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Dubai Expoに行ってきた その3

さて、食事もしたので、予約の取れない日本のパビリオンに行ってみる。
日本館は15分くらい歩いたAl Fonsan Parkの方にある。
途中でブータンパビリオンがひっそりとあったので立ち寄ってみる。

Bhutan

photo by PIXNIO

世界で最も幸せな国として有名なブータン。その幸せは、西欧国家の消費主義で少し落ちたと言われているけど、未だ健在。
扉を入ると、まるで、高校の文化祭にきたような感じだ。受付カウンターに女性が一人座っていて、あとはパネルを自由にご覧ください、というスタイル。国によってここまで違うのか、と驚かされる。

しかしながら、展示パネルは綺麗で、とてもみやすくできていた。

photo by Ocapie
絶滅危惧種が多く生息するブータン 実際は70%が森に覆われている photo by Ocapie
みたことのない料理ばかり。。。カフェオープンして欲しかった。。 photo by Ocapie

個人的に驚いたのは、みんなでピンクや白の衣装を纏って、一糸乱れぬダンスを踊っていた映像だ。仏教のお祭りだそうで、『ん?北朝鮮?』と思ったが、よく考えると地味なのはむしろ日本の方で、タイやマレーシアなど、派手な仏教国はいくらでもある。

ブータンはCO2の排出よりも吸収が多い国、すなわち、カーボンネガティブの国としては世界一で、自然も動物も豊かだ。国土の6割を森林で保つように法律で決められている。
その自然はアピールしていないだけで実はすごいのではないか、と思ったほどだ。手付かずの自然は、そのまま楽しむことは難しいが、ブータンがうまく観光の手法を身につけたら、怖いものなしなのかも、、、

ちょっとだけJapan

さて、このExpoはどんなチケットにも入場予約サービスが付いていて、10箇所まで入場予約ができる。しかし混んでいたり人気のパビリオンは予約が取れない。。。

日本は朝イチから予約がいっぱいで全く取れなかった。
てことで現場に突撃!

まず見えてきたのが、スシロー。えーなぜ??って思ったけど、クローズしていたので、様子がよくわからない。入り口まで行くと、明らかにアジア系の外国人のスタッフが待ち時間が120分であることと、一回の上演が60分であることを教えてくれた。

時間がもったいないので日本はスキップすることにして、今回のコンセプトだが、折り紙をイメージした建物の外観だという。気になるかたは、こちらをどうぞ↓
日本パビリオン公式ページ

U.S.A.

photo by  Falt i det fri


さて、次の予約まで時間があるので入り口の国章が印象的なアメリカへ!
最初は国防省が何かの印かと思ったのだが、これはエ・プルリブス・ウヌムと言って、合衆国独立当時に制定されたもの。多数から一つへ、を意味するラテン語の成句だそう。

カマラ・ハリスさんの挨拶から アメリカのスピリッツをお見せしたいとのこと photo by Ocapie

中に入ると、ベルトコンベアがあり、お兄さんが歩きながら位置を保っている。参加者はそれに乗りながら見学のあゆみを進めていく。
アメリカの有名人が発した名言が次々と出てくる。アメリカの開発精神を表すものが多い。

photo by Ocapie
photo by Ocapie

最後にはアポロ11号の月着陸シーン。ロシアとの競争をかけたこの戦いは、最終的にこの件でアメリカの勝利に終わる。
スターウォーズを見慣れているためか、全く古さを感じなかった。

DP World

続いて近未来に飛んでしまえ!🚀
とそのまま屋外に出たスペースマウンテンのようなエスカレーターへ。

DP WorldはUAEの巨大運送会社でドバイにメガターミナルを持っている。
ドバイはアフリカ、ヨーロッパ、アジアを結ぶハブなのでその需要さは推して知るべしだろう。

まずは自社の輸送システムについて。ロジスティクスの中にテクノロジーが多用されており(おそらくAI, ブロックチェーン)医療物資がUNから急に要求された時にどのように作業が進むのかが展示されていた。説明するまでもなく、その作業はほぼ自動で、人間はそれを監視する。非常に進化したシステムだ。

もしあなたなら何を第一に運びたいか、食料か、医療品か、などの問いかけとともに、ロジスティクスの重要性を再認識させられた。

photo by Ocapie
photo by Ocapie

次は人間のロジスティクス、Hyperloop
ドバイーアブダビを結ぶHyperloopはイーロンマスクが作った会社で、カリフォルニアとUAEに展開しているが、どれくらい進行してるかは秘密になってるようで、トンネルのルートも公開されていない。ここでは本物のハイパーループのポッドの内部が公開されていた。結構ラグジュアリーである。
人間の移動は永遠の課題で、飛行機やジェット機はCO2排出の最も多い乗り物であるし、CO2の排出のない世界一早い乗り物は、UAEの富裕層を惹きつけてやまないのだろう。

そのあとはお楽しみコーナー。
参加者の体の動きにそって、スクリーン画像の粒子の動きが代わりそれがスイッチとなって動画が始まる装置、屋内の大きな噴水、スクリーンをタッチしながら粒子を繋げて遊ぶゲームなど。スタッフ男性がカンデューラを着ているのでちょっとドキドキした。


photo by Ocapie

UAEのテクノロジーにかける熱意が伝わったパビリオンだった!
日本もこれくらい頑張ってほしい!

Italy

photo by Pixabay

イタリアは高い人間開発指数を誇る、ヨーロッパ第3位の経済規模の国である。緑は「国土」、白は「雪・正義・平和」、赤は「愛国者の血・熱血」を表すそう。雪なんですね。。
さて入ってみると
イタリアは滝を思わせる壁の装飾が施された回廊から始まり、ファッションから。。。と思いきや、"Energy"の文字が。。?。。。

ん。。。? photo by Ocapie

まずはブルガリのファッションショーから始まる。そしてー
大聖堂を思わせる部屋、ギリシャ彫刻の部屋へ。ほぼインスタスポットだが、今まで真面目な展示ばかりだったのでこれはこれで楽しい。

ブルガリのファッション photo by Ocapie
まるでフィレンツェにいるよう photo by Ocapie
壁に写っているのは絵ではなく映像 photo by Ocapie

浮かれていろいろ写真を撮っていると、その間にイタリアが長年力を尽くしてきた、北極海調査(日本語/英語)についての展示がされていた。水利用やエネルギーについて研究しているようである。


photo by Ocapie
北極海の研究団 photo by Ocapie

展示内容は科学技術以外は見知ったものばかりだが、
展示のセンスが素敵で、映像・光・音の使い方が秀逸だった。
(もっと見たい人は後ほど動画を載せるのでそちらをご覧あれ)

あとは続く!






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