見出し画像

#7「民生委員って大変でしょう?」と言われると、どう答えていいものか。

50代の時の流れの速さは、これまた40代とは比較にならないくらいに速かった!(40代の時は30代とは比較にならないくらいに速いと言っていたが) この調子だと、60代というのは記憶にないくらいの速さになるのではないか? そう言えば、ついこの間還暦になったと思ったら、昨日はもう61歳になっているではないか?!

民生委員になったのが53歳の時で、今年で3期8年目を迎える。
これほどすんなり入っていけた組織(人の集まり)も個人的には珍しい。
先輩委員がいい人ばかりだったからだろう。
仕事と違って欲や野心もないし(もっと向上心を持て!)、地域デビューとしてこれをしようという気構えもなかったし(民生委員って何なのか知らなかったし)、その時その時に必要なことをしているだけなので(流れに身をまかせ~♪)、無理をしない活動になっているのがいいんだろうな。(会長とか副会長とかの役員になったら話は全然別!頭が下がります!)
仕事をもちながら民生委員の活動をしている人もどんどん多くなっているのも、自分が居心地悪くない理由の一つかもしれない。だから「民生委員って大変でしょう?」と言われると、どう答えていいものか迷う。

父の介護でお世話になった介護事業所の会議で顔なじみになった町会の会長さんに推薦されたのが、民生委員になったきっかけなんだけど、人のため、地域のための活動が、そのまま自分のためになっているなあと思うんだよね。
自分が住む町に知り合いや顔なじみの人ができ、ちょっと買い物に出た際にも、あいさつできる人や立ち話できる人がいるっていうのはいいもので。
なんていうか、そこでちゃんと暮らしている実感を少し得られる感じね。(これ、個人的には子供のころ以来の感覚)

そうそう、民生委員は介護を経験した人に勧めたい活動の一つともいえるかも。
家族介護者の多くが介護を通じて目の当たりにした人間の老後の姿に、いずれ自分もなるんだと想像したと思うんだけど、私はしました、今も90歳になる母を毎日見ていて、すごくしてます!そのうえ民生委員をしていると、自分の親以外の多くの高齢者に出会い、生活に接し、時には本音を聞く。
この経験は自分の中では大きくて、高齢になった時のイメージがより湧いてきて、どんなことに注意をし、どんな生活を自分は本当はしたいのか、現実的に考えるヒントをとてももらっている気がするのだ。

私は、現役時代のようにアクティブに暮らしながら突然病気などになるというパターンよりも、年齢とともにいろいろな面に関してフェイドアウトしながら弱っていくパターンのほうが好みかなと思っていて。
その際に必要なことは何か、準備しなくてはならないことは何か、そんなことを“無理しないペースで”つらつら書いていきたいnoteです。

いいなと思ったら応援しよう!