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【虎に翼 感想】第11話 新司法試験とM-1の共通点
女子学生、激減
先週の予想に反して、女子学生、めっちゃ減ってたぁ~(笑)
2年生になった寅子たちは、3クラスが1クラスになり(表情だけで存在感バツグンのあの方は残っててホッ)、
1期生の先輩は2人になっていた(よく泣くあの方はちょっと苦手…)
新入生は既に10人辞めているらしい。
そこで、後輩のために法廷劇をすることになった。
よねも普通に参加してるし、普通に話してるし、なんだかんだで仲がいいもよう。
(脚本を書き上げる能力があるのに、結局「客寄せパンダ」扱いされる涼子の苦悩をもっと教えて!)
花江、ストレスをためこむ
劇の衣装作りのために寅子の家に集まった涼子、梅子、崔さんの3人。
お茶を持ってきた花江は女中と間違えられてしまう。
「女中みたいなものですから」と、感情を抑えきれない花江。
後を追って寅子が1階に降りると、目に一杯涙をためながら「気にしてないから」と言う。
前段の、「お父さんのお酒切らしてたわ。花江さん、三河屋さんに…」という、何気ない会話に見えるのに電話口で表情が曇るシーンからも、既に相当ストレスを溜め込んでいる様子がうかがえる。
(はるさんの「三河屋さんに…」にかぶせるように「お電話しますね」と答えてるのも、「言われなくても分かってるよ」感が出てる)
寅子:「お母さんにそんなにこき使われてるの?」
(いや、花江が嫁にきてだいぶ経ってるよね?)
勉強に劇に傍聴に水泳に、そして帰宅すれば家事の手伝い。休めるのは月経のときだけ。
分かるけど、花江からしたら今さら感満載だったでしょう。
人間みな、自分が関心のないことには思いが至らないもの…
そんな中、寅子の想像の中の劇中劇、犯人の甲子役がはるさん、乙蔵の母役が花江なのが、花江の意趣返しのようでなんか絶妙だった。
新司法試験とM-1の共通点
ナレーションの言葉を借りると、優三さんは、また試験に落ちました。
朝食中、受かるまで何回でも受ければよいと慰められます。
将来的に合格するのかはまだ不明だけど、今のところ優三さん、地獄の無限ループハマり中。
筆者がC法律事務所に勤めていた頃、弁護士が新司法試験をM-1に例えることがありました。
M-1の参加資格は結成15年以内。15年を過ぎると強制退場。
新司法試験も、受験資格は5年間で3回まで(現在は5回)。その間、不合格だと強制退場となる。
そうしないと、やめ時が見つからなくなるからだ。
合格しても、どう仕事をしていくかが大事ですからね。
そこをよく分かっていない先生方が、ニュースを賑わすのでしょう。
そうはいっても芸人さんは、M-1に限らずいろんなお仕事がありますが。
話は少しずれるけど、俳優の大泉洋さんは、「おにぎりあたためますか」の中でこんな話をしていました。
7つ上の兄(現:函館市長の方)が優秀で、東京の大学に行ったから、自分も行けると思って受験した。
2浪したけど箸にも棒にも掛からず、北海道に戻り、地元の大学(北海学園大学)に進学した。
そこで入った演劇サークルで、TEAM NACS(森崎博之さん、安田顕さん、戸次重幸さん、音尾琢真さん)に出会った。
人生、どう転ぶか分かりません。
結局のところ、「自分がどう生きるか」を問われるものなんだろうなと。
ご飯をおかわりする優三さんを、じっと見る。
「虎に翼」4/15より
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