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#449 社内横断プロジェクトでちゃんと成果を出したい

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、復職後にぶつかる壁を知り、備えるためのオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

今日は木曜日です。
今日の放送は、いただいたご質問を取り上げて、放送を進めていきたいなと思います。
お題は、『社内横断プロジェクトでちゃんと成果を出したい』
質問者は、のむヨーグルトさんです。
こんな感じです。
今、社内副業でプロジェクトチームを組んでいます。
のむヨーグルトさんは、この社内副業プロジェクトに参加をされている。
どんなプロジェクトかというと、お題があって、このお題に対して、いろんな部署から手を挙げて参加したメンバーでプロジェクトに取り組む。
これを社内副業として進めています。
そして現在、2年目の若手から中堅メンバーまでが集まって、半年間でこのお題についてプロジェクトを進めています。
ただ、今一ヶ月が経ったところなのですけれども、ちょっとモヤモヤし始めている。
具体的には、まず、テーマに対して経験のない素人たちが集まって、本当に期待されるような成果が出せるんだろうか?
そして実際に今、議論がほとんど進んでいないし、情報収集をしても、どうしても外の意見の鵜呑みになってしまう。
このままでいいのかな、大丈夫かな?
そんな危機感を、今のむヨーグルトさんは持っていると。
こんな感じですね。
のむヨーグルトさんありがとうございます。

社内横断プロジェクトでちゃんと成果を出したい

お題については、結構大きめで抽象度の高いお題のようですね。
イメージすると、例えば、ダイバーシティ推進とか、エンゲージメント向上、女性活躍推進、健康経営、こういった大きなお題について、どうやら多様なメンバーで社内で集まって、そんなコラボの中からイノベーションが生まれるんじゃないか?と期待されていると推察しています。
こんなふうに書いてくださっています。
いかがでしょうか?
社内横断でプロジェクトチームが組まれて、「このテーマよろしく」こんな感じで、仕事に関わった経験のある人ですとか、今関わっている方、いらっしゃるんじゃないかなと思います。

社内横断プロジェクトチームだけではなくて、結構あるあるのシチュエーションなのかなと思います。
どんなシチュエーションがあるあるかというと、自分たちにその知見がない中で、仕事のアサインだとか、依頼を受ける。
知見がない中で、手探りで進めなければいけないので難しい。
こういったことは、あるあるですよね。
質問者ののむヨーグルトさんとしては、「でも、せっかく手を挙げて経験を積むチャンスに参加をしたし、やっぱりやるからにはちゃんと成果を出したいな。」こんなふうに考えている。
そんな感じでしょうか。ありがとうございます。
ちょっと一緒に考えてみたいなと思います。

プロジェクトへの会社からの期待は何か?

どこから考えていくかですけれども、基本に立ち返ると、このプロジェクトへの会社からの期待は何か?
ここに、まず一つ考えるポイントがありそうだなと思いました。
のむヨーグルトさんは、多様なメンバーでコラボレーションしながらのイノベーションを期待されていると推察しますと書いてありましたので、この推察が果たしてフィットしているのかどうか、ここを依頼者側とすり合わせる必要がありそうですよね。

結構ありがちなのが、お題、テーマが何か?ということと、そこに何を期待するのか?違うケースがありますので、お題が何か?ということとは別に、プロジェクトチームに対して何が期待されているのか?ここを確認しにいくことがスタートになるかなと思います。
例えば、小さくともプランをして、試して、検証までを半年間でやってほしいよということかもしれないですし、プランが完成すれば良いかもしれないですよね。
テーマに対してのプランが実効性があって、会社に合った実用性のあるものであれば良いという期待かもしれないですし、一方で、今回は社内副業プロジェクトという背景もありますので、実は、テーマに対しての成果そのもの以上に、コラボレーションの難しさを体験しながら、参加者に人間的に成長してほしいといった、人材育成の期待が大きいケースもありますし、ディスカッションを通じて、社内の人脈形成だとかネットワーキングから、本チャンの部門でのいろんな連携を期待しているのかもしれない。
こうやって考えてみても、お題とは違う期待がいくつも候補として考えられますので、すり合わせがまずスタートとしては大事かなって思いました。

段階的成果を設計しよう

その上で、期待されていたことが分かったとするじゃないですか。
じゃあ、次は何かというところですけれども、私は、最終成果だけではなくて、段階ごとの成果を着手時点で設計しておく必要があるかなと思います。
「最終成果」と「段階ごとの成果」何が違うのか?ですけれども、例えば、最終成果は、「テーマに対してのプランの完成をよろしく」だったとするじゃないですか。
でも、最終成果だけを目指して走るというのは、結構難しいし、難易度が高いんですよね。
なので、最終成果がプランの完成だとしても、そこまでの段階ごとの成果も設計して、依頼者と握り合う必要があるかなと思います。
例えば、完全妄想ですけれども、お題が健康経営だとするじゃないですか。
そうすると、まず最初にテーマに対してのカテゴライズ、小テーマのフォーカスみたいなものが、第一段階としては必要になりそうですよね。
健康といっても、それがメンタルヘルスなのか、長時間労働の是正なのか、それとも禁煙なのか、メタボなのか、更年期なのか、大きすぎるキーワードの中で、どこがフォーカステーマなのか?
ここを決めるというのが、初期段階である。
そしたら次は、例えば、社内リサーチで、きちんと社内に対してテーマの現状を把握するみたいな段階的成果があって、次は、プロジェクトチームのメンバーが、テーマに対して、まず一般的な知見をきちんと深める、プロジェクトチームの学習が実現するといったプロセスがあって、次は、プラン案を立てて、社内で揉むとか、いろんなプロからフィードバックを受ける。
最終的にプランを完成させます。
これが段階的成果が見えている状態ですよね。

段階的成果が見えていて、かつ依頼者と握り合えていると、何が良いかというと、最終成果まで仮にたどり着けなくても、プロセスできちんと評価をすることができるんですね。
なので、段階ごとの成果設計というのは、何をイメージして設計するかというと、期間終了時の報告会をイメージしながら、段階成果を設計する
「こことここのプロセスに関しては、こういった成果と手ごたえが得られて、ここについては、こういう課題が出る中で達成には至りませんでしたけれども、こういうことが分かりました。」といったことが、きちんと報告できている報告会をイメージしながら、段階ごとの成果を設計していただくと、すごくやりやすいんじゃないかなと思います。

プロジェクトメンバーとモヤモヤをシェアして対話していく

最後三つ目は、今、のむヨーグルトさんは、スタートして一ヶ月が経って、ちょっとモヤモヤを抱え始めているということでしたけれども、たぶん他のメンバーも、みんなモヤモヤし始めていると思います。
なので、このタイミングでめっちゃ重要なのは、チームのメンバー、プロジェクトのメンバーみんなで、モヤモヤだとか、今感じている懸念点、心配事を、きちんとシェアして対話していく
これがめちゃくちゃ大事なのかなと思います。
最悪のシナリオを想定すると、みんなが内面でモヤモヤを抱えているがゆえに、例えば、開始二ヶ月ぐらいで、全員がトーンダウンしてくるとか、プロジェクトに対してのモチベーションが下がっちゃって空中分解していくみたいなことになったら、目が当てられないというか、残念な結果かなと思いますので、テーマに対しての議論以上に、このプロジェクトの意味だとか、目指す方向性だとか、そこに向けての心配事、危機感みたいなものも含めて、オープンに対話ができる。
この機会作りが、最優先かなと思いました。

のむヨーグルトさん、「やるからには良い経験にしたいし、ちゃんと成果を出したい。」その想いがすごく素敵だと思いますので、心から応援しています。

エキスポオンラインに参加します

最後に、近況のシェアなのですけれども、この2月に、私たちは初めてオンラインEXPOというものに出店をさせていただきます。
DMMさんが主催される『フェムテック推進エキスポオンライン 働く女性のライフスタイルを支える企業が集結!
こちらにオンラインスクール育休スクラをテーマにして、出展企業参加をさせていただくことになりました。
私は、オンライン展示会への参加が初めてなんですよね。
なので、どんな場なのかな?とか、私も知っている、いろんな事業やサービスを展開される方々も参加をされますし、この展示会でどんな方と出会えるのかな?それもすごく楽しみで、いろんな意味で個人的にも興味津々の機会に参加をさせていただきます。
2月16日から18日までの3日間ですが、またぜひどんな場だったかも発信をさせていただければと思います。

以上になります。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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