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「英語を話せるようになるには、何をしたらいいですか?」

日本で育った人は、「〜できる」ということに対して、とても謙虚だ。

旅行先で出会った人に、Can you speak Japanese?
(日本語話せますか?)
と聞くと、
YES!! と答える。
Sushi, Fuji-san, kon-nichiwa!

それ以外は話せない!
でも、相手はYES!!と答える!!
ノリのいい人とたまたま話しただけ!とも言えるかもしれない。


OECD PISA調査2012(余談)

良い話はニュースにならない。
ちなみに、PISAはピザと読むそうだ。

PISAはProgramme for International Student Assessment の略称で、世界の15歳児を、日本は高校1年生を、対象にしている調査である。
日本はさまざまな要因が考えられるが成績は常に良い。

2012調査では、日本がリテラシー別で世界1・2位になった。
前年から施行された当時の学習指導要領により、
「ゆとり教育をやめたから成績が上がった」と言われ、
その結果、
「ゆとり世代は勉強ができない」と言われているが、
ちゃんと結果をみると、実は狭義の「ゆとり教育」にどっぷり浸かった「ゆとり世代」が一番成績が良かったりする。
2012調査の対象者が受けた教育を考えると明らかである。

OECD PISA のWebページ ⇨ https://www.oecd.org/pisa/


ちなみに、「ゆとり」という言葉が学習指導要領で使われたのは
1978年の改定時、1980年小学校、1981年中学校、翌年高校と順次施行。
ということは、義務教育だけで考えると1981年に中学3年生だった人(1966年生まれの人)はじつはゆとり。
つまり、今の58歳までの人はゆとり。

詳細は学習指導要領の改訂を調べてみてください。


OECD PISA調査2022

さて、2022では日本は変わらず成績が良い。
上位に入っている国や地域の子どもの人数と日本の子供の人数は、桁が異なる。
日本の15歳人口は、シンガポールやフィンランドの15歳人口の約20倍。

国としてみると、日本は教育の格差が小さいところとして知られている。

日本の高校生は世界的に見て優秀と言える。

しかし!!!

〇〇に自信がない日本の高校生

このPISA調査では、いわゆる学力だけでなく、非認知能力も問われる。
日本は「自律学習と自己効力感」の指標で、参加37カ国中34位。
特に自分で学習する!ということに対して自信がないそうなのである。

日本らしいとも言えるかもしれない。謙遜の文化。

ただ、私自身が英語やドイツ語を話す文化の中で教わったのは、
謙遜は美徳でもなんでもないということ。
「授業中に発言しないなら、いないのと一緒。学校に来なきゃいいのに。」
という意見をもらったこともある。

こういった経験を踏まえて生徒に伝えるのは、

海外に行きたいと思っているなら、発言する癖をつけること!

もちろん、自信がない生徒もいるので、

「〜できない」と言っていると脳みそが本当にできなくなる!!
「〜できる」に言い換えよう!脳科学的にも良いって!!

という風にマインドセットから変容を促しました。


で、英語を話すために何したら良いの??

聞きますが、
歌が上手くなりたい人は何をしますか?
⇨曲を書く?ピアノを弾く?
⇨上手くなるまで歌う!

サッカーが上手くなりたい人は何をしますか?
⇨試合を何回も見る?声を出す?
⇨上手くなるまでサッカーの練習をする!

日本語でのプレゼンテーションが上達するために何をしますか。
⇨上手い人のを見る?綺麗なスライドを作る?
⇨上達したと思えるまで日本語でのプレゼンテーションを練習する!

泳ぐために何を練習しますか?
⇨潜る?水に入る?
⇨泳いでみる!

英語を話すためには、「英語を話してみよう!」

当たり前のことで、恐縮ですが、
英語を話すためには、英語を話してみることから始めましょう。

おすすめは、日頃話すことを英語で言うとどうなるか。
もしくは、頭で考えていることを英語で言うとどうなるか。

独り言がおすすめです。

「正確な英語がわかりません!!」

DeepLの翻訳は精度が高いし、音声も出ます。


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