やりたいことをやる人生に私はすると決めた~乳がんサバイバーから学んだ充実した人生の過ごし方~
皆さんこんにちは。Lady Universe Japan ファイナリストのErinaです。
久しぶりの投稿ですが、今回の記事はとある方の人生のお話をします。
私は今回のLady Universe Japanというミスコンテストで
初めて「ピンクリボン運動」という活動について学びました。
乳がんという私が未だかつて経験したことのないことであり、この健康な私であってもいずれはなる可能性が高い女性特有の病。
私は自分で経験したことない出来事をGoogleで調べた内容をただ発信するのは違うと感じました。
自分の得意分野で自分のような乳がんについて何も知らない立場の人に伝わるような方法はないかと考えた結果、
私は実際に乳がんになった事がある方からインタビューをしようと決めました。
私の得意分野は人の深層心理を聞きだすヒアリング力と質問力。
乳がんについて発信している方は予想以上にいらっしゃって、もちろん断られた事もありました。
ですが、ある方から快くインタビューを承諾してくださいました。
「ウィッグで七変化を楽しむ乳がんサバイバー」として活動する
えりこさん
彼女のインスタには過去の苦しみも公表し、それを受け入れ自分の人生を楽しもうとしている姿が映っていました。
今回はえりこさんとのインスタライブのコラボをもとに
彼女の印象的な言葉をいくつか厳選してこの記事にまとめたいと思います。
ちなみに私はいくつかえりこさんのインスタの文章をみながら夜な夜な泣きながらこの記事を書きました。(その理由は最後に)
①乳がんと診断された後の方が視界がクリアになった。
胸のしこりが良性なのか悪性なのかを判断するための最終的な検査方法として針生検というのがあります。
えりこさんはこの検査受けたと言っていました。
ファイザー社 「乳がんを学ぶ」より引用
この検査結果が分かるのが、約二週間程。この期間が彼女にとって一番精神的に辛かったとおっしゃっていました。
それはなぜか。良性なのか悪性なのかというよりもが結果が分からないことが不安だったということ。
「行先が決まらないことの方が不安だった。だから、診断結果が分かった時に靄がかかっていた自分の視界が一気にクリアになった。」
私も自分の人生の方向性を見失った期間が一番人生で辛かったのを思い出しました。
病気だろうと病気ではなかろうと自分の生きる道(目標)を見失うと精神的に辛いということが納得できました。
逆に良くない結果だとしてもそれが分かれば解決のために動けるから良かったとも話していました。
②自分は絶対ならないだろうと思っていた。
これは、誰しも思うことだと思います。
私もこの話を聞く前まではそう思っていました。
えりこさんの場合は、食事や運動にかなり気を遣っていたみたいです。
乳がんになりやすい傾向の一覧をみても彼女は一つも当てはまらないとなっていたのに、なぜ自分がなったのかとショックを受けたこともあったと。
また、えりこさんの場合は、しこりを二度に渡って認識していた中で
一度目にしこりについてインターネットで調べた結果、しこりが良性であると判断し、そのままにしていたそうです。
それが乳がんの原因になったのかは不明ですが
そういった情報を鵜呑みにするより、自らの異変に気付き、行動(検査)に行く方が良いと言っていました。
「自分はならないだろう」と自分を他人事と考えないこと。
彼女の経験談から、自分も他人事ではないと感じました。
③40歳から自分のやりたい事をやる人生にすると決めた。
今回二回もインスタライブをしていただきましたが、その中でどちらのライブでも言っていたこと。
それは、「40歳からやりたいことをやろう」ということ。
これが40歳というタイミングだったということだけではなく
本人の人生を見つめなおすタイミングが乳がんという経験が教えてくれたかのようにえりこさんは爽やかな雰囲気でおっしゃっていました。
100%ポジティブに捉えられるわけではなく、人生にはネガティブな出来事もある事を前提で
そんな自分を認めているのがえりこなってもき方なんだと感じました。
冒頭に私が泣きながら記事を書いたのは、
過去の彼女の投稿で
‘‘自分に素直になって手術前に看護師さんに「怖いよー」と弱い自分を吐き出していた‘‘
弱さを我慢する事って必然的に大人になってから自分で勝手に作り上げていたのではないかと、そう感じていたのでしょうか。
人間である以上怖いものはいくつになっても怖い。
大人でいようとする事で自分自身を窮屈にさせているのではないかと。
今の彼女のどんと来い!という姿勢は、そのために沢山の不安や苦しみを経験したから言えることなんだろうと
過去の投稿からどんどん明るくなっている姿を見て私は感情がこみ上げてきました。
④最初は自分のためにやっていたウィッグの発信がいつしか他の誰かのためになっていた
今現在、えりこさんは
「毎月26日ヅラの日宣言」やご自身が使っているウィッグについての発信、そしてご自身のウィッグのセレクトショップ「Ellie Wig」の運営をしています。
「なぜウィッグについて発信しようと思ったんですか?」と聞きました。
それは、「最初は誰かのためにではなく自分のためやっていた。」とおっしゃっていたことがとても印象的でした。
やはり人にGiveする前に自分自身を満たしてあげることが大事なんだと再認識できました。
自分の事を嫌いと言っている人は、いくら人に自分を好きになれと伝えても人に響かない。
自分のためにやっていたことがいつしか誰かの役に立っていたのは、人生で一番幸せな流れだと思います。
⑤ピンクリボン運動を実際に支援を受け取れるのは、自ら動いた人である。
私はピンクリボン運動の募金活動をファイナリストで行いましたが
実際に支援を受けている人は周りにはいるのだろうかと疑問に思い、えりこさんにお伺いしました。
「私は受けたことがないですが、乳がんになったことがない人が自分事のように募金活動をしてくれた事に、感動しましたし、元気をもらえました。」
ということ言っていただき、またその反面に
「実際に乳がんになると孤独を感じることから、自分の殻にこもってその支援を受ける勇気がでない人もいる。本当に支援を受けたいならば、患者自身が待つだけでなく、自ら動き出し、声を上げることも必要です。」
と、本音を言ってくださいました。
私達が募ったお金が実際に支援に繋がる事が一番の幸せですが
受け取る側も自分から一歩踏み出さないといけないというリアルな声を聞くことができました。
えりこさん自身は、自分の声を上げた立場だからこそ言えることだなと。
そして彼女をフォローしている同じ乳がんを経験した乳がんサバイバーの方々は、経過観察であったり、写真で分かりやすく載せている方が多い印象でした。
ですが、それを必ずし載せるというわけでなく、その人の意志で行動する事が大事だと思います。
載せたくなければ載せなくて良いし、自分の事に精一杯であれば
発信しなくても良いのです。
えりこさんは、自分自身落ち着いてきたからこそ発信出来ていて自分も先輩の乳がんサバイバーの方を見て元気をもらったと言っていたので
治療が終わった先の彼女達の生きる希望になっているんだと思います。
インスタライブの会話の中で私ができることを見つけたこと
えりこさんとの会話の中で、自分でもできそうな事を奇跡的に見つける事だできました。
それは、髪をドネーション(寄付)すること。
私は髪の毛を一度も染めたり、パーマをかけたことがない生粋のヴァージンヘアです。
25年間地毛で生きてきたのは私にとって普通のことでしたが、ウィッグ業界ではそのヴァージンヘアがとても貴重なんだそう。
なので、私はこのミスコンテストを終えたら、自分の髪をドネーションする事に決めました。
世界大会に進む可能性もあるので時期は未定ですが
自分の髪が捨てられるのではなく、寄付した事で多くの女性がウィッグライフを楽しんでもらえたら嬉しい。
初めて自分が誰かの役に立つ事が出来るので、幸福度がとても増しました。
えりこさん、絶妙なタイミングで言ってくださってありがとうございました(笑)
最後に
私は、えりこさんという一人の女性を通して乳がんのことはもちろん、人生の先輩として生きるためのアドバイスをGiveしていただけたと感じました。
もう私は乳がん初心者は卒業したと思えました。こと
この記事がどんな方が読んで下さるかは分かりませんし、どのような視点で読まれるのかは分かりません。
ですが、きっとこの世界の誰か一人この記事で元気や勇気を与えらえているだろうと信じています。
一番感じたことは、乳がんであれ、違う病気であれ、鬱であれ、
自分の人生を見つめなおすきっかけとして神様が与えた試練なのかもしれない。神様が与えた試練は乗り越えられるからこそ与えられている。そして、物事が起きることには全て意味があるという事。
私も過去に鬱になりかけてずっと家に引きこもって毎日泣いていた時期がありましたが、両親が住む家、寝るためのベッド、食事、衣食住が確保されているからこそ乗り越えられたんだと。
きっとえりこさんも沢山の支えや守るべきものがあったからこそ今の彼女があるんだと思いました。
きっと、このピンクリボン運動を通して、彼女に出会って、今の自分にプラスすると良い事を教えてくださったきっかけになったんだと感じました。
誰かのために決めたことがいつしか自分のためになっていました。
この度は貴重な経験談を話していただけて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
大会まであと4日。応援よろしくお願い致します!