仕損・減損の会計処理
減損率が安定している場合の処理
「減損の平均発生」の状況には2つ考えられる
①通常ケース
減損が工程のあちこちでランダムに発生する状況→だいたい50%
②特殊ケース
加工作業の進行に完全に比例する形で減損が発生する状況
ex)25% 50% 75%・・・進むにつれて原料が100㎏・97・5㎏に減少していく
※完成品から期末仕掛品の生産からどれだけ減損したか区分把握ができる
完成品原価・期末仕掛品原価を求める手順
大きく2つパターンがある
期首仕掛品があるかどうかによって計算が若干違ってくる
※ある場合:加工進捗度から完成までの%を使う←忘れやすい
①減損量の区分把握及び当期加工量の計算
②原料費の配分
③加工費の配分
④減損費の計算
⑤完成品原価、期末仕掛品原価の計算
※問題文には「工程全体を通じて10%の一定率が失われる」などの文言が入る
①減損量の区分把握及び当期加工量の計算について
・長方形の図を書き(実線で台形・残った部分を点線)
・外側に原料費 内側に加工費をそれぞれ求める
②原料費の配分
・当期投入金額を按分
③加工費の配分
・当期投入金額を按分
④減損費の計算
・完成品分と期末仕掛品分それぞれ足す
⑤完成品原価・期末仕掛品原価の計算
・完成品分と期末仕掛品分それぞれ足す
※②~⑤はまとめて計算できる。
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