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ウィズコロナ時代の講演や生活:オンラインイベントになってから講演やら授業やらをしてみて気づいたこと

落合陽一です.コロナ以後の一時期イベントや講義や講演がなくなった季節もあったけれど,最近はオンラインで講義や講演を行うのが平常運転になった.多分,僕のこの日常への親和性の高さはかなり高いのではないかと思っている.それはHCIの視聴触覚の研究者で,メディアアーティストで,写真撮るしビデオ扱うし,それで毎週のテレビ出演や大学での講義や講演も多いから,様々な目線で観察することが多い.その中でいくつか気がついたことを書いておく.特にオンラインイベント系の視座を書こうかと思って筆をとった.

今週(8/23-29)の人に会う系の用事の合計時間は96.5時間.作業時間を抜くと一週間で発生する対面作業はこんなものかと思う.内訳の細かいところは購読むけに書くとしてオフライン47時間・オンライン49.5時間だった.どうやら授業とか出演も含めて人と会う用事の半分程度はオンラインに移行しているらしい.講演もこなせば,授業もテレビ出演もそれでこなしている.その中で気づいたことを書いておこう.

オンラインにメリットデメリットはあるけれど,一つ社会問題だと思うのは既得権を持っている人がオンライン移行すると持っていない人に配慮せずにオンラインを維持しようとすることだ.これは大学2年生と1年生の差でもあるし新人とベテランの差でもある.この辺はちゃんと是正を考えて動いていかないといけないなと思いながら.今回は長そうである.

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落合陽一が「今」考えていることや「今」見ているものを生の言葉と写真で伝えていくことを第一に考えています.「書籍や他のメディアで伝えきれないものを届けたい」という思いを持って落合陽一が一人で頑張って撮って書いています.マガジン開始から4年以上経ち,購読すると読める過去記事も1200本を越え(1記事あたり3円以下とお得です),マガジンの内容も充実してきました.

落合陽一が日々見る景色と気になったトピックを写真付きの散文調で書きます.落合陽一が見てる景色や考えてることがわかるエッセイ系写真集(平均で…

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