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1月16日 妄想

最近、脳が狂っている。本当に狂っていると思う。一度ありえない妄想が浮かぶと、感情が伴い最終的に恐怖が湧き上がるまでその妄想は転がりだし、転がり果てた妄想は徐々に巨大化し、気がついた頃には妄想が私の全身を覆っているのである。妄想と感情の掛け合わせは現実味を生み出す。私の中で沸き出た感情は、妄想から生まれた実際の感情なのである。その感情は私の奥深い所に爪痕を残すようで、日々私を苦しめている。私の身体は灰色の感情をエンジンにし、それに突き動かされた私は、気がつけば崖っぷち。本当にどうかしていると思う。

この嘘八百の感情を忘れられる時間がほんの少しだけある。文章を書いている時、ネタを書いている時、本を読んでいる時、映画を見ている時、ゲームをしている時、アドレナリンがジュワジュワ溢れ出す。アドレナリンは、崖っぷちにいる私を見て、飛び込めと後ろから突き落とす。全てがどうでも良くなった時、私の世界は素晴らしいと毎回思う。

脳が狂っている。何も信用ならない。判断が出来ない。職場や家が燃えている。
どうにかこうにかこいつと付き合っていかなくてはならない。
楽しくなってきたな。治すつもりはない。餌を与えよう。限りない妄想は時として私に力を与える。


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落合諒です。お笑いと文章を書きます。何卒よろしくお願いします。