#9 終の棲家。夢は50代からのシェアハウス、現実は東京のマンションで孤独死?!
前回(#8)の最後に、「高齢者の暮らしの基本になる“住まい”と毎日の“食事”をまずはきちんと整えるぞ~」と書いたので、しばらく「住まい」について書いてみようと思う。
私は今、「高齢者住まいアドバイザー」の検定試験を受けるために公式テキストで勉強している。
この資格に向いている人の中に「民生委員」とあったので、高齢者支援の役立つかな?と思ったのがきっかけなんだけど、検定に合格したら(するかな~、不安だ)、「高齢者の暮らしアドバイザー」としての活動をしていきたいなと考え始めている。
介護経験、介護ライター、民生委員活動を一つにまとめると「高齢者の暮らし」となるから、そのアドバイザー的な役割がそろそろできるかなと思い始めているのだ。
加えて自分自身が高齢になりつつあるので、将来の住まいについて今のうちに知識を得ておきたいという思いもある。
住まいを考えるにあたっては、その前提となる高齢者のお金のこと、そして介護保険のことなどもカリキュラムの中にきちんとにあって「高齢者住まいアドバイザー」の公式テキストはなかなか良くできている。
高齢者の住まい・施設には、公的なものから民間運営のものまでいろいろな種類があるけど、正直言うと、今の自分の考えでは、どこにも入りたくないんだな。
その理由は、高齢者ばかりが集まって住むというのが嫌なのよね。
私の理想は、世代間で一緒に住む住宅で、でも、若い人はいなくていいの。
50代以上の人たち(上の年齢は制限なし)のシェアハウスのようなものが理想だと随分前から思っていて、実は「50代からのシェアハウス」と言う企画書を以前作ったこともある。(ご興味ある方がいらしたら、ご連絡くださいね。なんて)
「50代からのシェアハウス」の発想は、自分がアラフィフから父の介護をしてみて、50代以上で支え合いながら住み合えば、介護も順繰りで可能なのではないか?と考えたから。
50代以上のシングルの人が集まって、家族のようなものをつくる。
50代の人はまだ元気なので介護を必要とする人の介護もするんだけど、プロの力を利用できる時代だから、足りない部分をみんなで協力し合って支え合うというイメージ。つまり、お互いさまが共有ができれば、介護の問題って解決できる部分も大きくて。
介護は一人で抱えないことが最も重要だから。「50代からのシェアハウス」はシングル介護を避ける意味もあるのよね。
でも、「50代からのシェアハウス」なんてやっぱり夢の話だわ。今暮らしている東京のマンションに住み続けることが私には現実的だわ。
ここに住み続ける最大のメリットは、住宅ローンが残っていないから毎月の管理費と固定資産税で住めること。(それも負担なんだけど…)
買い物や医療など日々の生活に必要な設備も徒歩圏内にだいたいあること。そして、地域活動のおかげで地域の知り合いができたこと。(超高齢になった時に知り合いとつながっているかどうかは定かではないけど)
一方、デメリットは、東京に飽きたこと!?なんだよな~(笑)
これが自分の中では案外大きくて。最近YouTubeで「タイニーハウス」とか「キャンピングカー」とかの動画ばかり見ているのが原因なんだろうけどね、とにかくあこがれる。
自然にね。
自然に触れたい。。。
自然の中で暮らすなんて言ったら、それこそ倒れたときどうするの?とか、通報できても救急車はすぐに駆けつけられないよとかね、高齢者にとってはリスクのほうが多いだろうけど、それならいっそうのこと自然の中で朽ち果てていくのもいいかな、なーんてまで妄想してしまっているわけ。
これもコロナのせいかな。
でも、東京で孤独死するくらいなら自然に帰るほうがいいんじゃない?ってちょっと本気で思っている。
東京で自由に動けなくなると、なんて不自由なのかと思ってしまっているのかもしれない。
でも、このマンションにずっと住めるように、バリアフリー・リノベーションしたのではないかい!自分よ(#5をご参照ください)
贅沢を言ってちゃあ、だめだよね。反省。
少しでも居心地よくするために、今必要なのは、そうだ、断捨離だわ!