#1301 チームマネジメントを山登りに例えてみた
おはようございます。
小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで私たちの仕事の景色を変えるためのの日々に役立つヒントをお届けします。
今週も金曜日です。一週間お疲れさまです。
今週が終わりますと、いよいよ11月最終週ですね。
気が付いたら私も「今年ももう終わりですね」と話していそうで、本当に早いなって思っています。
私は毎日愛犬フクちゃんの夕方の散歩担当なんですけど、ぶるっと寒い温度になってきたなと思います。
わが家のフクちゃんはもう老犬なので、歩くペースもゆるりゆるりゆるりであんまり運動にはならないんですけど、でも一方で日の暮れた住宅街を家庭の喧騒とも仕事の喧騒とも離れて、あんまり何も考えずにゆるゆる歩く、またポッテリポッテリ歩くフクちゃんがかわいらしくて、これを眺めながら、耳で最近のお気に入りではまっている古典ラジオを聴きながらの30分が、本当に欠かせない習慣になっているなと思います。
皆さんは一日の中で30分でも心が休まる時間がありますか?
チームで成果をあげるための具体的な実践を山登りに例えてイメージしてみよう
そんな金曜日の今日の放送は、「チームマネジメントを山登りに例えてみた」こんな放送をお届けしたいと思います。
例え話で考えてみよう放送ですよね。
なんで今日はこれなのかですけど、このチャンネルの一つの大事なキーワードがチームなんですよね。
タイトルコールでまさに「このチャンネルはチームワーキングで私たちの仕事の景色を変えるための日々に役立つヒントをお届けします」なんて言っちゃっているんですけれども、ここにもチームというキーワードが入ってきています。
ちなみにチームワーキングという呼び方をしているんですけど、これに込めた意図は、チームで成果をあげる仕事のやり方をこのチャンネルでチームワーキングと呼んでいます。
よく「なんでチームワークじゃないんですか?」と聞かれるんですけれども、チームワークっていわゆる共通の目的達成のための連携じゃないですか。私はもうちょっと広めの意味を使いたいなと思ったんですよね。なのでチームワーキング。ingがつくことによって、チームで成果をあげる営み全般、これがよりチームワーク以上に表現できるキーワードかなということでチームワーキングを使わせていただいてます。
近い意味だと、どっちかというとチームワークよりもチームマネジメントに近いかもしれないですね。チームをどう動かすか、その中でチームの一員としてチームマネジメントにどう貢献していくか、私たちがおもしろい仕事をして手ごたえを得ようと思うと、結構欠かせない観点だなと思います。
なので、私たちはどうしたらチームでいい仕事ができるのかね、具体的に何をすることがチームの成果を変えるのか、そのイメージを合わせるための例えを山登りで考えてみたという、そんな発想を試しに皆さんに今日は聴いていただこうかなと思います。
題して、「チームで成果をあげるための具体的な実践を山登りに例えてイメージしてみよう」こんな感じです。
なぜ自分たちは山に登る必要があるのか、意味を確認してみんなで動機付けがされること
皆さん、妄想の準備はよろしいでしょうか?
どんなシーンをイメージしていただきたいかというと、いろんな人が寄せ集まったチームでみんなで山を登るシーンをイメージしてください。いろんな人が寄せ集まってみんなで山を登るシーン。一応たどり着きたい山頂をチームとして到達したいゴールとしましょう。
そうした場合にまず何が必要になるかというと、なんで山に登る必要があるのか、これに全員が腹落ちをしているということですよね。
いろんな人が寄せ集まっていると、まずスタートラインで考えていることってバラバラじゃないですか。
なので、私たちは山に登って山の山頂に至りたいという場合は、なんで山に登る必要があるのか、この意味を解いたり、みんなが登る必要性に納得してるとか、なんなら登るということに動機づけがされているということが、まず最初に必要になりますよね。
「えー、私は山とか全然登りたくないんですけど」とか「登る意味が分からないんですけど」こんな状態だと、みんなで山頂に至るということが難しいので、まず最初に必要になるのは、なぜわれわれは山に登る必要があるのか意味を説いてみんなが動機づけがされているという状態を作ること。
どの山にどのルートで登るのか、めざす成果とか要件を示して、合意ができていること
そうしたら次は何が必要になると思いますか?
山といっても、世の中にいろんな山があるじゃないですか。
仕事においてめざすべき成果っぽいものは結構いろいろあると思うんですよね。そうなってくると、いろいろある山の中でどの山に登るのか?めざすべき山頂の認識がみんなが同じであるということがすごく大事になると思うんです。
チームにおいては、いわゆる共通の目的ってやつですよね。
なので、富士山なのか、駒ヶ岳なのか、八ヶ岳なのか、「私たちが登る山ってどれですか?」この認識を合わせることも必要だし、「私たちがめざすのは富士山の山頂だよね」ここが決まったとしても、富士山山頂に至るルートっていろいろあるじゃないですか。
ということはどのルートで登るのか、富士吉田口ですか、それとも御殿場口ですか?
あとは、どのぐらい時間をかけて登るのか、3日で行くのか、それとも日帰り弾丸登山なのか?こういうことも、チームで登る以上は認識を合わせる必要がありますよね。
なので次に必要なのは、どの山にどのルートで登るのか?チームに例えると、めざす成果だとか、成果の要件を示して、みんなが同じ認識にある状態を作る。合意形成をすることがやっぱり大事ですよね。
どうやって連携することで安全に適切に山頂に至るのか
じゃあ、めざすべき山頂が見えたら次に必要になるのは何かというと、単独登山ではなくてチーム登山なので、どうやって連携することで安全に適切に山頂に至るのか、そのために連携して登山をしていくということが欠かせないですよね。
「私は力があるからたくさん荷物を持てます」とか「私は地図が読めるので地図を読みますね」とか「水と食料の管理は任せてください」みたいな感じで、めざす山頂に向けての道のりを連携して登っていくということが大事ですよね。
変化する状況に適切な解を選び取っていけるコミュニケーションができること
最後に4つ目のピースがあるとしたら、山の天気って変わりやすいじゃないですか。登りはじめたときの予測と状況が変わってくるということが結構普通にあるかなと思います。
なので4つ目に必要なことは、状況が変わった時に、要は変化する山の天気にどう対応するか?
特にいろんな人がいるということは、いろんな視点を集めてもっともその時に必要な答えを選んでいけるということが必要なので、違いがちゃんと多くの視点につながってもっともらしい答えをチームで選び取っていけるか、いわゆる対話的コミュニケーションができているかみたいなところが、4つ目のペースになるかなと思います。
これがチームで共通の目的を達成する、みんなで山頂に至るという中で、必要な行動を4分解で例えてみたという感じのイメージですが、いかがでしょうか?
もう一回ですが、まず必要なのは、なんで自分たちは山に登る必要があるのか、意味を確認してみんなで動機付けがされること。
次に、どの山にどのルートで登るのか、めざす成果とか要件を示して合意ができていること。
今度は、山頂に向けて連携して登っていけることで、変化する状況にちゃんと多くの視点を合わせて適切な解をその都度に選び取っていけるコミュニケーションができる。
こんな感じのイメージです。
チーム登山で山頂を目指すなら何が必要?から発想するチームマネジメント
例えてみたという話ですけど、例えると何がいい?というところなんですけど、チームマネジメントみたいな言葉だけで語られるよりも、具体的なイメージができませんか?例えが悪かったらごめんなさいですけれども、具体的にイメージができませんか?
具体的にイメージができると、具体的にやっていることとつなげて考えられると思うんですよね。
そうすると、必要なところや力の入れどころが見えてきたりしますよね。
「そうかそうか、登るべき山の目線を合わせるということが今は必要だよな」とか「目的は明確だから、もっと連携する必要があるよな」とか、こんな感じです。
さらに、例えで具体的にやっていることとつなげて考えられると、例えばリーダーであれば、リーダーとしてどんなふうにチームを動かしたら、みんなで成果が大きくできるかな?ということが考えられますし、チームの一員だったとしても、チームの一員としてどう動くか、どうチームにかかわるかということを具体的に想像ができるのも、例えから発想できるといいななんて思っています。
とにかく、みんなが想像できる例え、具体的な行動がイメージできる例え、そんなものを使いながら、今の状態を振り返ってみたり、もしくはこれから自分たちに必要な力の入れどころをフォーカスしてみたりということができると、こんな例えも役に立つんじゃないかなと思って放送にしてみました。
ちなみに私もこの登山の例えでいくと、このメンバーでいい登山したいって思いながら、今、何をするべきかいろいろ工夫をしますし、みんなで山頂でいい景色をみたいじゃないですか。そのために今は何が必要なのかなんていうことを考えたりしています。
小田木朝子(おだぎともこ)プロフィール
人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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