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落合陽一展「万象是乱数トヌル: 如渡得舟、如ヌル即是色、如炬除暗、計算機自然亦復如是」
さて,久しぶりの都内の個展(といいつつライカ銀座もありましたが)のお知らせです.
「万象是乱数トヌル: 如渡得舟、如ヌル即是色、如炬除暗、計算機自然亦復如是」は、計算機科学の乱数とnull概念を活用し、全ての存在が計算機自然の範疇に捉えられる可能性を探求します。ワタリウム美術館は観覧者の新たな理解への渡り場となる「舟」を象徴し、物質と非物質、見えるものと見えないもの、知識と無知の間を自由に行き来する新たな視点の提供を目指します。
メインビジュアル「オブジェクト指向菩薩」は空海の曼荼羅と真言密教のワールドモデルを基にオブジェクト指向プログラミングと仏教的思考の交差点を視覚化します。大日如来の照らす光は全てのオブジェクトへの認識のメタファーとなり、デジタルとスピリチュアルが交錯する新たな視点を観覧者に示します。
「如ヌル即是色」は物質(色)と空虚(ヌル)の相互作用を探求し、物質的な世界とデジタルな世界の交差を視覚化します。「如炬除暗」は地下空間での展示を通じて、知識(炬)が無知の暗闇を照らすメタファーとして機能し、観覧者に新たな視覚的認識と未知への探求の勇気を提供します。
最終的に、「計算機自然亦復如是」は法華経の教えと現代のデジタル技術の融合を通じて自然の美と複雑さを再解釈し、観覧者に自然とデジタルの調和を体験させます。この展示は古代の智慧と現代のデジタル技術の交差点から新たな理解を提供し、視覚的な喜びを観覧者に与えます。物質と非物質の無限の展開は最終的に「ヌル=null(「空」の落合的計算機表現の梵字)」に到達し、符号化された永遠性の象徴となります。
Nov.29,2023 - Jan.14,2024Venue
オン・サンデーズ & ライトシード・ギャラリー(ワタリウム美術館 B1)Time
11:00 - 20:00Price
Admission Free
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noteの人々にはオブジェクト指向菩薩の電話botを.
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落合陽一の見ている風景と考えていること
落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で…
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