#197 2人の娘のそれぞれの「小1の壁」を乗り越えた話~焦らないで大丈夫~
今週も金曜日がやってまいりました。
毎週金曜日はオチのないゆるい放送をする日とさせていただいておりまして、今日もそんな放送にお付き合いいただければと思います。
先週の進級・新入学ラッシュを経て、ようやく一週間が終わった金曜日だというタイミングの方も多いんじゃないかなと思います。
我が家もそうですね。
入学・進級といった出来事を振り返ると、保育園から小学校に切り替わるっていうタイミングが、やっぱり特別だったなって今でも思います。
保育園からの小学校、陸続き地続きのように見えて、ここに大きなワンステップが子どもも家族もあるなって思ってまして、今日はそんな感慨深い思いを振り返りながら、長女&次女の「我が家の小1の衝撃」、あと「そこから言える大丈夫だよ」について話をさせていただければと思います。
2人の娘それぞれの「小1の壁」
4月の新入学の様子を見ると、特に思い出すのは、緊張感が溢れ出てガッチガチになりながら小1になった長女ちゃんのことですね。
親も初めての保育園から小学校という切り替えタイミングだったので、本当にドキドキしてたし、ちゃんとやらなきゃ、しっかりやらなきゃ、早く慣れさせなきゃって思ってたなって思います。
そんな徒然ですけれども、これからの方も参考にしていただければと思います。
まず衝撃その一はですね、何もかも保育園と違いすぎる。
これですね。もしかしたら当たり前じゃんって思うかもしれないですけれども、この違いは大きいんですよ。
なので、慣れるまで時間がかかるものだと考えて向き合うといいんじゃないかなと思っています。
子どもにとっても親にとっても、「違いすぎる感」というのをそれぞれが痛感してるのですけれども、まず子どもにとっては、とにかく緊張感が大きいんですよね。
保育園の年長さんになって、そこから小学校に進級するという段階で、「もうお兄さん、お姉さんだね」とか、「もうこれから小学生だね」「頑張って」「勉強が始まるね」いろんな言葉をかけられながら、小学校に入っていくんですよね。
友達だとか周りにいる子も新しい顔ぶれですし、なによりも毎朝送ってもらっていたのが、自分の足で通わなきゃいけなくなりますし、道路を歩いていく、この姿を見るだけで泣けるみたいな、そんな感じですよね。
日々楽しいイベントが盛りだくさんで、とにかく目一杯のびのび過ごしていたのが、時間と規則という中で勉強生活をしていかなきゃいけないですし、一番は先生との関係性ですよね。
「わーい、先生大好き」みたいな感じで、ぎゅーとかやっていた保育園の先生とは違って、小学校の先生というのはクラスに一人だけいて、さらに勉強を教えて、時間と規則に基づく生活を指導してくれる人なので、やっぱりこの先生との距離間、関係性というのが、劇的に変わるなって思います。
そういう中なので緊張感がハンパない。
親にとっては、家での時間の使い方とか、気を配らなきゃいけないことが劇的に変わるんですよね。
「宿題を見ないと」、「支度させないと」、「早く寝かさないと」。
でも子どもはヘトヘトで、緊張の糸がプチッと切れているので、なかなか思う通りに動いてくれない、ヤキモキ、ということがありました。
なので、いかに保育園が保育をしてくれていたか、その恩恵を目一杯親も子も受けていたかを痛切に感じます。
子どもも家族も新生活に慣れるための時間が必要
そういう中なので、すぐに慣れるわけがないですよね、親も子も。
時間かかったなって、我が家も思っているのですけれども、我が家のケースはどれぐらい慣れるまでに時間がかかったかというと、半年です。
夏休みが明けるまでは、長女は緊張感をずっと抱えていましたし、親もワタワタしてたなって思います。
この半年というのが、長いのか短いのかは分からないですけれども、それでも確実に言えるのは、一ヶ月やそこらじゃないっていうことですよね。
なので、「早く慣れさせたい」と当然私自身も思ってたのですけれども、やっぱり焦らないことって大事だなと思いますし、「時間がかかるもんだ」って、入り口で思っていれるのと、いれないのとでは、全然違うんじゃないかなって思うので、とにかく時間がかかると受け止めて、焦らないって大事だなって思いました。
もれなく、他のおうちとか、他のお友達はちゃんとできているように見えちゃうのですけれども、そこじゃないと思いながら向き合っていただくといいかなと思います。
もう一個忘れられない衝撃がですね、次女ちゃんの時なのですけれども、まさかの学童登校拒否。
「行きたくない、学童」ってなっちゃったんですね。
なので、これについては、子どもにとっての”合う・合わない”というものを受け入れてあげられるオプションが用意できるといいなって痛切に思いました。
学童=放課後児童会ですよね。
学校が終わった後の子どもたちを預かってくれる場で、次女ちゃんは学校の敷地内の学童に入れてもらうことができました。
ちなみに長女ちゃんは、超アットホームな民間学童に通っていたのですけれども、そこが閉鎖されちゃったので、我が家にとっては初めての公設の学童に行かせていただくことになったという形になります。
私が驚いたのはですね、やっぱり時間厳守のお迎え時間ですね。
18時までなんですよ。
とにかくそこまでに必ず来るっていう。
これをやっぱり利用する上で守らなければいけない。
当然18時に着くように会社を出るのですけれども、ちょっと立て込んじゃうときがあるじゃないですか。
ちょっと道がいつもより混んじゃうときもあるじゃないですか。
このプレッシャーと余裕のなさ、死んでも間に合わせなきゃっていう中で行くお迎えというのが、これまでそう考えるとなかったんですよね。
保育園は延長が可能だったし、長女ちゃんが通ってた民間学童も延長を柔軟に受け入れてくれてたんですよ。
なので、この死んでも間に合わせなきゃプレッシャー、余裕のなさというものに、まず私がかなり削られました。
今振り返ると、もっと余裕を持って時間を組み立てろよっていう話なんですけどね。
さらに、ここに追い討ちをかけるように次女ちゃんがですね、「学童に行きたくない、学校はいいけど学童は絶対嫌だ」そう言い出しちゃったんですよね。
学童が嫌だって言いながら、朝泣くんですよ。学校に行く前に。
もう心がキューってなりますよね。
一方で、「嫌だとか言っててもしょうがないじゃん、行ってよ」と怒り出す余裕のない私がいまして、毎朝地獄絵図でしたね。
そんな問答しながら、なんとか一ヶ月ねばったんですけれども、ついぞ、慣れることはありませんでした。
どうしたかっていうところなんですが、我が家の場合は、先に学童に通えなくなっていた長女ちゃんがいましたし、近くに住む祖父母のおうちで長女ちゃんが過ごしていた事情もあってですね、次女ちゃんは通い続けてほしいなって思ってたのですけれども、6月に早々に退会をすることになりました。
でもその時に思ったのは、選択肢があったので、合わないなら行かなくてもいいよって最終的に言ってあげられた、これが良かったなって思います。
大人でも新しい環境に合う合わないってあるじゃないですか。
そこから慣れていく人もいれば、やっぱりどうしても慣れないというケースもあるんだなって改めて思いました。
そして今の環境だったら、在宅勤務という環境も選択肢になったかもしれないなって思います。
焦らないで大丈夫
そんなわけで、小学校に一段上がるというこのタイミングに本当にいろいろありました。
いろいろあったけれども、なんだかんだ家族で乗り越えられたし、今振り返ると、大丈夫なんとかなる。
うまくいかないことも受け入れて、時間がかかることも受け入れれば、最終的には本当になんとかなるなって思えました。
なので、もし今新しい生活に向き合って、「早く慣れたいな、早く慣れなきゃいけないな」そう思ってる方がいたら、「大丈夫、焦らなくて。よしよし。」って思っていただければと思います。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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