういうのって、「学校に行きたくない」もたぶん同じような心境を発動するんじゃないかなと思いますし、例えば、子どもが外で泣くときとか、体調を崩すときとか、好き嫌いを言うときとか、習い事を短期でやめたいと言うときとか、そんなこともさせられないなんてとか、うまく育てられてないんじゃないか、母親が悪いんじゃないか、家庭での育児がいまいちなんじゃないか、そんなふうに見られる、責められる、なんか得体の知れない恐怖に押しつぶされそうになるんですけど、「いやいや、違うぞ」と「そんなふうに思いなくていいんだぞ」と、今なら言ってあげたいなと思っています。
何が言いたいかというと、とにかく一人で抱えないようにしてほしいなと思います。
パートナーと一緒に、お互いに支え合って取り組むテーマだと思うし、職場の仲間にも隠すんではなくて共有できたら気持ちが軽くならないか?
もしも登校のサポートが必要になった場合に、仕事のことを心配せずに安心してそれができる環境になるといいなと思っています。
ご質問ありがとうございます。
気持ちが軽くなることを心から願っています。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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