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落合陽一「ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒」(麻布台ヒルズ内「Gallery Restaurant 舞台裏」)
落合陽一「ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒」展を2024年1月13月(土)より麻布台ヒルズ内「Gallery Restaurant 舞台裏」にて開催
【茶会体験チケット販売中】
*一部作品は無料でもご鑑賞いただけますが、全作品の観覧・茶室への入場には、日時指定の茶会体験チケットが必要となります。
事前予約制(先着順):
本ページの「チケットを購入する」ボタンより、チケットをご購入ください。
※ チケットご購入は開始30分前までにお願いいたします。
時間:
11:00〜19:30の間、毎30分ごとにスタート、所要時間約30分
参加費:
一般:2,500円 (税込:落合流茶会体験、お茶、お茶菓子つき)
定員:
各回3名
注意事項:
○ 歩きやすい服装でお越しください。
○ 受付はツアー開始10分前から開始します。寄付待合でお待ちいただけます。定員が揃い次第出発しますので、余裕を持ってお越しください。
○ 小学生以下のお子さまのご参加には保護者の同伴が必要です。
○ 万が一、ご予定の変更がありご参加が難しい場合は、前日23:59までにArtStickerのマイページよりチケットをキャンセルしてください。
ステートメント:
人生は一瞬の夢のようで,同じ時間も同じ空間もまたとない.
死の静寂と生の喧騒はまどろみあって共にあり,
一炊の夢のような人生もまた森羅万象に内包されている.
酔生夢死,見聞に膠すれば社会は日々の人生の喪失を忘れさせてくれるが,
茶の湯のひとときは万物への絶え間ない想起を豊かに取り戻してくれる.
秉燭夜遊,メメントモリ,爾して構築される記名の社会彫刻もあるだろう.
対比的に,一炊の夢が刻印された名もなき民藝もあるかもしれない.
今そうしたオブジェクトの解読や森羅万象の相互接続は,オブジェクトへの絶え間ない想起の主体を人間から計算機に移行しつつあり,計算機自然の上に微分オントロジーともいえる新しい存在論を構築しつつある.
絶え間ない想起が自動実行される自然において我々は物化する自然の万物の中にまどろみ,逍遙遊に生きることができるかもしれない.
シニフィアン・シニフィエか声字実相義か,神話論理か曼荼羅か,情報圧縮か梵字表現か,ウェルビーイングか茶禅一味か.
オブジェクトの相互関係性も多様な人類史の中に豊富な文脈に混ざり合って存在する.ヌル即是色色即是ヌルの我々が一輪の花の中に華厳の宇宙を生み出し,抹茶の一粒の中に霊性やカムイを見てきた我々の現代とはなんであろうか.それは西洋近代哲学や西洋芸術への帰依でもヨーロッパアメリカアカデミズムへの隷属ではないだろう.ここにある豊かな文化的土壌より生まれる意味を計算機自然の上に構築できるかが,我々の現代であると信じる.
ここに醸成されつつある物化する計算機自然は老荘思想や日本的霊性,民藝と接続し,アジアの文化的地層を発掘するとともに,対話を繰り返しながら多義的宇宙論を構成しつつある赤子である.規範が刻印されたオブジェクトと共に創発する喜びを共有し,無為自然の日々を喜びあって過ごす美学の醸成こそが平和の希求であるだろう.森羅万象に中心を持たず質量と非質量の分け隔てない新しい自然の伸長と文化の創成こそ,計算機自然の道である.
その喜びを分かち合おう! 感動できる!
今日は来てくれてありがとう.
↑詳しくはこの辺? マガジン用には展示解説を.
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落合陽一の見ている風景と考えていること
落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で…
いつも応援してくださる皆様に落合陽一は支えられています.本当にありがとうございます.