【虎に翼 感想】第57話 それぞれの理想と現実
親を亡くした子どもたちの現実
轟法律事務所(旧カフェー燈台)に集まった明律大学同期の5人。
寅子とよねの言い合いに、男性陣は内心、懐かしさを感じていたのではないだろうか。
よねと轟は、事務所に子どもたちを集めて、僅かばかりの食事を与えていた。よねも貧しい農家の生まれだ。貧困は、家族の分断を生んでいた。よねの親と姉は今生きているのか不明だが、目の前にいる子どもたちは、戦争で親を亡くしている。
寅子の言うように、全員は救えないし、一人ひとりの行いは微力だが、少なくともこの子