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#106 子育て初心者で自己肯定感が下がったワタシがやったこと

皆さま、新しい年が始まりましたね。
どんなふうに過ごしていらっしゃいますでしょうか?
私は、だいたい家で家族でまったりして過ごす、そんな年末年始になります。
お正月に大好きなのは、箱根駅伝ですね。見てますか?皆さん。
私は全然自分では走らないんですけれども、箱根駅伝は大好きで見てます。なんか胸アツですよね。

新年初回の放送を何にしようかなと思ったんですけども、初心を思い返して考えたことを共有させていただければと思います。
きっかけはですね、年末にとあるオンライン勉強会があって、仲間と集まって勉強会を夜にオンラインでしてたんですけれども。
どんな仲間かというと、私は2013年に両立のための思考術・行動術のワークショップ、『育勉セミナー』っていうプログラムを作ったんですね。
子育てはブランクではないっていうコンセプトの中で、じゃあブランクじゃないって思えたり思える行動をするために、具体的にどういったことを誰もができる形ですればいいのか。
これをワークショップ形式のプログラムにしまして、この考え方に共感してくれる仲間を募って、その仲間と一緒にファシリテーションのやり方をみんなで共有して、その仲間が自分の地域やコミュニティの中で実施をして広げていく。このような仕組みを作りました。
そのファシリテータの仲間の勉強会なんですね。
いろんな人がいまして、フリーランスの方もいれば、会社員もいれば、美容師がいたり、こんな感じの楽しい顔ぶれです。

メンバーの一人、今はフリーで講師をしているマリさんが、この日はプレゼンしてくれたんですけれども、自分自身がここでの考え方や行動を変えることを実践して、どんな変化をしたか。そして自分自身がファシリテーションの中で、今関わる人に対して、どんなサポートや工夫をしているか。
こういったことを発表してくれました。
その内容も素晴らしくて感動しちゃったんですけども、合わせて私はそれを聞きながら、自分の原体験を思い出しました。
それが今日の放送につながる話になります。
皆さん、今、目の前にある日常が急に変わるタイミングって、いろいろ経験されましたか?
私はそれが長女の出産だったんですね。
ここでは何度も言ってますけれども、仕事が大好きだった私が、仕事のある日々が急になくなったのが、その出産のタイミングだったんですね。
育休に入って自宅にいるんですけれども、実は正直に言って、子どもを持って自宅にこもるようになって、私は自分が急になにものでもなくなってしまったような気分になってしまいました。
心にぽっかり穴が開いたって、まさにこのことだなって思ったんですけれども。
なぜこういう気分になったのかな。
今を振り返るとわかるんですよね。
だいたい10年選手でやってきた仕事ってうまくできるようになっている。
先も読めるし、成果が見えやすい。そして自分でいろんなことをコントロールできる感を持てているんですよね。だから楽しいというところがあるんじゃないかなと思います。
一方で、初めて取り組む育児。
当然ですけど、初心者ですのでうまくできないじゃないですか。
子どものことって本当に先読みができないんですよね。
成果も見えにくい。
今、これだけ頑張って苦労していろいろやってることの成果って、すぐには見えないじゃないですか。当たり前ですけども。
そんな中で自分で「今、毎日目の前のことをコントロールできてない感」っていうのがすごく強かったんですね。
それがたぶん、急速に自己肯定感を押し下げちゃったのかなって思います。
加えて、日中に誰とも話さない。
世の中は動いているんだけれども、自分だけが立ち止まっている気がする。
そんなことを考えていました。
さらに追い打ちをかけたのが、可愛い子どもを望んで授かっておきながら、そんなことを考えちゃう自分にさらにへこむ。こんな日々でした。

子育て初心者で自己肯定感が下がったワタシがやったこと

こんな状況を変えてくれたのが、実は手帳だったんですよね。
皆さん、手帳書いてますか?
アプリケーションだという方もいるんじゃないかなと思いますけれども、私はずっと紙の手帳派。
もともと仕事ではずっと使ってたんですけれども、子どもを持ってからは、今は特に予定ないしなって思って使ってなかったんです。
でも、これをもう一度使い出したんですね。
手帳っていくつか種類があると思うんですけれども、カレンダーのタイプの手帳ではなくて、一日の時間が時間軸で入っているやつ、バーチカルタイプとかいわれるやつですね。これを使い始めました。
何を書いたかなんですけれども、どんな一日を過ごしたかという、このタイムスケジュールを手帳に書き入れたんですよ。
中身はもちろん、いつ昼寝したか、いつ買い物に行って、いつ散歩して、いつ食事をしたか。もう本当にこういう事。
普段だったら、手帳に書かないようなことですよね。
これを毎日記録につけるようにして、そこから今度はもうちょっと発展させて、明日どんな一日を過ごすか書いていくようにしました。
やることタスクリストではなくて、時間計画を書き入れていく。
こういう使い方をしたんですね。
なんでって感じじゃないですか。
なんでだったんだろうなって思ったんですけど、とにかく書きたかった。

それでどんな変化が起こったというと、仕事してようがしてまいが24時間って同じじゃないですか。これを書き出すことでですね、まず起こった変化としては、私は正直、何も一日やってないなって思ってたんですよね。
今日も何も生み出さなかったって思っていたんですけれども、そんな毎日でいろいろやってるじゃん、できてるじゃん、こう思えるようになったんですよ。
本当にビックリなんですけれども。
漠然と過ぎていく時間の中で、自分の時間がないなって思ってたんですけれども、書き出してみると意外とあるんですよね。使える時間が。
こういう発見がありました。
そこから明日どんな一日を過ごすかっていうの手帳に書くようになっていましたので、いつ掃除するのか、いつ食事するのか、いつ散歩に行くのか、どこに自分の時間があってそこで何をするのかを書くようになったんで、決めたことをちゃんとやれる感、いわゆる本当に小さな自己肯定感がそこから生まれていったなって思います。
それで元気を取り戻した私は、じゃあ資格試験にチャレンジしようって思うことができて、それもですね、いつ何をどれだけやるのか決めて、自分の明日以降の手帳の中に、いつ何をどれだけやるかということを書き入れて、クリアできたら、予定通りにできたって、自信が持てて達成感が持ってて、それがエンジンになってどんどんやれるみたいな、こういうサイクルが回せるようになったんですね。
嘘みたいな本当の話なんですけれども。
そこで思ったのは、これって目の前の日常って、実は手帳をつける前と後でなんにも変わってないんですよね。
ただ、自分自身が変わることで、こんなにも毎日の景色が見え方も感じ方も変わるのか。
そして結果、自分の行動も変わるのかっていって心底驚いた。
これが結構、いろんなことの私の原点になってるなって思ってます。

こういう感覚を、今回マリさんのプレゼンを聞くまで、ちょっと忘れてたなっていう部分も思い出すことができました。
忘れないうちにアウトプットしておこうと思って、このVoicyを使わせていただいてるんですけれども。

明日どんな一日を送るか決めよう

今年を迎える私に、そこから何が言えるのか、二つまとめました。
一つはですね、明日どんな一日を送るのか決める
この大事さを改めて痛感しました。
漠然としたイメージではなくて、具体的な行動を決めて、所要時間を見積もって、どの時間をどれだけ何に使うのか、自分の時間を予約する
これがまさに、明日どんな一日を送るかを決めるっていうことだなと思いました。
もちろん子どもが小さいと予定通りにいかないことってたくさんあるんですけれども、だから計画しないではなくて、予定通りできなかったら、それを次にいつやるか淡々とリスケするだけ。
こういう考え方でいいんじゃないかなと思います。

そして二つ目、今日の自分に達成感を持つことが大事だな。
今日一日いろんなことができた。
自分で決めたことを、自分なりにやりきることができた。
小さくてもいいと思うんです。
今日の自分への達成感、やっぱり持ち続けたいな。
自分の時間を何に使うかを決めて、コツコツ重ねること、この一日一日が、結果、未来の自分をつくっていくんだな、改めてそう感じた年始であり、この思いを今年も大事にしたいなと思いました。

ということで以上になります。
新年からお聴きいただきありがとうございます。

それでは今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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