おっちゅう

ひとりが大好き。ずっとおうちで暮らしたいパラレルワーカー。 どうにかして死ぬまでおうちにいられないか研究家。 作業療法士×グラフィックデザイナー×地図ヲタク

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人生のさいごまでおうちで暮らしたい

はじめまして。「おうちで暮らそう」のおっちゅうです。 人生の最期の瞬間まで、じぶんのおうちで、じぶんのちからで、じぶんの人生の舵を、じぶんの手で握ったまま、自由に自立して暮らしたい。 そんなわたし自身の私利私欲を満たすため、「死ぬまでおうちで暮らす」に特化した、ありとあらゆる分野を学んでいます。 突然ですが、わたしはひとりで思考する時間が大好きです。人づきあいは苦手だし、ひとりの時間がないと生きていけません。自由でいたい、失敗しても、成功しても、自分のことは自分で決めた

    • 【リハビリDX】上司と直接対決!

      前回、DXに共に取り組む仲間を得て、現場の声をひろい、提案書に落とし込むところまでを行いました。 この提案書の中で、われわれは2つのDXツールの導入と引き換えに、年間300万円の人件費削減効果、年間1300万円の利益向上効果を提示しました。 この2つのDXツールには月掛利用料が発生するわけですが、それでも年間数十万円程度で、十分すぎるほどの収益向上が見込めるはずです。 また、現場の仕事もかなり効率化します。アナログで複雑な手順の業務をシンプルにすることで、ヒューマンエラー

      • 【リハビリDX】まずは仲間づくり

        前回、リハビリDXに取り掛かることを決め、どんなソフトウェアサービスを利用したいのかも目星を付けました。 ここからサービスを導入してもらうべく、上層部に提案するわけですが、こういったことは一人で動いても上手くいったためしがありません。 そこでまずは「現場にはDXを望む声が多くあり、みな協力的でDXに対する意欲がある」という雰囲気を醸し出さなければと考えました。 私のような医療技術職は基本的に職人集団ですから「組織における根回しの重要性」についてイマイチ分かっていません。

        • リハビリDX始動!

          北欧への留学を終え、デジタル先進国の医療DX、リハビリ現場のDXをひと通り見ることができた経験は、私の中でその必要性を再認識できる貴重な機会となりました。 どちらかといえば、デジタル先進国のDXの技術が凄いわけではなく「人がやるべきこととDXで自動化するべきことをしっかりと選別できている」事が凄いわけで、日本の技術が劣っている訳ではありません。 これは価値観の問題で、「人の手で懇切丁寧に時間をかけて行ってあげることが、質の高さであり優しさだ」と考えがちな日本人の本質的な考

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        人生のさいごまでおうちで暮らしたい

          【北欧視察】北欧視察報告会を終えて

          日本に帰ってきてから、報告会をリアルとオンラインで開催させていただきました。特にオンラインの方はディスカッショングループ「TAKIBI」さんとのコラボで、報告だけでなく、参加者全員で考える場をつくることができ、大変有意義なものでした。 今回は、この全4回の報告会を終えての私の感想を綴っていこうと思います。 渡欧中、私の学びの様子はFacebookで発信していて、多くの方がコメントで自身の考えを共有してくださいました。 Facebookのコミュニティは年齢層が高い傾向があ

          【北欧視察】北欧視察報告会を終えて

          日本のリハビリDXの残念な課題

          前回訪れた「日本リハビリテーション医療デジタルトランスフォーメーション学会」。この中には「業務効率化」というセクションがあり、リハビリテーションの提供に関わる業務のDXに取り組むいくつかの病院・施設の発表がありました。 発表の内容を聞くと、その内容は大きく分けて2つに分類されます。一つはカルテ記載を音声入力を用いて効率化しようというもの。もう一つは、セラピストのマネジメントに活用しようというものです。 カルテ記載の音声入力は、セラピストがPCの前に座らなくても、隙間時間に

          日本のリハビリDXの残念な課題

          日本のリハビリDXの現状

          北欧へ向かう前、日本でも「日本リハビリテーション医療デジタルトランスフォーメーション学会」なるものが立ち上がっている事を知りました。令和5年に正式に立ち上がり、第一回の学会も開催されています。 今回、帰国の半月後に第2回目の学会が開催されるというので、さっそく会員になり参加してみることにしました。 過去の研修会の内容などを見る限り、大学の研究室での研究レベルはフィンランドのそれに引けを取りませんし、諸先生方の情熱も十分に感じられます。ですからやはり、日本は研究から社会実装

          日本のリハビリDXの現状

          【北欧視察】アイスランドの大自然

          レイキャビクの超コンパクトシティを楽しんだ後は、現地のバスツアーを利用してアイスランドの大自然を堪能しました。 留学の締めくくり、人生で一度は立ちたかった大地の生まれる場所「ギャオ」をはじめ、雄大な景色をご紹介します。 1)大陸の生まれる場所・海嶺「ギャオ」 大西洋中央海嶺(海洋プレートが両側に引っ張られるために生じた地表の割れ目)の上に乗っているアイスランドは、海嶺を地上で見ることができます。これを見ることが、今回アイスランドを訪れた最も大きな目的でした。 世界遺産

          【北欧視察】アイスランドの大自然

          【北欧視察】超コンパクト国家アイスランド

          日本へ帰る前に、1週間ほどアイスランドへ寄りました。アイスランドへは基本的に遊びに寄ったようなものなのですが、人口38万人とかなり人口が少なく、自然環境の厳しい国で、どのように社会を回しているのか、その点についてこの目で見て考察してみたいとも考えていました。 人口38万人といえば、日本では愛知県の豊橋市と同程度、要は日本の地方都市レベルの人口規模です。 その名から極寒の地のようにイメージされますが、豊富な地熱と、西部と南部を流れる暖流の影響で、冬でも平均気温は1~2℃、夏

          【北欧視察】超コンパクト国家アイスランド

          【北欧視察】フィンランドの現代建築

          今回は、フィンランド滞在中にめぐった現代建築を紹介します。 ①Oodi ウォーカブルシティの記事でもご紹介したヘルシンキ中央図書館「Oodi」。 2018年にオープンし、2019年の公共図書館アワードを受賞しました。建築デザインは建築事務所ALA Architectsが担当。 1階はインフォメーションカウンター、カフェ、映画館など 2階は多様なクリエイションスペース 3階は蔵書スペース、学習スペースなど ②テンペリアウキオ教会 氷河期から残る天然石をくりぬいて作られた

          【北欧視察】フィンランドの現代建築

          【北欧視察】スマートシティとスマート高齢者住宅

          今回の視察では、2か所のスマートシティを見て回りました。一つ目はヘルシンキ市内にある湾岸地域を開発したカラサタマ地区、もう一つはエスポー市にあるケラ地区です。 カラサタマ地区は2013年から計画がスタートし「スマートなサービスによって市民の時間を毎日1時間を節約・住民の生活の効率化・質の向上を重視」などのビジョンをもって計画・開発工事が進められています。 カラサタマの駅に到着すると、駅直結の商業施設「Redi」があり、映画館やアミューズメントセンターなどの娯楽がそろってい

          【北欧視察】スマートシティとスマート高齢者住宅

          【告知】北欧視察をテーマにディスカッションイベント開催します!

          現在、先月渡欧した北欧視察について投稿をしていますが、この度、オンラインのディスカッションイベントを開催することになりました。 リハビリテック、医療DXを学ぶためフィンランドやエストニア、アイスランドを訪れましたが、個々の技術的な内容とは別に、制度や国民性の部分も大きく影響していることを改めて痛感しました。 今回のディスカッションイベントでは、北欧視察の報告とともに、参加者の皆さんと「自分にとっての幸せ」や、そのために未来の日本でどうアクションするかを考えてみたいと思いま

          【告知】北欧視察をテーマにディスカッションイベント開催します!

          【北欧留学】フィンランドの医療制度を日本と比べてみた

          日本は、患者が自分の好きな日に、(ある程度)好きな医療機関に、比較的安価で受診することができ、医療の質も高い。とても医療サービスの良い国です。(フリーアクセス) これで何の問題もないのなら、このまま続けていけるのが一番良いのだけど、この医療制度を維持するのにはとても人手とお金がかかります。 現在、高齢者人口は増加し続けており、そのピークは2042年頃。ますます医療需要が増大する中で、このままお金のかかる医療制度を維持していくと、日本の医療費は破綻してしまう。というのが、多

          【北欧留学】フィンランドの医療制度を日本と比べてみた

          【北欧視察】フィンランドのガラス

          この日はヘルシンキ中央駅から鉄道に乗って1時間ほどの、リーヒマキという地方都市にやって来ました。 ヘルシンキ中央駅からこちらの電車で向かいます。チケットは事前に、日本でHSLサイトから取りました。客の少ない朝や夜の時間帯のチケットは安く、日中の客の多い時間帯のチケットは高く価格設定されています。ダイナミックプライシングというやつですね。とても合理的。朝の安めのチケットを取りました。 今回オプション料金を支払って、カフェ車両の2階の、カウンター席を確保しました。コンセントが

          【北欧視察】フィンランドのガラス

          【北欧留学】医療DXが進む北欧と進まない日本の違いは何だろう?

          医療通訳Y氏とのディスカッション1 DXで日本の15年先を行くフィンランド。どうしてそんなに差がつくのでしょう。そんな疑問を医療通訳のY氏にぶつけてみました。あくまでいちフィンランド人の話だけど、私にとってはとても良いヒントになったので投稿します。 お)フィンランドではテクノロジーが積極的に社会に取り入れられていて、電子国家としても上位だよね。どうして日本と比べてそんなに社会実装が進んでいるんだろう? Y)うーん、そうかも知れないけど、問題はたくさんあるよ。例えば、昨年

          【北欧留学】医療DXが進む北欧と進まない日本の違いは何だろう?

          【北欧視察】リハビリテック先端研究を社会実装する

          この日はVirtual Lab for Social and Health Careというタンペレ応用科学大学と連携した企業を視察。 その名の通り、大学で研究開発したテクノロジーを医療製品や社会実装に結びつけている大学発の企業です。 ここに所属する技術責任者、エンジニア、理学療法士がそれぞれ解説したり質問に答えてくれて、とても有意義な時間を過ごしました。 リハビリテーションに先端技術を取り入れるためには、現場経験の豊富なリハビリ専門職と、彼らの治療技術をプログラムに落とし

          【北欧視察】リハビリテック先端研究を社会実装する