#777 自分も相手も大事にできる心のルーティン
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、仕事をおもしろくするチームワーキングが学べる、オンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
今週も一週間がスタートいたしました。
月曜日ですね。そして、2月が終わって、3月が始まる。
今週は、皆さんにとってはどんな一週間でしょうか?
#自分を大事にするとは
今日はまた、Voicyさん全体のハッシュタグテーマにもとづいて放送をお届けしたいと思います。
今日のハッシュタグは、『 #自分を大事にするとは 』でございます。
皆さん、自分を大事にできていますか?
私自身は、このテーマに対してどんな感覚を持っているかというと、年齢を重ねるごとに自分を大事にできるようになってきたなという感覚も持っていますし、さらに、自分を大事にするとはこういう感覚なのかなということも、だんだんつかめてきているなと思うようになっています。
ちなみに、新年に放送させていただいた、「体がカチカチに固まりがちなので、ストレッチを始めます」という宣言をさせていただきましたが、ストレッチはゆるく続いております。
毎日ではないですが、自分なりに良いペースで続いているな。
自分の体を大事にするっていいもんだな。
そんな感覚を持っています。
今のが体の側面だとすると、心の側面に関しても、ここ数年で自分と周りに寛容になれたな、そんな感覚を持っています。
このチャンネルをお聴きくださっている方には、私が今、柴犬フクちゃんと植物と漫画にはまっているということを知っていただいていると思うのですが、以前は、「趣味とかないんですよね。強いて言えば、仕事が趣味かな」みたいなことを言っていた時もあるのですが、でも趣味ができた。
こういった私に対して、「そういう時間を持つ自分を許せるようになったんですね」そんなふうに言ってくれる人もいて、「なるほど、これも一つの自分に寛容になるということなのかな?」そんなふうに感じたりしています。体の側面と心の側面を含めて、今はとても精神状態が穏やかだな。
仕事は忙しいし、家庭でもいろんなことが起こるし、でも精神状態はとても穏やかで自分を大事にしていると言えるし、だからこそ周りも大事にできている。
そんなふうな手ごたえが持てているなと感じている今日この頃です。
自分も相手も大事にできる心のルーティン
今日は、そんな私の数年の自分自身の変化も振り返って、自分も相手も大事にできる心のルーティンって何だろう?
これを考えてみたいなと思います。
私自身も、以前よりも自分を大事にできているという感覚を持てるようになったのは何なのか?
言い換えると、以前と比べて、どんな心の使い方や思考ができるようになったことが影響しているのか?
その変化の要因を自分なりに分析してみて、ここでもしも再現性があれば、この放送を聴いてくださる方にも役立つんじゃないかなということで、自分も相手も大事にできる心のルーティンを言語化してみようかなと思います。
「評価を手放す」と、自分も相手も大事にできる
先に結論を言っちゃうと、ずばり、評価を手放す。
ここにあるんじゃないかなと思います。
評価を手放すと、自分も相手も大事にできる。
このメカニズムについて、今日はお話をしたいと思います。
どういうことかというと、「評価を手放す」何の評価かというと、自分で自分にする評価と、プラス、自分が相手にする評価、この二つの側面が評価にはあると思います。
例えば、今日、予定していたやりたいことができなかった場合に、「ああ、私ってだめだわ」と思ったり、「本当はやりたかったのに、あの人がこういう絡み方をしてくるから」とか、「こういうことが起こらなきゃ、きっとできたんだけどな」こういうふうに考えたりしますよね。
これも一つの評価だと思います。
また、何かがうまくできなかった時に、同じように自分を評価したり、周囲を責めちゃったり。
例えば、子どもに起こってしまった。「ああ、だめな私、なんでもっと優しくできないんだろう」と思ったり、パートナーが××してくれなかったら、「何でやってくれないんだろう?」と思ったり、上司に対しても、「上司がもっとこうだったらよかったのに」普通に毎日、頭の中を駆け巡る思考だと思うのですが、私たちは毎日すごく評価しているし、つい意識せずとも無意識的に評価しちゃうことが毎日繰り返されているんだなと思います。
自分の物差しに引きつけて、〇×をつけている
評価って、改めて何だろう?と思うと、違う言い方をすると、一つのダメ出しですよね。
自分に対してダメ出しし、相手や環境や周りに対してダメ出しし、とにかく目に入るものを、「それが良いか、悪いか?」とか「分かるか、分からないか?」とか「共感できるか、できないか?」自分の物差しに引きつけて、〇×をつけていく。
こんなことを繰り返してるんだなと、私自身も自覚があります。
朝、起きてから、おはようからおやすみまで、寝るまでずっといろんな評価をしている。
例えば、朝、子どもがご飯を全部食べた。「よし、グッド!」
全部を食べなかった、残してしまったとなると、「ノットグッド」
時間通りに家を出ることができた。「グッド」
仕事で想定外のボールが飛んできた。「マジかよ?ノットグッド」
こんな感じですよね。
くれぐれもこれは普通の心のメカニズムなので、こういう状態を全否定する必要はないと思うんです。
ただ、一日の中でちょっと評価を手放す時間があってもいい。
ちょっと評価を手放す時間が、自分を大事にすることになるし、自分を大事にできるから、結果、大事な人や周りも大事にできることにつながるんじゃないかなと思います。
評価せずに、ありのままを見る
では、評価しないとはどういった頭のまわし方になるかというと、例えば、「なぜあの時、あれができなかったんだろう?もう私のバカ」と思うタイミングがあったとしたら、これが良いか悪いかを評価するのではなくて、「あの時はできなかった。 あの時の自分にはそれをすることができなかった。以上。」ですよね。
良いか悪いかではなくて、できなかったという事実として受け止めるとか。相手に対して、「なぜ××してくれないのか?」「なぜこう考えないのか?」「なぜこういう行動を取らないのか?」と思っている状態を、これも自分が取ってほしい行動に対して、できたできないという〇×をつけている状態なので、「相手はそうしなかった。相手には相手の事情があるんだろう。」と、いったん評価せずに、ありのままを見る。
こういう感じですよね。
自分や相手にダメ出しをしている状態に気付く。
〇×をつけまくちゃっている自分に気付くというのが、すごく大事な自分を大事にする一歩だなと思っています。
評価しないと感情に支配されにくくなる
では、評価しないとどうなるかというところですが、まず一つは、感情に支配されにくくなるんですよね。
良いか悪いか、だめかだめじゃないか。
起こったことをそういうふうにとらえないことで、感情に支配されにくくなる。
この時点でだいぶヘルシーだと思います。
感情に支配されないので、フラットに自分自身や状況が見られるようになって、そうなると結果的に物事が前に進むとか、本質的なことに気付けるとか、その中で大事なものをちゃんと大事にできるようになるというサイクルを回す感覚が得られるんじゃないかなと思っています。
こう言うと、「言っていることは分かるけど、忙しい毎日で無理じゃない?」と感じると思うんですよね。
私もずっと無理です。
なので、ずっとそうしなきゃいけないというとらえ方よりも、今の現状が、おはようからおやすみまで、とにかく目に入るものを評価しまくっている状態だとしたら、30分でもいいので、「ちょっと今は評価を手放そう」「評価をせずに、これを考えてみよう」「評価をせずに見てみよう」という、評価をしないタイムが、一日一回でも、30分ないし、15分でもいいので、ちょっと意識して持ってみるだけで全然違うと思います。
なので、ずっとは無理なので、評価をしないタイムとか、「ちょっと今は許すモードで考えちゃおうかな?」みたいな、こんな感じの時間をちょっと意識して持ってみる。
評価をしていて、何も苦しくない時はいいのですが、やっぱり苦しくなる時ってあるじゃないですか。
自分を責め続けて苦しいとか、相手を責め続けて苦しい状態はあると思うので、苦しいなと感じたら、「今からちょっと評価をしないタイムに入ってみようかな?」そんなふうに思えたらいいんじゃないかなというプチ提案ですね。
自分が大事にしたい人から評価を手放してみよう
誰に対してもは難しいと思うと思うんですよ。
「あの人に対しては、ちょっと無理だわ」と、誰に対してもは難しいというのも、誰しも同じだと思うのですが、その場合は、とにかく自分が大事にしたい人から(自分も含めてですね)自分が大事にしたい人、自分も含めて大事だと思う相手から、そんなふうにいったん評価を手放して相手を見てみよう。
そんなふうに思えたらいいんじゃないかなと思います。
今日は、『自分も相手も大事にできる心のルーティン』というタイトルをつけさせていただきましたので、常にそういう状態というよりも、私のゆるストレッチ習慣と同じですよね。
一回、10分か15分足らず、しかも毎日じゃないけれどもゆるく続いている。
そういう状態からでいいんじゃないかなと思っています。
ということで今日は、「自分を大事にするために評価を手放す」についてお話させていただきました。
もし、「手放す思考系」が結構好きだという方には、『#537 手放すと仕事が楽しくなる思考3選』という過去放送でもお届けしておりますので、手放して楽になりたいという方は、チャプターのリンクからこちらも聴いてみてください。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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