#135 我が家の夫婦ケンカと子どもケンカ事情
今週も金曜日のゆるくてオチのない話をする日がやってまいりました。
当然、今回もネタがなかったんですけれども、親切なコメントをいただきましたので、これを使って配信をさせていただきたいと思います。
てつさんからです。
【今日は、ゆる金ネタの投稿です。
「小田木家は、こんなつまらないことで喧嘩をした/している」
はどうでしょうか?あとから振り返ると、なんであんなことで喧嘩したんだろう。みたいなネタです。
そして、小田木さんっぽく、「なぜ人はあとから思えば本当に些細なことで揉めてしまうのか?」について分析してまとめてみるとか。
ネタに困った時の参考にしてみてくださいー。】
ということでした。てつさん、本当にありがとうございます。
早速ネタに困りましたので、参考にさせていただきたいと思います。
ちょっとテーマが難しいですよね。
こんなことで喧嘩した。そしてなぜ人はつまらないことで揉めるのか?
むしろ私も教えてほしいくらいですけれども、ちょっと考えてみました。
我が家の夫婦ケンカ
まず、つまらないことで喧嘩したネタなんですけれども、考えてみたのですが、本当につまらないことだったのか、ほぼ覚えてないんですよね。すみません本当に。喧嘩はしたことあるんですよ。
ただ、うちはほとんど喧嘩しないんですよね。
2020年を振り返ってみたんですけれども、2020年はたぶん喧嘩してないです。分からないです、私が覚えてないだけかもしれないです。
ただ、育休だとか両立が始まった頃は、慣れてなくて余裕がなくてっていう時は何か喧嘩したはずなんですよね。
私が唯一覚えている喧嘩が、次女出産後の復帰時期をめぐって夫と揉めたっていう話ですね。以前Voicyでもさせていただきました。
(#78 "意味を共有する対話"を上手に使いこなすコツ)
慣れてきたんで6ヶ月で復帰したいって言った時に、夫が子どもが可愛そうじゃんと言って、それを聞いて私がまた「はあ?」みたいな。そんな感じで揉めまして、対話が大事だよっていう放送をVoicyでも配信をさせていただいたんですけれども、これが唯一覚えている喧嘩なんですよね。
いや、そんなことはない、あるはずだと思って、ちょっと夫に聞いてみました。過去に私とした喧嘩で覚えているものはあるかと。
そしたら、いくつか覚えてるよって言うんですよね。なので、覚えてるんだ、じゃあちょっと教えてくれない?みたいな感じで聞いたんですけど、なぜいきなりそんなことを聞くのか、だいぶ怪しかったみたいで警戒して教えてくれませんでした。
ちょっと食い下がって、一つでいいから教えてくれって言ったら、一つ教えてくれたんですよね。
いついつ、こういう理由でこんな喧嘩になったっていうことを。
内容は夫のOKをもらってないので、オブラートにくるんでおきますが、それを聞いて私は全く覚えてない上に、聞いても思い出せなかったんですよね。そんな喧嘩をした?っていうことと、原因は私にあったんですけれども、私そんなこと言った?みたいな。
驚くほど微塵も覚えていませんでした。
なんでしょうね。もしかしたら、脳が勝手に必要のない記憶としてどんどん消去しているのかなって思った次第です。
てつさん、すみません。全然ネタがなかったです。
なぜ些細なことで揉めるのか?を子どものケンカから考察
ただ、もう一つ書いてくださった、「なんで人は後から思えば些細なことで揉めてしまうんでしょうか?」っていうところなんですが、ちょっとここについては考えてみました。
今、我が家では夫婦のケンカはほぼないんですけれども、子どもの小競り合いはめちゃくちゃあるんですよ。これこそまさに一日2、3回ペースなんですけれども。
子どもの喧嘩を客観的に何度も繰り返し見ているとヒントってあるなって思うことがあるので、ちょっとそれをお話したいと思います。
何かっていうと、まず子どもの喧嘩を見てると、ほぼ100%些細なことなんですよね、原因は。
例えば、テレビをどっちかが変えようとしたとか、クシを使おうとしたら先に使われたみたいな。こういうレベル。
あと我が家の場合は、多いのが長女ちゃんが次女ちゃんに注意したり、思うように動かそうとした時にだいたい喧嘩が勃発するんですね。
例えば、次女ちゃんがテレビに近いところで見ていて、長女ちゃんがもっと離れてテレビ見なよみたいな。
その注意自体は全然問題ないのですけれども、言い方が聞く立場だったらその言葉では聞き入れたくないなという言い方なんですよね。
ちょっと脅し口調だったり、あと余計な一言がついていたりとか。
余計な一言っていうのは、あそう、目が悪くなってもいいんだ、ふーんみたいな。それいらんやろっていう一言ですね。
これも多いんですけれども、強制して何かをやらせようとして条件をつけるっていう。○○しないんだったら、じゃあ私も〇〇してあげないみたいな。
これ系もめちゃくちゃ多いですけれども、もうこんなの言われたら絶対ききたくないし、そこからだいたい言葉の応酬の喧嘩が泥沼化していくっていう様相を呈しています。
この言葉の応酬もかなり特徴的ですよね。
何かっていうと、問題を解決するための対話じゃないじゃないですか、喧嘩なので。
そうすると選ぶ言葉がですね、いかに相手に多くのダメージを与えられる言葉かという基準で選ばれているんですよね。
子どもなので、まだまだボキャブラリーがないじゃないですか。
そうなってくると、最後はもうブスとかキモイみたいな、そんな感じの言葉の応酬で泥沼化するっていう。
最後はもう決まっていてですね、言葉で劣勢に立たされた次女ちゃんが手を上げるんですね。バシッみたいな。
バシッてやると、必ずやり返してエンドレスみたいな。
どっちか泣いて終わりですよね。
こんな感じの喧嘩が流れていくことを客観的に見ていると、元々の目的は、喧嘩のかなり早い段階で吹き飛んでいるんですよね。
本当の目的は、例えばテレビのチャンネルを黙って変えて欲しくなかったとか、次女ちゃんに離れてテレビを見て欲しかったとか、相手と〇〇をして遊びたかった。元の目的はここだったはずなのに、早々の段階で元の目的は吹き飛んで、いかにして相手にダメージを食らわすか、言葉も手もそうなんですけれども、こっちに目的が向いちゃってるんですよね。
これが揉め事かっていう感じで勉強させられる子どもの喧嘩です。
でもふと思うんですけれども、これって子ども特有の喧嘩というよりも、バシッて手は出ないにしても、大人の揉め事や喧嘩にも当てはまるのかなって思います。
喧嘩って、自分が満たされないと感じているとか、自分だけが不利な状態に立たされているとか、相手が期待に応えてくれてない、そういったガッカリな気持ちや残念な気持ちを持っている時に勃発するじゃないですか。
本当は満たされたい、自分に気づいて欲しいとか、期待していたところの期待を満たして欲しいとか、そういう理由なはずなのに、いかに自分の正しさとか、被っている不利益、もしくは相手がいかに何もしていないかということを気づかせなきゃみたいな感じになった時に、目的が後者の方に移って、それに伴う厳しい言葉が選ばれて、厳しい言葉で攻撃を受けると、相手も「何すんだよ、やったなこの」みたいな感じでゴングがなっていくのかなと思います。
喧嘩は誰しもしたくないですよね。
でもついついしてしまう。元々持ってた願いや思いって何だったっけ?
その時になっちゃったら、そんな冷静に考えていられないんですけれども、せっかく家族だし夫婦だしってところでお互いに擦り減り消耗させるのではなくて、元気になり合う関係でいたいなと思います。
という話を仮に子どもにしたところで、全然まだ伝わらなくて喧嘩は減らないんじゃないかなと思っておりますけれども。
ということで、以上になります。
今日はてつさんのコメントをもとにお話しさせていただきました。
てつさん、ありがとうございます。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“育休スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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