【北欧視察】フィンランドの現代建築
今回は、フィンランド滞在中にめぐった現代建築を紹介します。
①Oodi
ウォーカブルシティの記事でもご紹介したヘルシンキ中央図書館「Oodi」。
2018年にオープンし、2019年の公共図書館アワードを受賞しました。建築デザインは建築事務所ALA Architectsが担当。
1階はインフォメーションカウンター、カフェ、映画館など
2階は多様なクリエイションスペース
3階は蔵書スペース、学習スペースなど
②テンペリアウキオ教会
氷河期から残る天然石をくりぬいて作られた教会。第二次世界大戦後に行われたデザインコンペでスオマライネン兄弟の設計が選ばれ、1968年に完成。
③ヘルシンキ現代美術館(キアズマ)
アメリカ人建築家スティーブン・ホール氏の代表作。1992年のコンペで選ばれ、1998年に完成。「キアズマ」の名は交差地点(特に視神経の交差部分)を意味するchiasmに由来する。
④フィンランド国立ガラス博物館
フィンランドのガラスデザインとガラスの歴史に焦点を当てた国立美術館。リノベーション設計はタピオ・ヴィルカラ。
⑤Amos Rex
フィンランドの慈善家・アートコレクター・実業家として知られるアモス・アンダーソン氏(1878-1961)の遺贈により設計された、アモス・アンダーソン美術館の活動を引き継ぎ、2018年に建てられた。ヘルシンキを拠点に活動するJKMMアーキテクツが設計。
⑥アカデミア書店
20世紀を代表するモダニズム建築家アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)が、1969年に設計しました。フィンランド国内最大の書店で、2階の一角には、この書店を設計したフィンランドの巨匠アルヴァ・アアルト(Alvar Aalto)の名前のついたカフェがあります。
⑦アアルト大学
イノベーションエコシステムを学ぶため訪れたアアルト大学にも、アルヴァ・アアルトの設計した建築がありました。ヘルシンキ工科大学は彼の出身大学で、1949年のコンペでそのキャンパスとオタニエミの全体計画を獲得しました。その後2010年に、ヘルシンキ工科大学・ヘルシンキ経済大学・ヘルシンキ芸術デザイン大学が統合され、アアルト大学の名称となりました。
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