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【考察】Fiammetta ~「火の舌」と不死鳥~
フィアメッタ(Fiammetta)。それはアークナイツをプレイするドクター諸氏からしてみれば馴染み深いキャラクターだろう。SS「喧騒の掟」(2020年5月27日、実装)で初登場を果たした彼女は、モスティマの監視役という身分とその特異な呼び名から、存外に揶揄愛されている存在と言えるのではないだろうか。
さて、本記事を書そうとあたった際に、その思い立った最大の要因は以前に少しだけTwitter
「赤き龍へ贈る花冠」(異格リードモジュールテキスト)
リードは闇の中を手探りしながら慎ましやかに髪を梳き、そして再び胸を張って姿勢を正した。
その際彼女は、これまでによく見た夢のことを思い出す。姉が自身の後ろにある影に佇ん でいて、自分の頭に乗せられている重い王冠を見つめている。その王冠を被ることにうしろ めたさを感じるも取り外すことができなかった彼女は、仕方なく炎でそれを融かすことしか できなかった。融けた金属が彼女の頬を伝って流れ落ちる。と
但思善悪(リー第二モジュール)
炎天下の中、また一日は午後を迎え、街中の往来は疎らなものになった。その中でリーは岡 持ちを持参しながら、■記商会の地味で目立たない門を叩いた。
「誰や目ン玉節穴ないんわ?最後の晩餐を届けるに作法なんか必要あらへんがな。はよう中 まで持って来んかい。」
「失礼、リンさんの代役でメシを届けに。」
「……リーやないかい? お前、ホンマにリンのとこでシノギをやっとったんか?」
リーは答え
アークナイツ【回想秘録】老鯉
リー「一日三食」
新しい場所に行くのなら、その都度現地の市場を見て回ろう。
[八百屋さん]旦那、あんたこの市場でもう何回もグルグルと回ってるけど、目当ての食材が見つからんのかい?
[リー]おれのことを言ってるんです?
[八百屋さん]そうだよ。そろそろ市場が閉まっちまうから、はやく出て行かないとここで夜を過ごすハメになるぞ。
[リー]夜って……まだ七時じゃないですか。
[八百屋
4周年生放送、ラテラーノのPV翻訳
原初の昔、原野を渡りゆく人々がいた。
その者たちは何処へ行き、また何を求めているのだろうか?
今日に至るまで、真実はとうの昔に跡形もなく月日の大河へ埋もれてしまった。
ある唄は歌う。
「聖徒等はここに至り、数多の光を目にした。」
「秩序の輝き、法の現れである。」
「そして聖徒等は言った。ならばここに城を建てよう、と。」
やがてサンクタの楽園は地上に成り立った。
その名は――ラテラーノである