はじめての人に薦めたいクラシック
私は、クラシックエンジョイ勢であるため、主題がどうのとか、展開部がどうの、といった高尚なことはわからない。
でも、それでいいではないか。
思うに、クラシック音楽は、それに携わる人だけでなく、聴く人にまで勉強をしいるきらいがある。わかっていない者がクラシックを語ることは許されない、という空気がある。
しかし、音楽はそんなにかしこまって聴くものではない!
ホップミュージックをそんなにかしこまって分析しながら聴く人はいない。
クラシックだって作られた当時はホップミュージックなのだから、そんなにかしこまらなくていいはずだ。
熱心な「クラシック愛好家」による、クラシックはかしこまって聴くものだ、という姿勢が、クラシックの人気低迷につながっていることは間違いない。
シビれる、ただカッコいい、それでいいではないか。
クラシックにも、ロックやホップミュージックに負けず劣らずカッコいい曲はたくさんある。私はただ、それを多くの人に知ってもらいたいだけなのだ。
エンジョイ勢、万歳!
以下、聴いてほしいものを順番に並べる。後ろへいくにつれてちょっとずつ難易度が上がる。
〈聴き方のコツ1〉
1曲1曲がそれなりに長いので、カッコいいフレーズや、サビに相当する部分だけを聴く、というのも大いにアリ。
〈聴き方のコツ2〉
難易度が上がる、とは、印象的なフレーズが少なくても、聴けば聴くほど味が出るスルメのような曲もあるぞ、という意味。
ベートーベン 交響曲第5番『運命』
ドヴォルザーク 交響曲第9番『新世界より』
ホルスト 《惑星》より『木星』
チャイコフスキー 《くるみ割り人形》より『花のワルツ』
チャイコフスキー 交響曲第5番
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
リムスキー=コルサコフ 交響組曲《シェエラザード》
スメタナ 《我が祖国》より『モルダウ』
チャイコフスキー バイオリン協奏曲
チャイコフスキー 祝典序曲『1812年』
ちょっとチャイコフスキーびいきだっただろうか。
まあいい。ヤツは天才だ。