#946 決断とは、選択肢を選ぶことではなく、判断軸を決めること
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
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#決断するときの思考法
今日の放送は、水曜日になりましたが、Voicyさんが全体で展開されているハッシュタグテーマにもとづいた放送をお届けしたいと思います。
どんなハッシュタグかといいますと、今日は『 #決断するときの思考法 』です。
決断するときの思考法ときましたよ。
決断、大きいものから小さいものまで、いろいろありますよね。
さらに、自分で決める。例えば、転職もそうですし、今日は何を食べるかみたいなことも含めて、自分で決めるという範囲もあれば、チームで決めるもありますよね。
例えば、自分が主担当だったとしても、チームとしての合意を取って決めていくみたいなステップもあると思いますので、決断する時っていろんなシーンがあるなと思います。
そんな結構範囲の広い「決断するときの思考法」ですけれども、今日も私なりに思うところを小田木所感として共有させていただこうと思います。
ぜひ皆さんも、自分は決断する時にどんな頭の使い方や考えるステップを踏んでるかな?とか、何を大事にしているかな?そんなことを考えながら聴いていただけるといいかなと思います。
決断の本質は判断軸を決めること
私はどう思うかというところなんですけど、決断って、私は選択肢を選び取ることではなくて、実は判断軸を決めること。これこそが決断じゃないかなと思っています。
決断って、つい何かを選び取る、選択肢を選ぶことが決断だと思っちゃうんですけれども、私的には決断の本質は判断軸を決めること。
何を選び取るとしたら、何をどういう基準で選び取るのか、その判断軸を決めることが、私は決断のど真ん中だと思っています。
ということは、決断力がほしいなって思うじゃないですか。
うまく決められるようになりたいと思うとしたら、うまく決めるというのはどういうことかというと、判断軸が、自分、もしくは状況に合っている。これがうまく決めるということなんじゃないかなと思うんですよね。
例えば、自分自身で何かを選択するとしたら、判断軸が自分に合っていること。自分に合った判断軸をちゃんと決められることであるし、チームで何かを決める・選択するのであれば、その判断軸が、状況だとかチームとして大事にしたいことに合っている。こういうことだと思うんですよね。
具体的なイメージをしながら一緒に考えてみれたらと思うんですけど、例えば、こんなシチュエーションを頭に思い描いていただければと思うんですけど、3、4人で飲食店でランチをするというシチュエーションがあったとするじゃないですか。
仲間や友人や知人と、3、4人で飲食店でランチをします。例えば、定食屋です。メニューを一人一人が選びますよね。何を食べるかメニューを選ぶとき、皆さんはどんなふうに決めますか。
直感でいけちゃうというケースも大いにあると思うんですけれども、たぶん頭の中では、「今日はめっちゃおなかが空いてるし、がっつり食べたいな」と思っていたら、がっつり食べられるのはどれだろうという中で唐揚げ定食を選ぶかもしれないし、「今日は朝にたっぷり食べて、そんなにおなかが空いていないからヘルシーにいこうかな」「肉っていう気分じゃないんだよな」と思えば、焼き魚定食を選ぶと思うし、「今日はちょっとでも節約をしたいな、とにかく安さで選びたいな」と思ったら、シンプルなざるそばかもしれない。
がっつりにしようとか、ヘルシーでいこうとか、安さ重視、これが判断軸ですよね。
定食屋さんでメニューがあっても、その中に誰にとっても絶対的にいいメニューなんてないじゃないですか。
どれを選んでも、正解もなければ不正解もない。
ということは、決断というのは、自分の中のそれを決断するための判断軸がちゃんと決められるということが、すごく大事になりますよね。
何を選ぶかは判断軸次第。
なので、私にとって決断は判断軸を決めること。
こういうことになるんですけど、でも、うまく決められない時、判断軸がくもるときってありませんか。
例えば、「がっつり食べたいな、今日は唐揚げ定食でいこう」と自分の中では思いながら、周りのみんながあっさり系を頼んでいる時に、「私だけが、がっつり唐揚げ定食とか言ったらどう思われちゃうかな?」みたいな感じで考えて、つい選択肢を変えてしまうこともあると思いますし、例えば、みんなが1000円前後ぐらいで頼んでいる中で、「うわ、私の食べたいものだけ、1600円もするわ」みたいな感じだと、「同じぐらいの価格帯に合わせたほうがいいのかな」と、これまた選択肢を変えちゃったりとか。ありますよね。
もしくは、自分が頼まなかった唐揚げ定食を、別の仲間が食べているのを見て、「うわ、やっぱりお魚じゃなくて唐揚げにしておけばよかった」なんてことも結構あるあるじゃないですか。
決断の公開や、「うわ、失敗した」という思いはどこからくるかというと、判断軸が自分、もしくは状況に合ってなかったということですよね。
これが自分で決めるというシーンで、決断というのは、選択肢を選ぶことではなくて、判断軸を決めることだというところとつながるシチュエーションかなと思います。
今度は、例えば、チームで何か決めるというシチュエーションがあったとするじゃないですか。
これも大事なのは、チームとしてどの選択肢を選ぶか以上に、チームとしてどの判断軸で決めるかをみんなで握ること。
ここにあると思うんですよね。
さっきの3、4人でランチを食べるというシチュエーションが、例えば、そもそもどのお店で食べるのか決めるという段階だとしたらどうでしょうか。
右を向いても左を向いても、混雑店ばっかりでなかなか決められないみたいなケースはありますよね。
その場合も、判断軸がみんなで一致しないと、チームの決断というのは、もっと難しくなりますよね。
なので、判断軸を決めるというのは、例えば、とにかくすぐ出るところで並ばない、かつ30分以内に食べ終えられるお店を選ぼうという判断軸がみんなで共有できれば、たぶんチームとして出す結論はぶれないと思いますし、「今日はとにかく安さでいきましょう」とか「中華を食べたいので、街中華っぽいものが食べられるという判断軸でお店を選びましょう」ということにみんなが合意すれば、たぶんチームの総力をあげて、それに最も適したお店がセレクトされる。そういうことになりますよね。
なのでこれも、決断というのは、選択肢を選ぶのではなく、判断軸を決めることが決断だというところともつながって考えられるんじゃないかなと思います。
判断軸が、自分もしくは状況に合っていることが、上手に決めることだと思う
ということで、小田木所感をいろいろと共有しましたけれども、私自身も、事業の中でとか、組織でとか、仕事でとか、個人で、いろいろ決めて思うことは、本当に世の中って正解がないんだなということを痛切に感じますよね。
だから私たちは迷うんだと思うんですけど。
ということは、何を選ぶのか、どの選択肢か?よりも、何をもとに決めるかがすごく大事で、何をもとに決めるかによって選択はいくらでも変わってくるなと思うんですよね。
例えば、予算なのか、スピードなのか、労力なのか、それともやりがいなのか、大事にしたいことなのか、それとも状況をいかに改善できるかのインパクトの大きさなのか、目的へのフィット感なのか。
さらに、例えば、目的へのフィット感だ、判断軸はそこだというのであれば、じゃあ、達成したい目的は何か?目的を達成するために絶対的にクリアしなきゃいけない課題は何なのか?ここをちゃんと明確にするということが、判断力を決めることにつながってくるなと思います。
ということで、私なりの決断するときの思考法は、決断というのは選択肢を選ぶことではなくて、判断軸を決めることだととらえて、自分、もしくは、状況に合っている判断軸を決めること。ここをちゃんとすると、私は納得感の高い決断ができるんじゃないかなと思っています。
最後に付け加えると、決めるということって、もちろんたくさん決めるという経験を積まないと、うまくもならないし早くもならないんですけど、ただ、判断軸を決めるということに対して上達するにはどうしたらいいのかということで、実は関連放送で『#759 「決めた理由」をメモっておくと、次はもっと上手に決められる』判断軸にもとづいて決めるということの上達、腕を磨く簡単にできる方法を過去放送で紹介しておりますので、もし、決断する力に興味のある方は、過去放送を聴いていただければと思います。
チャプターにリンクを貼っておきますので、興味のある方は聴いてみてください。
10月16日は東京・丸の内でトークライブ&公開収録しちゃいます
続きはぜひVoicyでお聴きください。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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