AIで作ったかどうかなんて,どうでもいいんだ.いいものが見たいだけだ.
そういえばオブジェクト指向菩薩もAI菩薩である.
以下AI脚長.
ここでいくつか問題がある.
コンテンポラリーの文脈で生成AIを売りにするアート(これが主題:「(AIを文脈にするとか)どうでもいいんだ」(芸術として新奇性のある)いいものを作ってくれ,キュレーターは情報工学ニワカのまま言い訳や食い扶持にするな)
エンタメの産業保護(これは重要,「(芸術として新奇性のある)いいものかどうかを判定する目が培われていない大衆の収益構造(そもそもいいものがお金を稼げるわけではない)」に依拠していることは,分野そのものの問題であるが,それはAIよりは芸術への人類の態度の問題)→フェアユースの議論でしか我が国の場合解決し得ない気もしている.(訴訟で解決)
犯罪利用(これぞ,生成AIの問題よりは犯罪を取り締まる+訴訟で解決という話では?)
地域によって大きな差があるのもその通り,知的財産について考えるときにこれを思い出す.
個人的には卵かけご飯のレシピに著作権を認めるとかいう問題の近くにソフトウェアの著作権をどう考えるかというのもあるし,特許や知的財産権の問題を議論の上で,何を守るべきなのかという議論と技術の発展を妨げないことを考える上ではフェアユースの話をもうちょっと考えたい.
これはアートとエンタメではクリエーションでもだいぶ異なる.ゆえに話はなかなか伝わらないだろうけど,私は作品作りの人間なので,原理の発明,箱書き,文脈,新奇性も同様に重要だから生成AIで突破できる作品作りの状況には私は常にいない.
委員会のときに生成AIの議論を入れてくれって去年ずっと言ってたやつはどこかにアップロードされているんだろうか.
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/seisaku/20/04/pdf/93764103_15.pdf
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落合陽一の見ている風景と考えていること
落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で…
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