SixTONES福岡遠征
2024/3/9、SixTONESライブのために福岡に遠征した。
JTBのプランを予約することで、片道8600円で新幹線に乗れた。指定席。とっても安い。その代わり、速いやつには乗れません。ひかりやこだま。
朝5時過ぎには家を出た。商店街では一番早い豆腐屋さんが眠い目をこすっていて、都会ではホストの方が女の子を連れて帰るところだった。
ご飯を食べたりライブの予習をしたりしてたら、9時過ぎに博多駅についた。
即、地下鉄空港線に乗り換えて、赤坂へ。祇園とか赤坂とか、どこの都市にいるのか分からなくなる地名が多い。
海がある地に旅をするなら、その地の海鮮を食べなきゃ失礼である、そんなモットーを持っているので長浜の魚市場へ。
サバが生で食べれる「ごまさば」が有名とのことだったが、あいにく売り切れ。ブリっぽいやつ、アジっぽいやつ、鯛っぽいやつ、いくらが載ってる海鮮丼(ランク竹)を注文。あら汁とめかぶの小鉢付き。まぐろっぽいやつは、オレンジの1片に張り付けてあり、爽やかな風味が、魚の旨味を引き出していた。この食べ方は初めてかも。もちろん全部美味い。なんというか魚の味が濃いい。いくらも。水っぽくなくジューシーな食感。インバウンドの方も多くて、ホールのおばちゃんが魂のカタコト英語で意思疎通してた。
そこから福岡市の街をウォッチングするためにあえて歩きで。福岡市の第一印象は「都会やけどやっぱ地方のゆったり感」。チェーンと、地元の飲み屋のバランスが良い。かっこいい建物がたくさん立ってるけど、間隔が余裕あるのと高すぎないので空が広い。道が広い。道がまっすぐ。道が綺麗。治安が終わってない。人が多すぎない。
次の目的地は、福岡アジア美術館。福岡および九州は、韓国を始めとしてアジアとの交流が盛んで…っていうなんとなくの知識があったので、せっかくなら!と見に行った。あとは「たしかにヨーロッパか日本の作品しか普段見てきてないな」と思ったから。
感想の1つ目は「キリスト教的世界観を挟まないことで、すげえスッと理解できる」。西洋の美術は、キリスト教のモチーフが理解できないと、意味がわからないものが多いと感じていた。一般常識的な知識と照らし合わせてなんとなくの理解はできるにしても。それと比較して、アジアの文化を下敷きにしてる作品は(個別の宗教とか文化は、解説がないとわからないけど)、「これは完全に冒涜じゃん!!!」「これは聖、清らかすぎる」「これはまずい」という激情が直感的に湧いた気がした。「魂」「虎」とかの概念やモチーフが指す内容が、いまの現代日本人のそれと遠くないから理解しやすいのかと思った。なんか、初めて、「わたしたちってアジア文化圏の友なんだ」という連帯感を覚えたかも。
2つ目は「もっと怒ってもいいんだな」。作品の内容は、性別や植民地の非対称性や差別に抗する内容のものが多くセレクトされていた。今日的問題に声を上げる作品を見て、いまだそれが効力を持っている=差別が解消されてないことに悲しさと憤りを覚えた。と同時に、自分ももっと怒っていいんだな、声を出して良いんだな、そうして世界をマシにしていきたいな。と素直に思えた。
見終えてロビーをウロウロしてたら、併設のカフェでなんとコピ・ルアックが飲めるとは!1杯¥1,800円。うーん!
香りはフルーティーで、口当たりは酸味が強い?と思った。とても飲みやすく、へんな渋みもなく、ブラックコーヒーがあんま得意じゃない自分にとってもスルスルと飲める。良い日本酒も、良いコーヒーも、水に例えられる。
12時過ぎに博多駅で友人と合流。ホテルに荷物を預けたり、おそろのヘアアクセを買ったりして、また地下鉄空港線に乗って「唐人町」へ行き福岡PayPayドームへ。
SixTONESドームツアー「VVS」。
友人がチケットを当ててくれて、初参戦。
スタンド席の前から3列目くらいの良席で、肉眼でお姿を見ることができ、とても貴重な経験をさせていただいた。SixTONESって実在するんですね。皆さんの見目麗しさ、歌の巧さ、パフォーマンスの良さ、曲のかっこよさは言わずもがな、MCは、前日にお誕生日を迎えた髙地さんバースデーを祝ったり、明太子ボックスをみんなで愛でたり、盛りだくさんの公演であった。細かいレポは別に書くので割愛するとして、言いたいことは、
見目麗しい人間を見すぎることは危険。実在を確信すると、人は関係性を作ろうとしてしまう。実在されては困ります。このままメディアの向こう側の人であってほしい。これ以上見ると好きになってしまいそう。
さすがスケールメリット。1つひとつのグッズが安い。ご尊顔うちわをとうとうお迎えしてしまった。これからどうしよう。奥にしまっておこう。
花火!火!水!花びら!証明!ここまで来ると、かなり魔法だった。
カメラマンおよび映像編集はすごい。生でお姿を見ててもちろん心を掴まれるのですが、その場その場で切り取られてモニターに映された「圧倒的美」のほうが何倍もグサグサ突き刺さる。
SixTONESファン、やはりモノクロのギャルが多いこと。巻髪、短いスカート、黒ブーツ。つよつよ。お姉様方素敵。イメージ通り。わたしも痩せてとびきり美しいギャルになりたい。今回は痩せるどころか太りましたね。。
以上です。
余韻に浸りながら、友人とモツ鍋を食らった。脂の甘さがお上品で、非常に美味でした。帰りもまた地下鉄空港線に乗り、ホテルへ戻った。
土曜日ということで、「SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル」。やりたてホヤホヤの感想をメンバー直々から聴けるのもありがたい。明太子ボックスはもちろんイジられてたし、crazy shark(笑) という夏のシングルも生まれた。
わたくし事ですが、この日はR-1グランプリにて、推し(街裏ぴんくさん)が優勝し、推し(サツマカワRPGさん)と推し(オモコロ加藤さん)の結婚も明らかになりました。大安だったですかね…?おめでとうございます!みんなみんなサチアレ!とてもいい日になった!
二日目は、猫の島へ。
ところで、〇〇線と言われても、知らない土地ではそれがJRなのか、私鉄なのか、メトロなのか分かりませんよね?ただ、地名+本線はJR率が高い気がします。今回はそれが名推理。鹿児島本線はJRでした。
その鹿児島本線に乗って福工大前駅に行き、相らんど線(これもなんの路線なの?と思いますね。ほっこりユーモアはコミュニティバス率が高いです)に乗り、町営(町営!)渡舟に乗る。
島は静かで、波の音、島民の声、トンビの鳴き声、喧嘩なのか発情期なのか猫の声のみが聞こえる、のどかな環境。1秒ごとに魂と細胞が浄化されていく気がした。あたたかい日差し。ここで大の字になって大地と一体化したい。そして一輪の花になりたい。
猫とトンビに攻撃された、手の甲にすごく薄い擦り傷を作ってしまったが、とても心穏やかに過ごせた最高の島だった。民宿もあるので、次はここを起点に3泊ぐらいしてたまに博多に遊びに行くみたいな過ごし方をしても良いかも。
博多に戻り、東京に戻る友人とはお別れ。現場がないときは創作でエネルギーを回せば永久機関のようになれるよ、とアドバイスしました。自分の新幹線までは四時間ほどあったので、博多駅周辺を散策。帰ってすぐねれるように、温泉が湧いたスーパー銭湯に行き、汗とメイクを落としてしまう。疲れ過ぎたらダメだからサウナは1サイクル。小整い。
ポケモンセンターフクオカを冷やかして(日課)、神社に行った。
お土産屋さんに「VVSおめでとう」「チームSixTONESの皆さん、ようこそ博多へ」というポップが多かったり、あるおみやげコーナーのBGMはSixTONESのアルバム曲だったりと、街全体が歓迎してくれているし、それだけの経済が動いていることを確信した。
すごくいい土日を過ごせました✌