お茶あれこれ 2015.0213

お茶に関するいろんな話を、ランダムに綴っていきます。先日の「織部と岡藩のこと」やこれから何十と増えていく「お点前」の資料とともに、ファイルしていってくれるとありがたいです。お稽古が終わった後、予定や連絡とともに話が出たことなどを補足していってください。帛紗や懐紙と一緒に、お持ちください。

1. 扇
結界です。膝前に扇一つ置くことによって、主と客との間、掛物やお道具など拝見する時の自分との境をし、へりくだった姿勢を見せるものでもあります。路地に置いた関守(結界)石は、こちらへは行かれませんという印。お茶をする時に最初に必要なものの一つ。

2. 釜
鋳物。直接手で触ることは厳禁です、錆びたり汚れたりします。使  った後は、底の汚れを取り中の水分もできるだけ拭き取り、火に掛け、乾燥させて仕舞います。

3. 足袋
お茶会もお稽古も掃除をきちんとして人を待ちます。お茶会は特に、 路地の飛び石や延べ段を、水を打った後拭きあげます。植栽の葉っぱも拭くほどです。それだけに、一日履いている靴下や足袋のままは避けましょう。お茶席(あるいはお稽古の席)に入る時は、白の足袋かソックスに履き替えた方がよいでしょう。

4. 茶席
今稽古している式正茶法は書院の茶です。全く別な茶法に、侘茶があります。草庵の茶とも言います。飾る物やお道具が全然違いますが、おいおい覚えていきましょう。
お茶席に入ると、先ず掛物です。決まった言葉やお茶会のテーマに沿った水墨画や禅語や作者などを拝見。次に花と花入れ、書院茶では、格式のある花入れが使われます。今、お稽古で使っているような花と花入れは、どちらかと言えば、侘茶に近いものです。昨日の備前の花入れは、書院茶でも使えるものでした。次は、お道具組です。これらをみて、今日はどんなテーマでお茶が進むのかという興味を沸かせるところです。茶席には、懐紙・楊枝・帛紗・扇以外は持ち込みません。稽古では、書き込めるファイルまででしょうか。

いいなと思ったら応援しよう!